チョーキングゲームやってみた
チョーキングゲームとは、窒息死寸前のギリギリを楽しむ、命をかけた遊びの一つである。実際に多数の死者を出してしまったことでも知られる。
そして、今回わたしが行ったのは、このチョーキングゲームに匹敵する非常に危険なゲーム。
その名を「トイレットペーパーチョーキングゲーム」(略してTPTG)という。
ルールは簡単。家のトイレのトイレットペーパーの取り替えを怠るだけ。
人は日々うんこをする。
そして毎回トイレットペーパーを使用したあと、残量を確認し、ストックを用意したりして、もしもの事態に対応しておく。
そうした準備や心配を、一切考えずに脱糞し、トイレを後にするのが、このゲームの見どころ(臭いどころ)なのである。
(もちろん、ギリギリを楽しむのであって、残量が限界を迎えそうならば、補填をする。拭けずにうんこ付いてる星人になるのは21世紀の現代人として許されるものではないからだ)
ゲームを始めてから10日ほどして、いよいよペーパーの頭身が細くなり、それに対するスリルもわたしの快便を促した。後少しだ、後少しで替えねば…。いや、まだ次回分は足りるか……
そうして、ついにその日はやってきた
皆さん、今一度考えてみてほしい。便意マックスでトイレに駆け込んだとき、果たして人は、トイレペーパーの残量を確認する余裕が本当にあるのか、と。
思う存分うんこができる。その幸せの感覚だけが脳を埋め尽くし、実際トイレペーパーを気にする生き物などいないのである。
わたしは心のどこかで、トイレペーパーがない、なんてアニメみたいな展開が起こると思わずにいた。
自分が、トイレペーパーチョーキングゲームをしていることも、完全に忘れていたのだ…。
そうして、パンツを犠牲に、トイレットペーパーの袋まで取りに歩いたのだ。
明日替えようは馬鹿野郎。
この教訓から、皆も、チョーキングゲームなどは絶対にしてはならないと、学んでほしい。