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失われた宝石  作者: 田貫うどん
第二章
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宝石の真偽 その2

川に到着した。

思っていた以上に川幅が広く、向こう岸まで行くには骨を折りそうだ。

流れが早く、泳いで渡るには危険過ぎるだろう。

橋を探してもこの近くには見当たらなかった。

早速行き詰ってしまったのだが、気づいてしまった。

幸いなことに甲冑など装備していないので渡ろうと思えば渡れる事を。

早速思いついた方法を皆に伝えるエモだった。


ヒュ「却下」


レ「提案は悪くないのですが、生憎私は泳げないんですよ」


案の定却下された。

何で泳がないといけないのか、泳いだとして服濡れるじゃねーか、流されたら死ぬよ?お前アホだろ、ってな感じで。

別の案を考えていたらもっと良い事を思いついた。


エ「知ってるぞ、ヒュドラが宙に浮くことが出来る事を」


魔法使いなら誰でも宙に浮く魔法を使える。

それを使えばこの川でも濡れずに向こうまで行けるだろう。


ヒュ「確かに浮くことは出来るが、他人まで浮かせることは出来ない」


また別の案もダメだった、出来ると分かっていればヒュドラなら提案するだろう。

提案しないということは他に良い案が浮かばないということだ。


レ「この道には本来有るはずなの橋がありません。先日の大雨で流されてしまったのでしょうか?」


大きな町からのびる道は通常なら通れる訳で、橋も例外ではなく問題があれば早急に対処しているはずだ。

それがこのまま放置され川を渡れない状態になっていることは何かしら起こっているのかもしれない。

レンシーは一旦来た道を戻ることを考えた、川を渡れば町に着けるが、宝石の鑑定をしてもらうために急いでいるとは言えない。

今無理して渡らなくても遠回りして川を渡らない別の方向から行けばいいのではと。

あの宝石の欠片が本物なのか早く知りたい気持ちはあるのだが。


ヒュ「おい、ちょっとこっち来てみろよ」


川縁かわべりに座り込み何かを発見したようでニコニコしながら叫んでいる。


ヒュ「見てみろこの草、うまそうじゃないか?」


エ「本当だ、あの時のよりみずみずしい!」


レ「またそれですか、なんであなた達はいつも道草を食おうとしてるんですか?まず先にやる事あるでしょうが」


ヒュ「腹が減ってはなんとやら、今回はマヨネーズ持参しました」


エ「やったね、これでひもじい思いをしなくて済むよ」


レンシーがため息をついていると来た道から荷物を持った二人組がやってきた。


レ「あ、ちょうどいい所に誰か来ましたよ。あの人たちも川渡るんですかね?」


ヒュ「え?あ、ああそうだな、何か聞いてみようか」


少し動揺しているヒュドラ、知らない人が来れば一応は体裁は気にするらしい。

立ち上がり持っていた草を地面に落とした。

川の激しい流れで風が起き、落とした草は舞い上がりまだ座り込んでいたエモの顔に当たったのは気のせいだ。


荷物を持った男A「あれ、また橋が流されてら、面倒なことになったなぁ」


レ「すみません、この先にある町に行きたいのですが、ここにあった橋ってどうなってるんですか?」


荷物を持った男A「年に二、三回くらい流されるんだよ。君らもこの先に行くのかい?だったらちょっと遠いけど川幅が狭くなってる所があるから連れて行ってあげるよ」


レ「それは助かります、これからどうしようかと考えたところでした」


荷物を持った男B「俺らもこれから町にいくんだ、困ったときはお互い様だよ」


荷物を持った男A「あとここらへん野犬が出るから草に触る時は汚物が無いか気を付けた方がいいよ」



見られていた。


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