1-7 古き学び舎~暗い通路~
シュウ:ほんなら先進もか。と、その前にGM、反対の左側の通路のほうに仕掛けた罠に、「カムフラージュ」かけといてもええか?
GM:いいですよ。
リャーチャ:特殊神聖魔法だね。
GM:案外、カムフラージュを知らない人がいるかもしれないね。
テンクール:知らないな~?
GM:説明しよう!
シュウ:うちの神様の呪文やねん。物を隠したり、人を隠したりしてくれるんやで。
シュウ:一瞬戻ってMP減らして罠を隠してくる。
リャーチャ:テンクールに回復魔法かけて、草焚いてみんなでハイになろうよ。
テンクール:「パチャ治しておくれ~!」
カムフラージュは纏いの神ニールダの特殊神聖魔法で、人や物を隠す判定、隠密判定にボーナスを得る魔法です。この魔法を使って、シュウは仕掛けておいた鳴子を達成値20で隠します。
その間にリャーチャがプライマリィヒーリングでテンクールを回復、その後に魔香草でMPを回復します。
リャーチャ:さて10分間の休憩をはさんだところで、進みますか。
テンクール:「ああ~、いい匂いだったな~♪」
GM:この部屋は行き止まりでしたので、とりあえず、エントランスに戻りますか?
シュウ:左側は厳重に隠された(笑)罠があるし、エントランスに戻るか。
GM:エントランスに戻ります。左に通路があります。
テンクール:「シュウ~、どう進めばいいんだ? 罠見えんけど。」
リャーチャ:外に何かいないとも限らないし、罠そのままにしておいたほうがいいと思いますわ。よく見えないけど、罠。
そして、始まる茶番。テンクールとリャーチャは癒し、異論は認めません。
シュウ:「あ、そこ罠あるから右足あげて、そうそうそのままで、大股で……そうそう!」
テンクール:「お、こう? ここ、下ろす? まだ?」
リャーチャ:「わたくしそれ乗り越えられそうにありませんわ……」
シュウ:「ほい、罠エリア回避したで、先進んでええよ」(うさぎをひょいと抱えて)
テンクール:持つわ(笑)
リャーチャ:アシュリーさんは?
シュウ:「アシュリーさん。そしたら俺の後着いて来てな」
リャーチャ:(持ち上げないんだ、お姫様抱っこしないんだ)
リャーチャ、キミは何を期待しているんだ。
GM:アシュリーはシュウの動きを見てぴょんと飛び越えました。
シュウ:リャーチャ投げてもええならお姫様抱っこしてもええけど(にやり)
リャーチャ:……おもしろいからそれもありだったといえばあり。
シュウ:アシュリーさんも大丈夫やったみたいやし、そのまま進もう。リャーチャおろして。
GM:ほい、どうぞ。
リャーチャ:降ろされて、アシュリーさんと後ろからついていきます。てこてこ。
シュウ:じゃあ、通路の先を聞き耳
GM:……アシュリーはおもむろにランタンを腰につけると、後ろを歩くタビットをひょいっと抱え上げます。
シュウ:(あ、抱えたかったんやね)
GM:うん(GM、リアルの声)。そしてシュウ、聞き耳どうぞ。
テンクール:(やっぱり持ちたいよな……)
リャーチャ:ぬいぐるみのようにおとなしくしています。
シュウ:(ころころ……)15で何が聞こえるかなー?
GM:音は一切聞こえません。風の音だけ。
シュウ:ふむ……そんなら、「魔物はおらへんようだけど、遺跡の中やから気ぃ付けて行こか」
リャーチャ:まあ進んでみるしかありませんわね。
シュウ:ほい、先行するで。
リャーチャ:ピスピスしながら耳をときおりひょこひょこさせてます。
テンクール:一応後ろ守っとくわ~。
GM:アシュリーはリャーチャを軽くモフモフして、幸せそうな顔をしています。
リャーチャ:危険感知ならできるよ。
シュウ:隊列的には、シュウ、アシュリーとリャーチャ、テンって感じで。
GM:隊列を整えて、5mほど進みますと左手に扉があります。
リャーチャ:左だね?
シュウ:通路は続いている?
GM:通路はまだ奥に続きます。
シュウ:ほんならクリアリングやな。扉に聞き耳。
リャーチャ:アシュリーさんにモフモフを堪能させています。こういうのは慣れてましてよ!
シュウ:安全かどうかを確認して、バックアタックの危険を減らしておくんや
テンクール&シュウ:(ころころ)
GM:(出目を見て)……音は聞こえないね。
この後、シュウとテンクールは扉を調べて罠がない事や、鍵が掛かってないことを確認した後に、部屋の中を確認します。
灯りがリャーチャとアシュリーに偏っていたので、リャーチャが前に出て部屋の中を照らすのですが、もともとこの部屋は外れ部屋なので何もありませんでした。
今回のシナリオはサーチ&デストロイなので、探索は省略してパーティは奥に進みます。
GM:奥に進みますと、10mほどで行き止まりに。
シュウ:警戒しつつ進みます。あ、聞き耳はまだ有効かな?
GM:左右に扉があります。扉には文字が書いてます。
シュウ:何語かな?
リャーチャ:何語でしょう?
GM:魔動機文明語ですね。
リャーチャ:読める。
シュウ:うん、読めない。
リャーチャ:読むよー。
GM:どっちを読む?
シュウ:左、右の順で頼むわ。
GM:左「教室A」、右「研究室、関係者以外立ち入り禁止」
リャーチャ:ですって。
シュウ:アシュリーさんに確認しよう、「右は我々が行ってはいけない所かな?」
リャーチャ:研究施設っていうか、大学みたい。
アシュリー:「右も行って大丈夫です。こちらの扉なら私が開けられますので」
シュウ:ほい、あんがとな。そしたら右、左の順で聞き耳ええか?
テンクール:自分もするか~。
GM:はい、どうぞ。
何の疑いもなく、扉を聞き耳しようとした2人。右は何も音が聞こえませんでした。
シュウ:ほい、じゃ次左。
GM:じゃぁ……危険感知判定をどうぞ(すっごい良い笑顔)
テンクール&シュウ:(ころころ……)
リャーチャ:リャーチャも近くにいた、でいいですか? 光源なので。
テンクールとシュウの出目が悪かったので、第六感で危険感知が得意なリャーチャがとっさに前に出て危険感知をしたのですが、残念ながら成功せず……
GM:ほいさっさ。じゃあ……扉からにょきっと手が出ます。
シュウ:ぎゃー!
リャーチャ:!!
テンクール:ごはへあー!?