なろうの評価システムは、もともといい加減だよという話
最近さまざまなエッセイで、評価ポイントは考えてつけろとか、もっと気軽に入れてもいいんじゃないかとかあるので自分の考えを書く。
結論から言うと評価ポイントは気軽に入れればよい。もちろん入れなくてもよい。
なぜか? なろうの評価システムはそんな程度のもんだから。
評価のところを見てみてほしい。「ポイントを入れて作者を応援しましょう!」とある。そう、なろうの評価システムは作者を応援するための物なのだ。作品を評価するための物ではないのである。
そもそも作品の評価ならもっと項目に分かれているはずだ。文章のうまさ、オリジナリティなどは最低限必要だろう。それがないということはそういうことなのだ。作者のモチベ維持のために評価してあげてね!くらいの物なのである。
なかには、読者は小説を適切に評価しポイントもよく考えて入れるべきという人もいるようだが、それは読者に多くを求めすぎである。気軽な投稿が売りで作者はいつ辞めても良いのに、なぜ読者側がそこまで労力を割かねばならないのか。
暇つぶしで読む小説にそこまでのことをする奇特な人間は少ないのだ。☆1を入れろ、入れるなという声もあるが、そんなもん好きにしろ。
☆1を入れることができるシステムになっているのだからそれを批判するのはおかしなことだし、読んだが☆を入れないというのも立派な評価である。ボタンをポチ―するだけの時間を割く気にもならなかった、という評価である。そういう評価を受けるのが嫌なら評価を受け付けない設定にすればよい。良い評価だけ受けたい? 最低系なろう主人公みたいなことを言うな。
もちろん、ポイントがランキングを左右する以上、評価ポイントについて議論はあって当然である。ただしそれはなろうというサイトのルールや運用の話であり、読者に何かを求めるのは筋が違うし現実的でない。現状が上手くいっていないのならば、人ではなくまずルールの不備を疑うべきだ。
他人の考えとルールのどちらを変えることが容易かを考えれば、おのずと答えは出るだろう。
読者に注文を付けている人は、なろう運営が改善してくれないから代わりに手の届く所にいる人たちに向けているだけなのだ。