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失われた宝石  作者: 田貫うどん
第一章
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工場見学 その3

まずは夕方まで待つ、それまで工場から出ないと怪しまれるので門番の部屋で更なる作戦の練り直しを行う。

その間門番が三人の作業着を返しに行き、もう帰ったと告げれば工場内に留まることが出来る。

人が手薄になった時に行動開始、ヒュドラが見つけた魔法のかけられた階段の解放、そしてその先に進む予定だ。



エ「まるで忍者だな、ニンニン」


レ「ちょっと待てよ、この階段の魔法解除するんだから話しかけるな」


何やら訳の分からないことをやってるヒュドラを見守る二人。

門番?もちろん門を守りに行きました。「俺これから仕事だから。頑張れよ」ってな感じで去って行った。

協力ありがとう、バレたら首になっちゃうかもだけど、恩は忘れないぞ。

試供品のお菓子を食べながらエモは思った。


数分後、魔法を解除できた。長く息を吐きだし疲れた様子のヒュドラ。


レ「流石ですね、腐っても魔法使いです」


ヒュ「任せておけ、こんなの朝飯前だ。だからその手に持ってる食い物よこせ」


ヒュドラはエモから試供品を奪うと菓子を頬張った。

不服そうなエモだったが無視だ。体力回復は基本中の基本。

特に神経を使わなければいけない時には甘いもので頭の働きを良くしなければ集中力が切れてしまう。


ヒュ「よし行こう」


ゆっくりと階段を降りていく。

何故忍び込み調べる必要があるのか、それはレンシーとヒュドラの最悪のシナリオを回避するための考えだった。

普段人の居る場所に獣人はいない、居たとしても迷い込んだ場合が一番多い。

この場所から去らせようと威嚇して追い出すことはあっても捕まえるなんてことは聞いたことが無い。

それがレンシーには不思議で仕方がなかった。どうしてこの場所にいるんだ?

ここは工場だろ?それに最近になって門番を置く厳重な警戒、そしてヒュドラが見つけた魔法がかけられた階段。

三日に一回くらいの頻度で聞こえる叫び声もしくは悲鳴、もしかしたらその獣人に何かしら人道的ではない事をしているのでは?

そうだとしたらやめさせなければいけない、杞憂で終わればいいと心で思いながら。

獣人を連れていた作業員の目、話す時に目が合わなかった、どこか空を見ているよう・・・洗脳されているかのように。



階段の先にあったのはこれぞ地下室といったものだった。

頑丈そうな扉が立ちはだかっていた。

これにも魔法がかけられているかと思った。


ヒュ「かかってないな、一気に行くか」


黙って頷く二人、覚悟を決め扉を開いた。



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