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  作者: 如水
3/8

三話

「・・・。」

いつも来る場所。

お気に入りの場所。

静かで、暖かな陽が当たる場所。

ゆっくりと、静かに時間が流れていく場所。

今日もいつものように、いつもの所で身を横たえる。

こうして寝ていると、時々人が来る。

紐を揺すってガラガラと鳴らしたり、手をパンパン叩いたり。

子供たちがその辺を歩いている時もある。

いつも来る人や、見たことない人。

ここは様々な人が来る。

皆、ここが好きなのだろうか。

そんなことを思いつつ、また意識の底に落ちていく。

今日も優しく、心地いい風が吹いている。

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