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飲食店で働いていた僕の月の給料は35万円あったのに、コロナのせいでホームレスになってしまった!?

作者: 七瀬
掲載日:2022/01/02






僕は以前、飲食店で働いていた。

そのお店では、“店長”を任せられていて月の給料は35万円もあった。

ウチの店は、かなりの人気店で毎日多くのお客さんが出入りしていた。

お店の売り上げも、土日だけで180万円ほどの売上になるのだ。

平日でも30万円~50万円の売り上げになるお店。

そこの店長を任せられていたのだから、ある程度の収入はもらえていた。

いい時は、ボーナスまで出るお店。

僕は毎日、忙しい仕事のスケジュールの中バイトの子達を連れて飲みに

連れててあげていた。

飲みに行く時に使うお金はすべて僕が出していた。

それもあって、バイトの子達は皆、僕を慕ってくれていたのだ。

給料が良かったにもかかわらず、貯金は一切しないのが僕のポリシー

だと思っていた。持っているお金は、すべて使い切る!

あの時の僕は、それでいいと思っていたんだ。




・・・でも? コロナになり飲食店は大打撃を受ける!

お店を開けられない! 開けれても時間が制限される。

お客さんは、ピタッと来なくなった。

お酒も出せない状態で、店の売り上げが上がるはずがない。

常連さんも遠のいて行き、最後はお店が“閉店”になってしまった。

店のオーナーは、借金を抱えて何処かに行ってしまう。

僕は次の仕事を職安で探していたが、なかなか次の仕事が見つからない!

お金も直ぐに底をつき、一人暮らしをしていたマンションを出る事に

なってしまった。

僕は実家に帰る事も考えたが、母親はシングルマザーで僕とふたりで

住んでいた時は、母親は朝から晩まで働き通しだった。

だから今更、のこのこと実家には僕は帰れなかった。

母親に迷惑をかけたくないという想いが勝ったのだ!

僕を女手ひとつで育ててくれた。

いつもお金に苦労していたのを今でも昨日の事のように僕は覚えている。

だから、大人になってまで母親に僕は甘えたくないと強く思っていた。




例え? 僕が“ホームレスになっなりたくなくても...。”

誰にも頼れない僕は、ホームレスになるしかなかった。

それよりも、あの店で働いていたバイトの子達は今どうしているのだろうか?

ちゃんと食べていけてるのか?

次の仕事は、無事に見つかったのか?

なにより、元気にしているのか?

心配で仕方なかった。

自分の事は二の次にして、皆の事を心配していた。

でもたまに? バイトの子達から僕の携帯に電話が鳴るんだ!


【店長大丈夫ですか? 俺は元気です! 店長もコロナに負けず

お互い頑張りましょう!】

【店長私! 新しい仕事が決まったんです! 全部、あのお店が

あったから上手くいってんだと思います、ありがとうございました。】

【またコロナが落ち着いたら? 皆でご飯でも食べに行きましょうね!】

【ボク、店長が憧れの人なんですよ。恥ずかしいから今まで言えなかっ

たけど...。】

【店長! 店長! またオーナーがお店を新しく開いたら? また店長

として一緒に働きたいです!】





それぞれ頑張っていると連絡をくれたバイトの子達。

それだけが、僕の励みになった。

僕も早く、ホームレスから脱出して全うな仕事に就きまた元の生活に

戻りたいと願っている。

でも? いつまで経ってもコロナは終わらない!

新しい変異株が次から次へと出て来るだけ。

一向に、僕には明るい日差しが見えなかった。








僕は皆にこのまま隠し通す気だ!

今僕が、ホームレスだという事を、、、!

そして、何処かで野垂れ死にするかもしれない事を、、、。

風呂もホームレスになってから一度も入っていない。

僕にとっての一張羅の服を毎日着て、ゴミ箱を漁り寝床を探す。

時には、炊き出しをもらいに隣街まで歩いて行く事もあった。

僕の所持金は? 全部で368円しかない。

人は一人では生きていけないのだと僕は悟った。





・・・でも? いつまで僕はホームレスを続けるしかないのか?



最後までお読みいただきありがとうございます。

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