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失われた宝石  作者: 田貫うどん
第十一章
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Somewhere Wonderful その3

レ「安心してください時間の短縮ができそうですよ。、手紙と一緒にテレポーターの無料チケットが入ってましたよ」


ヒュ「マジか!すぐ売ろう!」


エ「現金な奴め」


レ「いやいや、それは違うでしょ。これを使ってこっちにこいという奴ですよ」


ヒュ「でも帰りのチケットは無いんでしょ?」


レ「・・・ないですね」


ニ「交渉しなくちゃね!」


チケットは四枚ある。この中で二人が行けば往復できる。

が、行くも残るも安心して任せられないのである。

やっぱり四人で行くしかない、帰りは執事に泣き言で堕とすしかないだろう。

さて、そのテレポーターがある町を探さなければいけない。

大都市にはあるが、田舎にはない。

地図を見てどこが一番近いか探した。


レ「そうですねぇ、一番近いのは美術館のあった町ですけど、この先にある防衛中継点にもありますね」


防衛中継点とは何か有事の時に機能する国家直営の場である。

心配な点は、有事じゃないと誰もいないこと。

しかし今は太陽が沈まなくなる異常事態であり、きっと誰かいるはずだろうとレンシーは言った。

ダメ元で先に行くか、確実を取るかだが、


エ「私たちに後戻りの選択はないでしょ」


ヒュ「それはそうだが、行く場所は戻ったところにあるじゃん」


エ「そんな屁理屈言うなよー」



人がいることを信じ先に進むことにした。

野宿はもう慣れっこになっていたし、ヒュドラが道草を食べることもなくなっていた。


ニ「ちょっと待って、こいつらにご飯を」


と、ちょいちょい足止めはあるものの順調に進んで行った。

そしてやっとのことで中継点まで到達した。

信じた通り人がいる!

テレポーターは使えるのだろうか。


門番「どうしました旅の方、ここは一般人は立ち入り禁止ですよ」


レ「あ、私は司祭をやっている者で・・・」


通してもらえた、司祭特権は素晴らしい、レンシーありがとう。

テレポーターは使える状態だそうで、近くにいる人にチケットを渡し準備に取り掛かった。

しっかし、どういった原理で別の場所に一瞬でいけるのだろうか。

そんなこと言ってるとヒュドラの使う魔法だってどういうことなのか。

武闘派のエモには到底理解できないことだろうが出来るものは出来るのだからどうしようもない。


テレポーターを使った記憶、エモは昔両親と一緒に一度だけ利用したことがあった。

多忙だった学者の両親が時間を作ってくれて行った旅行。

あまり覚えていないけれど楽しかった記憶だけは今も心にあった。

あれからどれくらい経ったのだろう、複雑な思いが頭の中を駆け巡っていた。

と、急に頭の中がが真っ白になってふらついてしまった。


ヒュ「おい、大丈夫かエモ」


エ「うん、なんか昔を思い出しちゃって」


ヒュ「まぁこんな機会あんまりないからな」


ヒュドラは何度か使ったことあるらしい、詳しいことは分からないが、気乗りはしていないようだ。

レンシーは一度だけだという。

ニアスは一度もなく不安そうに。、


二「テレポタ使った事ないんだよねー、この子らも連れていけるよね?」


これについてはテレポーターの担当者が困惑していたようで、ニアスは動物使いという滅多にいないレアな存在であり、動物を転送先に送ったことがないのだと言った。

大丈夫なはずと言ったが信じていいものか。


ヒュ「大丈夫だよ、着いた先では手足が8本くらいになってるけどな」


二「え?それって身体が狼で手足がカニってこと?バランス悪っ!

どうせなら身体がカニで手足が狼の方がまだましだよ」


エ「ツッコミどころ間違ってる気がする」


レ「さ、行きますよ」


意を決してテレポーターサークルに入りその時を待った。


テレポタ管理人「それでは良い旅を」


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