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失われた宝石  作者: 田貫うどん
第三章
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気づかないのは罪 その1

序章から第二章までのあらすじ


東の方から太陽が沈まない異常気象を解決するために、伝説的な昔話を信じる主人公のエモ。

求めるのは集めると何でも叶うんじゃないかと言われてる宝石の欠片。

近所に住む魔法使いのヒュドラを連れ次の町を目指し、そこで旧知の司祭レンシーを連れ更なる町へ。

モスグリーン町の食品加工工場でなんだかんだの末、宝石の欠片を見つけることが出来た。

この宝石が探しているものなのか調べて貰ったが、よくわからなかった。

多分本物だろうということで次を目指す。


登場人物

エモ:主人公で槍遣い

ヒュドラ:魔法使い

レンシー:司祭



会話の前に名前を表示しています。

名前のないものは人物が特定できていない時に使っています。

「おーい」や「すみません」等の声をかけられる場面で多用。




舞台は地球ではないどこか、それだと分かりにくいのでよく知っている日本地図にて大体のことを説明します。

非常事態が起こっている場所、東の方は北海道辺り、

主人公のエモが住んでいた場所は熊本辺り、隣町は熊本県内で次のモスグリーンは大分県辺り。

イエローレモン町は大分県の東方面。

宝石の秘密に書かれていた美術館は大阪近辺です。

気がつけばもう十日も経った。

時が過ぎるのは早く、どこかで宝石の影響で狂った人がその姿を隠し悪いことをしているのでは?と思う時がある。

あの食品工場で見た地獄絵図は脳裏に焼きついたまま忘れる事はできない。

レンシーの手の中で死にいった獣人、どんな事でも遅すぎたらいくら努力しても無力になってしまうのだ。

そうならない為に情報を集め動き回っている。必ずしも悪影響を及ぼすとは限らない宝石。

次は見つかるのだろうか。



ヒュドラ(以下:ヒュ)「さぁ今日も一日頑張ろう」


レンシー(以下:レ)「気分が良いようですね、何よりです」


昨夜の出来事はもう忘れてしまったらしい。

いつでも前向きなのは尊敬に値するが、やはり遊び感覚は抜けていないようだ。

たまには叱ることも必要になるでしょう。


エモ(以下:エ)「次どこ行こうか」


行先は決まっていない。

宝石が本物だと思われるが定かではなが、もう一つあれば何か分かるかもしれない。

ということで次の町を目指すことは確定している。

結局のところイエローレモン町でも宝石についての情報は無かった。

全部で何個に分かれているのだろうか、詳しいことは本にも書いていない。

それだけでも分かれば少しは楽なのに。

とりあえずこの町でやれるだけの事はやったので行動する。

今度は北上して新しい町を目指す。



ヒュ「なぁ、そろそろテレポーター使って移動しようぜ」


レ「楽したい気持ちは分かりますが、この先何があるか分かりません。出来るだけ節約しながら旅をしないと」


ヒュ「ケチだな。金持ってるくせに」


レ「金持ってる持ってないの問題ではありませんよ。先を見据えて行動しないとただの間抜けです。ヒュドラは間抜けですか?」


エ「たぶん」


酷い言われようだが仕方ない。

旅に出てすぐは真面目に働いていた、しかしここ最近はどうだろう。

真面目どころか蹴りを入れたくなるような為体ていたらくどをどうにかしてもらいたい。


レ「さっさと行きますよ」



町から町へと続く道、山沿いにある小さな小屋の近くでエモは何かに気がついた。


エ「ちょっとこれ見てよ、面白い形してる」


ヒュ「どれどれ、本当だ、レンシーにそっくりだ」


レ「またそれですか・・・確かに興味深い形をしてますね」


この付近ではクマが出るらしいが、クマの爪痕ではない。

もっと芸術的なものを彷彿させる形だ。

見ていても仕方ないので見入っている二人に声をかける。


レ「もう行きますよ、もうすぐで町ですから・・・ん?」


ヒュ「分かったよ、で、どうかした?」


レ「ちょっと気になったのですが、あの木と木の間にある岩有りますよね?置かれ方と土の色が少しおかしくないですか?」


エ「うーん、言われてみればここの地面と色違うかな?」


ヒュ「よっしゃ掘ってみよう、何か埋まってるかもしれない」


エ「掘ろう掘ろう」


レ「ちょ、ちょっと待ってください。どうしてあなた達はこう、愚直なんですか?」


呆れるレンシーをよそに、どれどれと岩に近づいていった。

先にヒュドラが岩の裏側を覗きこむ、それからエモをこっちに来るなと制止させた。

微量であるが異臭を感じる、これは嫌な予感しかしない。


ヒュ「レンシー来てくれ」



私達の知らない場所では残酷な事が行われていることを知る由はない。

地面に染み込む赤い液体は気が付かれる事がなく同化してしまった。

ただ木の皮に跳ねた所から剥がれ落ち不思議な形を残している。

誰かがこの木を見つけ、人の顔みたいだと身震いをして足早に去って行った。

ここで人が殺され近くに埋まっていることをまだ知られてはいなかった、だがちょっとした所から秘密は綻び始める。


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