ニ話(仮)
『鼻のムズムズが思考を邪魔してデストロイヤー』
花粉症、アレルゲン、鼻炎、渦、鼻腔の乱れが創作を邪魔していく
症状が創作のスピードを遅くさせている…涙に濡れる…どんなにちり紙で、涙を吹こうが止まらない、加速する罪の浄化に悩みながら筆を止まらせる。
動け、心情よ己の創作は此処で止まってよいものかと問いかけ続ける魂からの嘆きの声、塊じみた獣が醜悪なる虫を呼び覚ます…内部に理不尽が集ってるんじゃないか…だが、社会というのは残酷だ…常に平静を装ってないといけない病がなんだとか言ってる場合じゃないから、この程度のこと、魑魅魍魎の悪霊の仕業だろうとで、片付けられる…だが、知らんのだ…群衆たちは、この苦悩を味わったことがないから、身勝手で机の上でタップダンスをする余裕を見せることができるのだ。
額縁の深紅に誇りが舞う…たまりまくった創作の罪、財貨が、溜まりまくると、反対に神経質になってしまう。
狂気が神経質通り越して理不尽へと移り変わる…どうすればいいのだ、花が嫌いだ花粉なんて滅してしまえ、愛の手紙が、彼ら、植物の手紙ならば、全てをもやしつくして地球が滅亡してしまってよいのだろうという気分なのだ。この抵抗は、生涯を通して悩ます、不条理の文学として刻まれるであろう…光よりも常に闇の中に常闇のなかで、それは見ている、書く手が止まらないのは病気なのだ…書かずにはいられない、月夜の悪霊が悪さをしているからだ…正気じゃないのかもしれない…知るものか…、これは学園じみた黙示録が書かせているのだ…感情の腕時計、問題が解決しない、苦難と受難を何度行き来したら、花粉というものは殺せるのだろうと考えながら
小説を書いていく…、チチンプイくんとシシヨくんは、この様子を見て、嘲笑うだろうか…知るものか…、私は読者に反抗する…グレイリー・ニャイジーは抵抗する。
花粉が読者による真理であり、総意なのだとしたら、全力で、反撃しなければならない…グレイリー・ニャイジーは抵抗し立ち上がり、そして、空に向かって笑った。
癖の強いブカツです、そして、GPU学園に集いし生徒は我が文学の波に揉まれて苦悩し堕ちよと言ってるんでございましょうね!と道化師のごとき引き笑いで、会場にいる読者を楽しませた
毒物じみた思考回路が止めどなくあふれでてくるのは何なのだろうか?
そんなことを考えていると、適当な音楽団がカタルシス混じりの空気清浄機を持ってきた。これで怒りを納めてほしいと…、
そうだ、ダニなんてものは、いなくなればいいのに…私を苦しませてる、すべての元凶にトドメをさす、強烈で強固な文体をぶつけなくては…これは、戦争である…既にある種の混沌が訪れ、厄災がある限り、書くことをやめるのはしないだろう。なぜなら、この物語も不満から始まったものであるから…花粉やハウスダストの暴挙に対する反抗作戦を展開し、この文章の爆撃を投下し、敵を撃滅せんと揺れ動く…心理は、誰も持ち合わせていないのだから、努めて、冷静に震えながらの音楽に身を委ねつつも、この本質の手は既に皮が剥がれていようとも精一杯のサァビスのために、行われる常軌を逸した空間でなくてはならないと鼻水を焼いてぶっ殺すのだ。
チチンプイくんとシシヨくんも、花粉症とハウスダストに苦しんでいた…
創作とは幸福のなかで生まれるよりも、不安と不条理のなかで紡がれた深淵への探索なのだ…
結局のところ、この闘争には答えなんて無くて、あるのは幻想の中で構築された、儚げな塔に対する答えを紡ぐだけなのだから…
ブカツドウという虚構じみた活動にたいして
グレイリー・ニャイジーは、消去法でデリートしていくしかないのだと思うと、笑って誤魔化しては、創作の累積行為を続けていくのが、ベストだと思いつつ歩みを進めていった。