深紅の銃
お手に取って頂いてありがとうございます。
これからも時偶に更新するので首を長くして待ってて下さい(笑)。
「はぁ…今日は仕事早く終わりそうだし早く帰って寝ようかな…まだ作ってないプラモはまた今度作るか」
そんな独り言を言いながら街をフラフラ歩いている冴えないサラリーマンの名前は呉月修。
修は営業をかけに行く途中で上から聞こえる「そこの君!早くそこをどくんだ!早く!!」と言う場所の下を偶然見てしまった。そこには、落ちてくる鉄骨の下にいる所腰が引けてしまっている少年が居た。
考えるより先に行動してしまった修は少年の代わりに鉄骨の下敷きになって死亡した。
「あぁ…死んだのか、俺は」
「えぇ、死にましたわ。ですが貴方には私の管理する世界に来てもらいます。」
急に話しかけてくる謎の女の声に修は驚愕する。
「やり残した事沢山あんのに。まぁ、悪くない人生だった。」
そう言う修の声は後悔と希望が混じった声だった…
「そう言えばあんたは誰なんだよ?神様的な奴なのか?」
「そうです。」
「そうか、んで私の管理する世界に来てもらうって言ってたけど異世界転生って事?」
「そうなりますね。」
「取り敢えず俺は見知らぬ少年を助けて死んで異世界転生するって認識でok?」
「その認識で大丈夫です。貴方には記憶を引き継いだ状態で吸血鬼に生まれ変わって貰います。」
その後、女神様は俺に有無を言わさず儀式を始め俺を吸血鬼の子供に転生させたようだ。どうやら吸血鬼には、赤ちゃんと言う概念自体が無いらしく生まれて直ぐに血による成長促進によって子供(6歳位)まで成長するそうだ。
「そこの君?お名前は何て言うの?」
産まれて早々に同年代に絡まれた。
「ヴァレトだ。よろしく」
「ヴァレト君ね!私はレラ!よろしくね!」
「こちらこそ」
3日後、俺達は自分の持つ能力の鑑定を受けた。この世界の吸血鬼には、生まれ持った血によって能力が存在するようで俺は「鋼血」と呼ばれる血だそうだ。血統とか関係なく完全ランダムの血は決まり能力も人それぞれで決まる様だ。
「レラの血は何だった?俺は鋼血だってさ」
「鋼血?!良いなぁ…私の血は魔血だよ。」
「鋼血」は偶に産まれるレアな血らしくこれと言って特殊な力は無いが自分の血を使って武器を顕現させる時にバリエーションが増えるようで汎用性に長けている血だそうな。レラの魔血は、他の血よりも多く魔力を保有できるようで血を媒介にしてポーションの効力を高めたりできる一般的な血らしい。
「レラはもう顕現させる武器決まった?」
「そう言うヴァレトはどうなのよ?」
「俺はもう決めたぜ。てか、もう銃を顕現させた。」
「早くない?!私は杖とか弓とかを考えてるわ。」
「その理由は?」
「私は魔血なんだから、後方支援に徹してた方が上手く血の能力を使えるかなぁと思って。ヴァレトは?」
「ただ単純にロマンと俺の欲望」
「なんか、ヴァレトらしいわ。」
レラと別れた後に銃を2〜3回撃った感じだと、反動無しでリロードする必要がありリロードする時に血に属性を纏わせる事が出来る事に気が付いた。武器自体のレベルが低いせいか、纏わせる事が出来る属性は水と火だけである。
「うーむ、武器の形状がリボルバーにそっくりでリロードしにくいからさっさとレベル上げて形状変化でも習得するか…。」
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