詩 間違わない貴方に仕えていた頃
間違わない貴方に仕えていた頃
私は安心して生きていられた
間違わない貴方は決して失敗しないから
私は幸せに生きてこられた
けれど その心はいつしか変わっていった
間違え続けながら現実に抗う者達を見て
なぜか惹かれていった
彼等の手助けをしたいと思う様になっていって
貴方の在り方に疑問を持つようになった
嫌いになったわけではないのです
悪だと思うようになったわけではないのです
今でも慕っています
今でも思っています
けれど私は彼等の手助けがしたいのです
だからどうか 貴方のおそばを離れる事を
お許しください
「ストーリー」
私は神に仕える天使。
けれど、下界に住まう人々の心に触れて、彼等を助けたくなってしまった。
だから、私は主の元を離れる決断をしたのだ。