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名状しがたいメイドのような物語。さく裂っ、メイド殺法っ!!   作者: トウフキヌゴシ
飛来、メイドラゴンナイト。

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22/33

メイドデート

 アレクとルリは、コッカトライス・メイド種を倒して、鉱山都市に帰ってきていた。


 ズズン


 ルリさんのスカートから、メイド服姿の、”コッカトライス”が取り出された。


 ”コッカトライス・メイド種”である。


「こいつが原因かのう」

 メイド服姿のドワーフ、”メイドワーフチョー”が言った。


「ええ、コッカトライスがメイド種に進化して、それからロックワームが逃げてたみたいね」

 メイド服姿の、”ルリ”さんが言う。


「それで、ロックワームが街道まで来ていたんだね」

 メイド服姿の、”自分”が答えた。

 

「掘れっ、掘れっ、掘れっ、掘れっ」

「ハイホー、ハイホー」

 メイド服姿のドワーフ、”メイドワーフ”の集団が歌いながら後ろを歩いて行った。


「ふむ、これで街道は大丈夫かのう」

 鉱山都市の冒険者ギルドのマスターも兼ねる、メイドワーフチョーが言った。


「クエストは終了じゃ」  



 二人は、メイドチョーからクエスト終了の書類を受け取った。


「ルリさん、今回はお疲れさまでした」

 自分は、ルリさんに話しかけた。


「そうね、助かったわ」 


「で、この渓谷の奥に、”水晶の谷”という場所があるようです」


「水晶の谷?」


「そう、一緒に見に行きませんか?」


「……そうね」


 ルリさんが、今は飛竜商人の服を着た自分を見た。

 老練な執事のように軽く頭を下げる。


「いいわよ」

 

「やったっ」

 ――デートに誘うのを成功したっ

 自分がガッツポーズをしながら喜ぶ。


「ふふ」

 その姿を見ながらルリさんが、少し笑った。


「水晶の谷は、この街のさらに上にあります」

「ジラント(飛竜)で行きますよ」


「わかったわ」

 ルリさんが少し楽しそうにした。

 飛竜のところまで移動する。


「行きましょう」

 飛竜の背中に乗るのに手を貸した。

 ルリさんが後ろに横のりで座る。


「しっかりつかまって下さいね」

 

「ええ」

 ルリさんの腕が自分の腰に回る。

    

「出発」


 バサア

 

 鉱山都市の上から深い渓谷に向かって、飛竜が飛び立った。

 しばらく渓谷の間を飛ぶ。


「寒くないですか」

「大丈夫」


 キラリ


 渓谷の先に何かが光った


「おお」

 渓谷の壁に水晶の結晶が突き出ている。

 先に進むにつれて、だんだん増え、大きくなっていった。 


「すごいわね」

 ルリさんも感心しているようだ。


 左右の崖には水晶の柱。

 少しづつ狭くなり、最後に広い空間に出る。


「おおっ」

「きれいねっ」

 

 すり鉢状の地形。

 その下に小さな水晶の柱がとり囲む。


 その真ん中に、お城の塔よりも高い巨大な水晶がそそり立っていた。 


「すごいわっ」


 ジラントを、巨大な水晶の柱に沿ってゆっくりと飛ばす。

 しばらく、水晶の谷を見て、鉱山都市に帰った。


「ありがとう、面白かったわっ」

 ルリさんが笑いながら言う。


「良かった」

「……また、デートに誘ってもいいですか?」


 ルリさんが、デートという言葉に少し考えるようにして、


「いいわよ、またよろしくね」


 と答えた。


「やったっ」

 ――ルリさんをデートに誘えるようになった


「ふふふ」

 ルリさんが笑う。

 まんざらでもなさそうだ。


 帰るときもルリさんを、ジラントの後に乗せて帰った。



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