表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
  作者: 如水
5/8

五話

「今日もいらっしゃい、猫さん。」

「にゃー。」


少し坂を上り、白い壁の間を通ったところ。

周りの家々とは少し雰囲気の異なる場所。

ここに来るたび、この男の人に会う。

毎日、落ちている葉っぱや小枝を丁寧に掃いている。

たまにお客が来るようで、その相手をしている時も稀にある。

違う時間に来た時は、戸の開いた家の中から大きな声で唱る声が聞こえた。

白い壁の間から戸の開いた家までは、四角い石が敷き詰められた道がのび、

周りに丸みを帯びた白い石が綺麗に敷き詰められている。

白く綺麗な石を踏むたび、『じゃり。』『じゃり。』と音を立てる。

この石の海を通るのが秘かな楽しみだったりする。

そうしているうちに、建物の隣まで来た。

ここには、天高くまで伸びる、太く立派な木が生えている。

今日もここでひと休憩。

木の根元で横になりながら、空を流れる雲を見ていた。

澄んだ青空を、白い雲がゆっくりと漂っていた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ