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パパゲーノ

作者: 小波
掲載日:2025/12/19

自傷に関することも書いてます。

主軸は心理的なものなので残酷描写はありません。

わたしの腕や腹には死のうとした痕跡が残っているが今はそういった行動に走らせる気持ちを何かを壊そうとしてる感情を身近には感じていない。

死にたいとは思うけれどその人なりの理由でそうはしない生き方を選択する。

パパゲーノの説明を読むと『死にたい気持ち』という言葉に注目する。今はあるかな?と目を瞑るとなんだか中心のあたりが温かい気がした。手をかざすと確かに温かいだろうと思う。

なかなかに手強い物騒な言葉だ。近い時はきっとどきどきしたり、ついつい引き込まれたりしたと思う。

なのに今は、あるかな?と見にいくと温かい。


死を覚悟してそうしたいと思って生きてたけれど、そうはせずに死なない選択肢を見つけて生きていく。どこかとどこかの中間へ手を伸ばして漂う不思議さが説明文に感じられる。


必死で走ってはいない感じ。人生は長い。死なないことを、否定しない。

死ぬことも責めない。他人と自分を区切るように、死の価値観と自分もまた別々に存在してる。


陽の光があたる生き方に、どうも馴染まない自分に『死にたいですか』は重いけど。


心のどこかの輪郭にそっと触れている感じで、死にたい以外の生きる道を探した自分がゆっくりこちらへ歩いてくる。

真っ暗な森を小さな子供が歩く感じは時と共に変わり、その人は大きくなりもう辺りは暗くなさそう。



この方法もあの方法もある、その中からこれを選んでいる理由。

死んでもいい自由、朝ごはんを取らなくてもいい自由、働かなくてもいいならば働かないかも知れない。だけど選んでいるならその中から自分に合ったものを選びたい。という欲。その欲が満たされていないことと、今の暮らしに納得がいっていない心。納得させてあげたい、満たしてあげたいから試行錯誤している、、と思う。最近止まっているから。


朝ごはんをわざわざ作るのは体のため。

死を選ばないのはそれ以外の選択肢に目を向けたからか?


しにたいなぁでもなく、しなないぞ、でもない。


私は漂っていたい。

野生の草食動物の様に、『生きねば!』に翻弄されることがない人間に生まれて。


深い泥の中を長靴で歩くのはつらい。

私は早く帰るのを諦めて空を見た。

その日はぼんやりした天気で晴れとも曇りとも言い切れない。

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永野彗

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