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失われた宝石  作者: 田貫うどん
第十一章
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Somewhere Wonderful その4

目を開けるとさっきまでいた防衛中継点ではなかった。

本当にあっという間だった。

ニアスの動物たちはどうなったのだろう。


ニ「あ!手足が8本になってる!!」


ヒュ「カニだしな」


ニ「正常だったわ」


問題は無かった。

さて、ルリ姫のいる家を探さなければいけない。

場所が分からないのでそこらにいる人に聞いてみることにした。

そんなにすぐには分からないだろうな、と思ったがここらでは有名ですぐに分かった。


住民「ほらあそこに見えるでしょ、あの旗がなびいてるところを目指せばすぐよ」


成程、家というより城といったほうがいいか、迷えっていう方が無理であろう。

ここまではっきり金持ちのお嬢様だと分かると嫌味とは違った敗北感が全身を駆け巡る。


ヒュ「すごく・・・大きいです・・・」


二「想像以上に大きいです・・・」


レ「凄く立派ですね」


エ「分かりやすくて良かったね」


ヒュ「さて、町に来たらまずは教会へ行かないとね」


レ「あ、ああ、そうですね。忘れてました」


エ「後回しでもよくない?」


ヒュ「それもそうだな」



町中にはルリ姫の城への道標がいくつもあって、続く道の両端には活気のある店が沢山並んでいた。

ヒュドラとレンシーはいままで色々な場所を旅をしていたが、ここら辺に来るのは初めてだった。

毛色の違う町並み近代的でありながら懐かしい思いを覚えさせる。

と、売店を見ていて忘れていた何かに気づいてしまった。


レ「手土産がありませんね。ここで買っていきますか?」


ここまで来て単なる物を渡すにはなんとも味気ない気がする。

足を止め何が良いのか考えているが、思いつかない。


ニ「これなんかどう?乾燥した草」


ヒュ「草ってお前、そんなの土産にもならん」


ニ「特製ブレンドで、ちょっと気持ちよくなるヤツ」


レ「流石にそれは・・・私の目が黒いうちは許しませんよ」


ニアスの差し出した草はそういった類の物ではなく、動物専用のエサでリラックス効果のあるものだそうだ。

成程、そういうことなら前に一緒に捕まえたウサギが姫のところにいるはずなので大丈夫だろう、普通の土産じゃなんとなく駄目なきがしたから。



さて、城まで着いたので門番に話しかける。

それに気づいた門番は


門番「何か用かい?」


レ「ええ、この手紙をもらいまして」


門番「ああ、ようこそ。お待ちしておりました。ささ、どうぞこちらへ」


話は通っているようだ。

門番がボタンを押すと大きな音をたて門が開いた。

流石金持ちだなぁ、エモは思った。

どんな原理なのだろうとも思ったがそれよりも門の先にある何か分からない物の興味をひかれる。


ヒュ「自動とは、流石金持ちだ。上流階級は違うね」


門番「いえ、実は裏で引っ張っているんです」


門から入り隠れた場所を見ると数人がかりで門の端を引っ張っている人がいた。

自動に見せかける為に一定の速度で引くとは泣ける話だ。

そんなことより別のところ警備しろと思うエモ達であった・・・。


城まで続く道は左右対称に石像や手入れされた木々、理解できそうにないモノが置かれていた。


レ「これは・・・趣が・・・ありますね・・・」


ヒュ「レンシー無理しなくてもいいぞ。俺は吐き気がしてきた」


二「ねー、この像凄くセクシーだよ」


神々の裸の像はよくあるものだが、ニアスが見つけた像は明らかに何か間違ったセクシーさをしていた。


エ「その像、神聖な雰囲気なんて微塵も感じないな」


ヒュ「あれ?よく見るとエモにそっくりじゃないですか??」


ニ「本当だ!そっくり過ぎて笑える」


ニアスは堪えられなくなりふき出した。


女「に、似てないよ!」


ヒュ「確かに似てない。実物はこんなにスタイル良くねーもんな」


エ「おい、どういう意味だ」


エモヒュドラに蹴りを入れて抗議した。


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