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双黒のアルケミスト ~転生錬金術師の異世界クラフトライフ~  作者: エージ/多部 栄次
第一部三章 錬金術師のクラフトライフ ルマーノの町の日常編
45/214

3-6-4.小さな勇気と小さな良心

少々グロテスクな描写が含まれます。ご注意ください。

 "ソレ"のいた場所は、案外遠くではなかった。

 鼻をつくような肉臭。吸いたくもない、肌にまとわりつくねっとりとした湿気。発光することで餌をおびき寄せる草や動物、そして光鉱石に照らされたことで、その異形を視認することができる。


 ぱきぱき、ともろい骨がやさしく折れるような音は、ソレの侵食する音に他ならない。冷たい地面にう、濃厚な粘液の絡まった肉塊もただちに乾燥して、貝殻のように固くなる。ガス噴き出す被嚢ひのう呼吸孔こきゅうこうも、まるでホヤの集合体の様。硬質化する殻の隙間すきまから、舌のように器用に動き、内臓のようにグロテスクな触手が次々と顔を出す。


 海の底に転がっている珊瑚サンゴ岩をした、巨大なイモガイにも見えなくもない。だが、少なくともからかぶった軟体類なんたいるいではないことは確かだ。円錐えんすい型の身体は、その先端を天井へと起き上がらせたまま、ゆっくりとこちらへ這い寄ってきていた。


「ひっ……!」

 こどもが怖気づいてしまうのは無理もない。目の前の怪物は、メルストはおろか、屈強な戦士でさえも一歩身を退いてしまうほどの恐ろしい姿をしていた。


 円錐の先端付近――捕食部らしき口腔こうくうに、ひとりのうす赤毛の少女が呑み込まれかけていたのだ。ホルムの言う事が正しければ、あの少女がシャロルなのだろう。

 無数の糸が膜となって肢体したいからみ合い、苦痛にもだえながら、すでに半身は吸収されている。


「たす……け、て……」

「シャロルちゃん……?」


 青白く、やせせこけた肌。だいぶ体力と体熱を奪われている。

「なんだこいつ……」

 見るからにそこらのレベルとは格が違う。だが、メルストの敵ではない。

 ただ、ひとつだけ問題があった。人質だ。


「ホルム君、下がってて」

「……た、たたかうの?」


 危険だと言わんばかりに、ホルムは震えた声でメルストを引き止めさせた。振り返ったメルストはそんな恐怖を吹き飛ばすような笑みを、ホルムに向けた。


「大丈夫。あの娘は必ず助ける。ホルム君の無事も守るから」

 さて、とメルストはホルムを護るように、魔物の前へと正面から進んでいく。

(いつもの一撃じゃ巻き込んでしまう。ひとまずあの娘を救い出さないと)


 すこし細めの両手剣を腰のさやから抜く。まだ柄を握る手は馴染めてないが、日課で行っている、ルミアやフェミルの手合わせのおかげでそれなりに扱えるはずだ。第二の剣とも教えられた足さばきも、身体に叩き込まれている。


 おそらく熱で反応する生物。あえて能力を発動し、ホルムの体熱よりも高い熱を全身より吐き出した――瞬間、甲殻体のあなから多毛が踊り出、かさを広げるようにメルストを飲み込もうとした。


 地を蹴り、斜め前へと避ける。より熱が大きいほど、獲物の体格は大きい傾向が強い。それを利用したメルストは、自分は大きな生物だと、そう魔物に認知させる。注目し、積極的にメルストを襲うようになれば、彼の思うツボだった。


 次々と全身の肉塊から繰り出される、大小さまざまな触手を避けていく。数はおおけれど、狙い定めて後を追うような動きは、メルストでもかろうじて読める。その上、人間の動体視力で捉えられる程度の速度だ。油断していない限り、捕まることはない。


 同時に来たときは、その手に宿る分解の能力で細胞ごと微塵みじんに破壊した。手を失ったそれらは、殻質の肉塊の中に戻っていく。


(ッ、来た!)

 触手から切り替わり、肉の詰まった触腕しょくわんが迫ってくる。ザッ、と砂を蹴り、身を滑らせる音。地面へと突いた触腕を間一髪でかわしたことには意味がある。


 その触腕を剣で突き刺し、そのまま飛び乗った。読み通りだ。肉塊の中へ吸い込まれるように触腕が戻される瞬間、メルストはシャロルが捕まっている捕食部の方へと飛び移り、彼女と魔物とのつなぎ目を深く突き刺した。


「――ッ、ああぁあああぁっ!」

「えっ?」

 耳をつんざくくほどの少女の悲鳴に、りきむ手をゆるめる。彼女の身体を刺していないことは確かだ。


 それなら、どうして……? 思考するメルストに、容赦ようしゃなく向かってくる触手。ハッとした彼は、空いた片手でそれを散り散りに分解した時、涙をこぼすシャロルの悲鳴がより大きくなった。


(っ!? まさか――)

 弾かれるように、一旦離れた。少女との捕食部を見れば、彼女の肌と魔物の粘膜がより一体へと結合している。

 メルストの推測は正しく、危機を察した魔物は自分の神経とシャロルの痛覚を繋げていた。文字通り、一心同体という人質を取られてしまったのだ。 


「ちくしょう……厄介だ」

(こっちが攻撃すれば、あの娘にもダメージを受ける……!? じゃあ、どうすれば)

 数コンマにも満たないまたたきと、整えるために吸った息。その瞬間を魔物は逃さなかった。

 柔軟な触手がメルストの横腹をえぐり取るように叩き付け、壁に強く押し付けられた。肺が潰れかねない勢いだ。


「――ぉぐふっ!」

 つい剣を手放してしまう。カラン、と軽快な金属音が打ち鳴った。

(結合を解く――ダメだ! これ以上シャロルちゃんに負担をかけてしまったら……!)

 いずれも魔物に影響を与える能力は使わず、膨大なエネルギーを消費する"空間転移能力"にて、メルストは瞬時に別の場所へと移動ワープした――が、その火傷しそうな熱をまとっていたことが仇となってしまう。


(しまっ――)

 副作用ですぐに力が入らない。全身が鉛にでもなったかのような重みは、迫りくる触腕をかわすことさえ困難だった。

 胴体を触手に喰いつかれ、天井へ強く叩き付けられる。そのまま地面、壁へとメルストをスコップの如く岩をえぐる。頑丈極まる彼の身体は、並大抵のことではダメージを受けることは少ない。

 だが、自身の発動したワープの反動で眩暈めまい嘔吐おうと感を催し、平衡へいこう感覚を失っている。


「ぇ……ぁ……?」

 人知を凌駕りょうがした一戦に、ホルムは腰を抜かしたままだ。安心だと思っていた錬金術師の存在も、洞窟いっぱいに埋まっている魔物に圧倒されてしまった。

 震えた体は冷え切っており、まだ魔物には気づかれていない。だが、それも時間の問題だろう。


「ホルム君! 逃げろォ!」

 ピントの定まらない目に、麻痺した三半規管では自分がどこにいるのかわからない。それでも、メルストは喉が裂けんばかりに、ホルムに向けて声を放った。


「みんな……しんじゃう……」

 僕のせいで。

 僕が、こんなところに入ってしまったから。みんなに認められたいって思ったから。

 彼女に目を向けてほしかったから。


 これまでの記憶が、ホルムの中に流れ込んできた。いわゆる走馬灯のようなものだろう。しかし、その内容は、ほとんど子どもたちに弱虫とバカにされて、泣いていた日々。言い返す言葉も思い浮かばなければ、やり返す力も度胸もなかった。


 先ほど会った、高身長の怖い青年の言う通りだと、自分の弱さを痛感させられる。身の程を知らなかった。甘えてばかりだった。無知だった。


 ではどうしたら、あの青年のように強くなれるのか。どれだけ勇気を出せば、あの錬金術師のように、安心させるように笑いかけてくれて、ひとりの女の子のために命をかけれるのか。


「――っ」

 胸が痛む。

 対して自分は散々人に助けられて、守られて、ただそれだけ。


 逃げていただけなのだ。弱いのは力じゃない。最初からあきらめていた、自分の気持ちだった。自分は弱いと思って、強くなろうとしなかっただけだ。


 守られてばかりじゃダメなんだ。

 自分の好きな子ぐらい、自分で救えなくてどうする。


 少年は、転がっていたメルストの鉄剣を持ち上げる。とてつもなく大きく、そして重い。まともに構えられず、腕どころか支える足までふらつく始末だ。

 それでも、少年は怯えて震える気持ちを奮い立て、一歩、一歩と前へ進んだ。


「ホルムく――ッ、駄目だ! 今すぐここから離れるんだ!」

「――い、いやだ!」


 張った声。今までにない、すんと芯の通ったものだった。

「……ほる、む……?」

 痛みのあまり涙を流しきった、虚ろな目。シャロルは目の前の小さな勇気の名前を、問いかけるように呼ぶ。ホルムは意を決して叫んだ。


「シャロルちゃんと、メルストさんを……離せぇ!!」


 精一杯に叫んだ。剣の柄に込める力は熱として、魔物に感知される。ゆらり、と再生しかけている未発達の触手が、ホルムへと牙を向ける。

「ぼ、ぼぼ、僕がっ、相手だ!」

 臆しているが、無理にでも声を出して啖呵たんかを切った。剣刃を魔物に向けては、鉄の重さを頼りに正面へ突っ走る。

 だが当然ながら、そのか弱い猪突猛進ちょとつもうしんは、魔物にとって何の脅威でもなかった。

「うぁっ」


 握っていた剣は簡単に弾き飛ばされ、それだけで体勢を崩してしまう。思い切り転び、痛みに堪えるホルムの背を、今にも襲おうとしている魔の手が差し出される。


「ッ、畜生!」

 メルストは歯を食いしばり、無理にもう一度、空間転移を発動する。ホルムの前に降り立つが、今度は意識が朦朧もうろうとし、ひざが崩れる。それでも、プラズマ走る両腕だけはかばうように大きく広げていた。

(一か八か、あの娘の体力次第だけど――)

 急速冷凍。ひとまず動きを止めて、シャロルを的確に救い出す、とっさに思い付いただけの戦法だった。

 だが、それをする必要はない。


「汚ぇロリコンだ。魔物は魔物同士で乳弄り合ってろ」

 洞窟の中で反射して光る、数々の一閃。殻の隙間から連鎖的に青蛍光あおけいこう色の血が噴き出した。

 激痛のあまり、声すら出ないような苦悶くもんの表情になったシャロルだが、見えない力――ジェイクの空間魔法によって、ゆるんだ捕食部からぶちぶちと無理矢理引きずり出された。空へと放り出された彼女を、たくましい腕が受け止める。


「ハッ、やっぱメスガキかよ、シラケんなぁオイ」

 冷めた表情で、ジェイクは片手で剣に付着した血を払う。腕を降ろし、シャロルを地面に落とす。


「――ぁう!」

「っ、シャロルちゃん……!」

 地面に置かれたシャロルに、ホルムは駆け寄った。粘液で濡れた腕を気にしていたのか、ジェイクは粘ついた袖をびりびりと引きちぎった。


「ジェイク……?」

 朦朧もうろうとした意識の中、回復を待つメルスト。その一方で、相当なダメージを受けたであろう魔物は自ら発光している。目がちかちかするような青く鮮やかな光。おそらく外敵を近づけさせないための、苦肉の策だろう。

(あいつ、無理矢理に――いや、まさか……ダメージを最小限に共有させないでさばける部位があったのか?)


「――おいクソガキ」

 喧嘩ケンカを売っているような、しかし力強い声。聞き逃さなかったホルムは、ジェイクの後姿を見上げた。


「その"女"とテメェの年が近いからこそ、ひとつ言っといてやる」

 正面から向かってきた触腕。指をくいっと上げた途端、地面が壁としてせり上がり、防がれた。


「心配かけさせた上に、女を泣かせる今のテメェは……最悪のクズだ。不幸にさせた分、100倍にしてその女に幸せ返してやれや」

「え……?」

「当然、報酬はたっぷりもらうぜ。忘れんじゃねぇぞ」

 ニィ、と牙をむいて嘲笑あざわらうような表情。だがすぐに不機嫌そうになり、それはメルストの方へ向けられた。


「テメェはテメェで何やってんだ。俺に手間かけさせんじゃねーよ」

 だいぶ回復してきたメルストは膝を起こして立ち上がった。

「……まさか魔物に詳しいなんてな」

「いくらかってりゃ分かってくることだ。本ばっか読んでるテメェとは違うんだよ」


 太い両手剣を軽々しく肩に置き、ぐちゅぐちゅと再生を試みている魔物をふたりは見上げる。青い血の蛍光は、まぶしく感じさせるほど洞窟を照らしている。

「さぁて、こいつとは深層階で一回やり合ったことがあってよぉ。キメェしクセェしトドメにしぶてぇけど、素体そたいだけでもいい値打ちはすんだよ。今日はツイてるぜ」


 さきほどの的確な早業は、理屈ではなく経験だけによるもの。今、彼の頭でめぐらせていることは、査定額ぐらいだ。

 片腕のそでまくったメルストは、澄んだ顔でジェイクに尋ねる。


「てことは、対処法は知ってるのか」

 当然といった顔で、ジェイクは鼻を高くした。

「ま、ここは上司の俺様が見本ってやつを見せてやる。こんなの速攻で終わらせてや――」


 一閃のまばゆい光に、爆散した巨大魔物の肉塊と体液。ぬめり気のある洞窟やどんよりした空気は、一気に乾燥した温室へと変わった。

 そこにはダイヤモンドのように輝く巨大な魔石と、拳を振るったメルストの姿。れ出ているプラズマを腕に収め、すぐにホルムたちの方へと振り返った。


「ホルム君、大丈夫か!」

「あ、えっ、ぼくは、だいじょうぶ……」

「本当にごめん、危険な目に遭わせてしまって……」

「そ、そんなことないよ、メルストさんのおかげで、ぼくは……」

「ホルム君……。それで、シャロルちゃんは無事?」

「えっ、あ、えっと……」

「よかった、息はしてる。身体は冷え切ってるけど……とにかくここから出よう」

「う、うん!」

「いや、ちょ、待てよおい」


 シャロルを白衣で包み、抱えたメルストに、唖然あぜんとした声でジェイクは呼び止める。

「…………おまえ話聞いてたか?」


 静寂の数秒の後、固まった表情のままジェイクは力なく訊く。対してメルストは清々した様子だ。

「いや、速攻で終わらすって言ってたし」

「そーいうことじゃねぇよ! 俺が見本見せるつっただろ!」

 ツッコむジェイクに、メルストは軽く受け流した。


「いやー、まぁ早めに事が済んでよかったじゃん。デカい魔石も手に入ったことだし、悪いことはないっしょ」

「テメッ、開き直るんじゃ――」

「それに、助けに来てくれてありがとうな! ジェイクのおかげでみんな無事だったし」


 ニッと笑ったメルスト。皮肉でもなんでもない、心の底から感謝している表情に、ジェイクは言葉が出なかった。何を言っているんだこいつは、と言わんばかりに。

 拍子抜けした後、再び不機嫌そうな顔に戻っては舌打ちを鳴らす。


「……チッ、バカが、誰が好きで一銭の価値にもならねぇテメェらを助けるかよ」

「はは、だろうな」

「まぁ……魔石に関しては確かに悪いことはねぇな。テメェがガキに執着したおかげでいいモン取れたようなもんだ」

 腕を組み、魔石の方へと目を向ける。その動作が、メルストからそっぽを向いているようにも見えた。

(あれっ、意外と素直だな)

 とは思いつつも、口には出さない。代わりに別のことをたずねた。


「というか、よく戻ってきたな。そのことにびっくりしたんだけど」

 ホルムも気になっていたのか、どうしてと言わんばかりにジェイクを見ている。そんな少年をジェイクは三白眼さんぱくがんで見下ろし、ふんとつまらなさそうに鼻を鳴らした。


「ガキのわめき声がうるさかっただけだ」

 剣をさやに収め、帰りの道をひとり突き進む。やっぱり素直じゃないな、と少しだけジェイクのことがわかったメルストは、小さく笑った。

【補足(今回登場した魔物一覧)】

角狼ホーンウルフ

銀色の一角突起を頭部に生やす大型の狼。肉食動物にしては角を持つのはめずらしく、骨が変化したタイプの角をもつ。ダンジョンに生息するため、暗闇に適応した目をもつ。また食物連鎖的に重金属を含んだ生き物を食べるため、生物濃縮を避けるべく何かしらの生体作用によって角の外皮に重金属物質を集めている。尚、角は高価で売れる。


子鬼ゴブリン

魔物の中でも知能を持つ子鬼の一種。いろんな集団があり、肌の色によって友好関係や敵対関係を持つこともある。ゴブリンの上位種がホフゴブリン、その上をゆく最上級をオーガとして捉えられている。道具を使える獣と例えられるだけあって、生理的欲求は強い。結構有名なんで説明は割愛。


・獣竜

発達した四肢を持ち、種によっては体毛や手を器用に扱うものもいる、竜のジャンルの一つ。ダンジョンにいる獣竜をはじめとした生物は、金属や鉱石を何かしらの形で食すことが多いので、それを体外に排出かつより生存方法を高めるために、皮膚の上に硬質の鉱物や金属をまとう種類が多い。


・ゴーレム

非生物型魔物にして魔石をもたない個体もいる種。無機物、有機物、金属などの何かしらの物質の塊が身体の大部分を占め、魔石(単核あるいは多核)か魔法現象、人の魔法術、他の魔物の操作などを原動力に動く。形状も塊や人型、要塞型など様々。魔法学校では土人形として魔法生成し、動かすという必須授業がある他、労働の手伝いなど人々の生活の間では結構浸透している。


・刺胞スライム

スライムの時点でかなりあいまいな分類だが、間充織(寒天状の組織)、おおまかにいえばスライムというよりゼラチン質に近い物質に、明確な神経と刺胞(毒針を持つ細胞小器官)を有しているような魔物。死骸に乗り込んで宿代わりにしたり、身の回りのものを集めて自身を守る鎧を作る知能と器用さを持つ。中でも小さい個体は冒険者の間でそれなりに恐れられており、理由としては知らないうちに寄生し、神経を乗っ取られるためであるという。核とも言える中枢神経を傷つければ即死する。


・ムナガラガイ

あらゆる魔物や上位種でない竜を簡単に捕食する軟体・甲殻類の両有型魔物。粘性ある肉塊は外気に触れると直ちに硬質化するが、ただの乾燥と筋肉的硬化ではなく、生体膜との化学反応によってカルシウム殻を形成している。しかし意図的に殻を分解することもでき、移動は這うか転がるの二択。

無数の触手や触腕を収納し、触手からの捕食や、大型の獲物であれば捕食部という口から放り込む消化法がある。己の神経を生体に侵食させ、シンクロさせる特性を持つ他、高度な再生能力、擬態能力や発光、物音や鳴声、人の声真似など多彩なことができる。熱を好む。

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