第12話 3人でおやすみ
シャーロットのザルトとオルクとの出会いの話が終わったタイミングでアオラはミネルバの盃が空になっていたことに気が付く。
「ミネルバ様。もう一杯飲まれますか?」
「あっ、うん。それじゃあ、もう一杯」
ミネルバがもう一杯を所望したため、アオラは手慣れている様子でミネルバの持っている盃にお酒を入れていく。
「ありがとう」
「いえいえ~。それでは私ももう一杯っと」
その後にアオラも自分の盃にお酒を入れて飲んでいた。するとシャーロットが声を掛けてきた。
「ねえ、ミネルバ、アオラ」
「どうしたの?」
「どうしましたか?」
シャーロットから名前を呼ばれたミネルバとアオラはお酒を飲みながらシャーロットの方を向く。
「今回は招待してくれてありがとう。今日はザルトに会いに来たんだけど、ミネルバとアオラにも会えて良かったよ」
「私もシャーロットと会えて良かった」
「私もシャーロット王女と会えて良かったです!」
シャーロットはミネルバとアオラにそう言われて微笑むと、その直後からうつらうつらと舟を漕いでいた。どうやら酔いが回って眠くなってきたらしい。
「眠い?それならベッドを貸すけど…」
「うん。少し、疲れたみたい」
「アストロ王国からわざわざ来てくれたし戦闘もしたから、疲れが出たんだよ。アオラ、シャーロットをベッドに連れていってくれる?」
「かしこりました!それではシャーロット王女、肩を貸しますね」
「ん、ありがとう…アオラ」
アオラはそう言いながらシャーロットに肩を貸してゆっくり立ち上がらせる。ベッドはすぐ近くにミネルバとアオラが普段、一緒に寝ているベッドがある。そのベッドは2人どころか3人は寝られるくらいのかなり大きいサイズのベッドであるため、アオラはシャーロットをそこに連れていった。
「それでは、おやすみなさい。シャーロット王女」
「うん。おやすみ…」
アオラはそう言いながらシャーロットに布団を掛けてあげると、シャーロットはすぐに寝息を立てて眠り始めた。するとその直後にミネルバも眠そうな顔でベッドにやってきていた。
「ミネルバ様もそろそろお休みになられますか?」
「うん。アオラも一緒に寝よう?」
「はい。そのつもりですよ~」
ミネルバはアオラを抱きしめるとそのままベッドに倒れ込んだため、自動的にアオラもベッドに寝転がる形になる。
「おやすみなさい、ミネルバ様」
「うん。おやすみ…」
今日一日で仲良くなった3人は同じベッドで仲良く眠りにつくのであった。3人で飲んだおかげで、酒瓶は空になっていた。




