キャラクターから書く
小説を書こう、と思うきっかけは二つに分けられると考えています。
・物語を書きたい
・キャラクターを書きたい
の二つです、強引ですが。キャラクターは特に決まっていないが、話の流れだけが決まっている場合と、話の流れは決まっていないが、こういうキャラクターが出てくると決まっている場合です。キャラクターが織りなすドラマを見たいのか、ドラマを演じる為にキャラクターが欲しいのか、と区別ができるでしょう。
どっちに思い入れがあるかは人によると思います。そもそもこの分け方にはまらない人もいると思います。いたら後学の為に是非コメントを下さい。
さておき、今回はキャラクターから書くことに焦点を当てます。
キャラクターから書きたい、つまり登場人物達は決まっているが、物語パートが定まっていない状態です。この状態では、物語を作っていく必要があります。と、言いつつも、登場人物が決まっているならば発生する出来事も自ずと決まっていそうなモノですが。キャラクターが織りなすドラマが見たい訳ですから。
日常系の話であれば、キャラクター達を絡ませてあげれば書けそうです、簡単ですね。……ネタが思いつかなければネタ探しです。脳内イメージを書き出すか他の作品を読みましょう。
魅力的なキャラクターを書こうと思ったら、やっぱり成長するキャラクターが書きたくないですか? どうも私は書き方を調べすぎたらしく、登場人物に成長が必要だ、と考えるようになってしまっているので、今回はこの方向で行きます(成長が必要かどうかについては脱線編で少し語ります)。
今いるキャラクターを成長させよう、さてどこを成長させようか。そう考えるのもいいですが、逆のパターンで考えてあげるのも良いです。成長させる場所を考えるのではなく、欠点を見つけてあげる訳です。非力なキャラが強くなるためにトレーニングをする、他人のことを考えられなかったキャラが気遣いをできるようになる。
欠点が被らないようなキャラ構成をすることで、欠点の改善の為のイベントを複数用意することができます。こうしてあげれば、物語部分を簡単に膨らませられるのではないでしょうか?
キャラクターから書く場合ならば、相関図も考えたいです。物語開始直後の相関関係と、物語終盤の相関関係は変化しているはずです。この関係性の変化に必要なイベントを考えてあげるのも、物語部分を膨らませるのに寄与するはずです。
この辺りを書き出してあげると、物語を膨らませるヒントが出てくるはずです。キャラクターが並ぶことで、考えていただけでは見えなかった共通点を見つけられるかもしれません。是非書き出してあげましょう。
結論
・キャラクターの特徴を考えて、変化に必要なイベントを考える