表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/5

第2話 魔法学校

魔法学校には無事着くことができた。

俺のクラスは…………あった。

緊張する。俺は転校という形だ。前世のように虐められないだろうか。というか、前世の記憶が少しずつ戻ってきていることに気づいた。出かける前に足が震えていたりしていたのも、それが原因か。

まあいい。この扉を開けよう。


「失礼します…」


「あなたがアステリアさんですね?」

教卓に立つ先生らしき人。

「私の名前はラスタ。ラスタ先生と呼んでください。早速自己紹介しましょうか!さあ、みんなに向かって!」

一般的な自己紹介をしておこう。

「アステリア・アルベルトです。よろしくお願いします。」

よし!普通に言えたな。

「アステリアさん。貴方の席は…そうね…あの金髪の女の子の横に行ってちょうだい。」

先生に言われた通り、席に着いた。

「アステリアくん!私の名前はルイシャ。みんなからはルイって呼ばれてるよ!これからよろしくね!」

めっちゃ元気でいい子そうな女子キター!

だがここで取り乱しては俺の花の学園生活がなくなってしまう…冷静に…

「ルイシャさん。よろしくお願いします」

「敬語じゃなくてもいいよ!気軽にルイって呼んで!」

「分かったよ。ルイ。」

もう授業が始まる時間だ。一限目は…武術ってことは前世の世界だと体育か。ちょっと楽しみかも。

「では10分までには着替えて、グラウンドに集まっていてね!」


はーい


まずは着替えよう。この世界の体操服は動きやすいな。よし、グラウンドに行こう。


「あ!アステリアくん!一緒にグラウンドまで行こ!」

待て待て待て待て!これは脈ありか?脈ありなのか?こんなに積極的な子だとは…惚れてしまうだろ!

「うん!一緒に行こ!」

冷静に返して、良いやつアピールをしておこう。

「アステリアくんにもあだ名欲しくない?そうだな…アスくんとか、リアくんとか、迷うなー」

「何でもいいよー」

「じゃあ!アスくんって呼ぶね!」

「うん!」

「もうグラウンドだよ!」

おおおおおお!めっちゃ広いじゃん!

「そういえば、武術って何習うの?」

「今は凱流を習ってるよ!」

「凱流ってどんなの?」

「この世界には色々な流派があって、その原点がこの凱流なの!これは的確に攻撃を与えて、受け身をとったりと、バランスがよく幅広い人が愛用しているの!」

「すごいね!楽しみだなぁ」


「はーい!皆さん!もう授業が始まるよー!」


「アスくん!急いで行こ!」

「あ、うん!」


「今日は対人練習をします。皆さんには防御魔法と、痛覚麻痺魔法をかけますので、今まで習ってきた技を使っていきましょう!」

すごいな。魔法って本当に応用が効くんだ。

「先生!僕はどうすればいいでしょうか?」

「アステリアさんは…20分くらい技について、私が教えますのでそれが終わったら参加しよっか!」

「では皆さん各自でしてください!」


「早速教えるね。まずは攻撃から。相手の視線をよく見て、死角から攻撃を当てる。分かった?そして、防御。相手の体の全体を見て【どこに】【どうやって】攻撃がくるか予測し、そこに蹴りを入れて防ぐよ!あとは………」


20分が過ぎ…


「これで終わり!じゃあアステリアさんも参加してきて!」

「分かりました!丁寧にありがとうございます!」


楽しみだ。これで活躍して女の子からモテモテになったらどうしよう…想像するだけで夢が広がるぜ…


「おい!転校生のアス…なんかだよな?俺と戦えよ!」

なんだこのどこぞやのガキ大将みたいな奴は。見るからに低脳そうだ。見てて吐き気がする。

「いいですよ。」

冷静にクールキャラを演じよう。

「お前を完膚なきまでに叩きのめしてやるよ!」

おうおう。結構言うじゃねえか。

「ルールはこの線を出たら負けだ。魔法を使ったりするのは無しだ。」

「分かりました」

このガキ大将の取り巻きが始まりの合図をする。

「よーい始め!」

ガキ大将は何も考えずに殴りかかってくる。

「くらえー!」

まあここは受けてみるか」

俺が顔を腕で守り、そいつの拳が当たる。

重い。これはまずい。俺の体は数メートル吹き飛ぶ。

「流石です!ザンガさん!格の違いを見せちゃってください!」

取り巻きはテンションが上がっている。

このガキ大将に勝てる方法は単純で、カウンターをすればいいだけの話だ。

案の定、追い討ちで殴りかかりにきた。

「これで終わりだー!」

すっ。横に避ける。そして腹に一撃。

「その程度かよ。」

ガキ大将には全くダメージがない。

うっ。拳が俺のみぞおちに直撃する。

俺は線から何Mも超えてしまい、負けてしまった。

「所詮、雑魚だな。これからは俺のことをザンガさんと呼べ!俺はこの世で最強なんだ。」

なんだこいつ。ウザすぎるだろ。

「わ、分かりました……」

クソックソッ!この世界でも俺はいじめられるのか…最悪だ………もう嫌だ……もう………


俺は悔しさのあまり、歯を食いしばって泣いていた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ