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第零話
そこは深き闇。
そこに更なる闇が存在していた…
だが、それはとうとう破られる。
旧神の死によって。
一筋の光により、闇は滅びる。
ーーーすなわち『旧神からの封印の鎖』の消失ーーーー
『時は満ちた』
神は笑う。
新たな神はまず前世とは変わる新たな世界を作った。
その次に天使を
最後に悪魔を創造した。
そうして平和な時間が過ぎ、数百年。
さて、暇になった神はなにをするのだろう。
それが悪魔達のサバイバルゲーム(ラグナロク)だった。
神は人間界を覗き込み、その中から罪深い人間達を選ぶ。
『嫉妬』『色欲』『強欲』『暴食』『憤怒』『傲慢』そして『怠惰』
それぞれの罪に相当する人間を選び、そして言う。
『願いを叶えたければ、この世界にいる七人の悪魔を殺せ』
そうして、『悪魔達の最終戦争』は幕を開けたのだ。