9話 魔法説明回2
すみません。
本日から隔日でいきます。
9話 魔法説明回2
魔法練習場に戻ってきた。
『さて、それでは属性攻撃魔法の放出系についてと、属性防御魔法の放出系について教えようと思う。しかと聴くがいい』
『はい!お願いします。』
師匠の説明によると、攻撃も防御もどちらも最終的には想像力が大事とのことだ。
詳しく聞いた話によればまずは攻撃の方は種類が、ボール系・アロー系・スラッシュ系・爆発系・トルネード系・その他に別けれるそうだ、その他というのは基本の5系統以外に結果が分類されるもので各術者の最終的に行き着くオリジナル魔法だという。
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ボール系とは球状にした打撃魔法を放つ攻撃魔法
アロー系とは矢の形にした貫通魔法を放つ攻撃魔法
スラッシュ系とは刃の形にして斬擊魔法を放つ攻撃魔法
爆発系とは対象を中心にして爆発を起こす攻撃魔法
トルネード系とは竜巻をおこす攻撃魔法
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上記の魔法を火属性でいうと、ファイアーボール・ファイアーアロー・ファイアースラッシュ・エクスプロージョン・ファイアーストームに、となるそうだ。
それぞれ魔力量や制御能力により数や威力、範囲や操作性能などいろいろ上がるそうだ。
俺なら、魔力がまだ少ないため数や威力や範囲はそこまで強くはないそうだが、制御能力がかなり高いので放ったあとの魔法を曲げたり範囲を狭くして威力をあげるなどの応用力が聞くそうだ。
ちなみにこの世界の魔法には詠唱というものは基本ないらしいが魔法名だけは初めのうちは言わないと発動は難しいとのことだ。
次に防御系魔法の種類は、ウォール系・バリア系・レジスト系の3種類だそうだ。
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ウォール系とは壁を形成し盾として使う防御魔法
バリア系とは自身を中心にし球状の膜をはる防御魔法
レジスト系とは自身や他者の耐性を上げる防御(予防)魔法
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説明を聞いてレジスト系以外は想像がしやすく現代日本の知識があれば割りとすぐ、習得できるのではと思っている。
だが、レジスト系は予防接種などをイメージするが魔法で再現となるといみがわからん。
『こんなもんだな。そしたら実践だの。あそこの的にそうだなボール系を撃ってみろ。』
『ファイアーボール!』
魔法名をいうと、野球の公式ボールくらいの球が現れたので前に進むイメージで打ち出すと的目掛けてすんなりと進んでいき見事的にあたった。
『ふぉふぉふぉ!すごいのぉ、コントロールについては心配しておらんだが、初回で顕現させるとはなかなか出来ないのだがな。普通は師匠の魔法を見てだんだんとイメージを固めて現出させるのだが。』
『まぁ、できましたね。たぶんですが、他も出来ると思います。ただレジストだけイメージができないんです。』
『レジストのぉ、これはイメージというか自己暗示に近いかも知れぬのぉ。』
『自己暗示ですか?』
『そうだ、自分にはこれは効かない!と強く思うと発動すると言われとる。私自身使えるが似たようなかんじだからのぉ。まぁそれぞれのイメージだとはおもうが。』
『まぁ、とりあえず他のも発動させてみますね。』
ということで、他の魔法も発動させたがやはりレジスト系だけが上手く発動しなかった。
『レジスト以外は、本当に発動したのぉ。レジスト系はお主ならばかなり有効に使えるのだがのぉ。』
『んー、思い込むか・・・』
んーわからん。
『ちなみにレジスト使うとどんな感じなんですか?』
『ちと、お主に使うでの、ほいっと』
魔法名いってなくね?言わなくてもできんの?
『あの、師匠は魔法名言わないのですか?』
『魔法名なんぞ初心者のみじゃよ。それよりせっかく魔法かけてやったんだから、調べてみよ』
『あぁそうでした。すみません。』
ふむ、体の回りにピッタリと引っ付いて全身タイツ風なのか。
これならイメージしやすいな。
ただ効果てきにはどうなんだ?
『師匠すみません。いちど魔法を撃ってみてくれませんか?』
『いいぞ。ほれ』
『ちょ、師匠でかす・・ぎる?』
あぁ、そういうことか中和してるな。ということはこれは反対属性で打ち消してるのかな?
でもそれだと・・・
『師匠質問です。今の魔法と掛けていただいたレジスト魔法は同じ属性ですか?』
『そうじゃが?』
『んー?』
『なにが引っ掛かっておるんじゃ?』
『魔法が中和してたので反対属性なのかなとおもったのですが、違うようですね。』
『ん?チュウワとはなんだ?あれは吸収してるのではないのか?』
『いえ、吸収だと増えると思うのですが消えてるので反対属性で打ち消しているのかと。こんな感じで』
と、水魔法と火魔法でぶつけてみると。きえたな。
そして、火同しでやると大きくなった。
ちなみに魔法なので物理法則てきに爆発するとか、火が消えて水が残るとかはなく霧散する。
『ほんとじゃのぉ、いままで考えもせんかった。』
『ちょっとレジストやってみるのでみてください。』
『おーできとるぞ』
『ありがとうございます。』
『こんどはワシもそこを意識して火レジスト魔法は水じゃのほい。おー効力がかなり上がっておるの!』
『それは良かったです。』
『あとは、各魔法でどのようなことが出来るかや剣術との組み合わせを考えながらやってみるこじゃの』
『ありがとうございます。』
『それでは今日はここまでじゃの』
ここまで読んで頂きありがとうございます。




