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タクミ君【200字】〈二次創作〉

作者: 島猫。

しいな ここみ 様 主催の『リライト企画』(企画期間:R5.10.15〜R5.12.31)の参加作品をリライトした作品です。

作者:スナタナオキ 様 のホラー作品『増える面影(リライト企画4422)』 https://ncode.syosetu.com/n0073im/ が未読の方は、そちらからお読みください。








 娘が七歳のときにタクミ君は亡くなった。


 彼と娘は同い年で親しく、葬儀には娘を連れ参列した。



 彼の死後から、娘は雲を指差し「タクミ君」、服やシーツの皺を指差し「タクミ君」、と何かにつけて「タクミ君」と言うようになった。


 娘がそう言うものだから、雲や皺がだんだんとタクミ君に見えるようになった私は気味が悪くなり、娘を叱った。



 以来、「タクミ君」とは言わなくなった。


「お父さん」と言い笑う娘の輪郭の中、彼が見える。



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― 新着の感想 ―
[良い点] リライトしていただいてありがとうございます。 こーれは力技ですね。まさか人間の顔までタクミ君に見えてしまうとは。そもそも人間の顔は皆似ていて、外国人だと見わけがつかなかったりしますからね。…
[一言] と、憑りつかれてる……!?
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