婚約者から教わる
勢いとノリで。鈍感て怖いよねて話になったから書いてみやした。鈍感には真っ直ぐそのまま言わないと伝わらないのですっ!
誤字脱字あったらすみません。
18年生きて恋愛とか恋とか分かるものなの?
私はおかしいのかしら?
いいじゃない?
所詮貴族の結婚に愛なんて無いに等しいんでしょ?
この目の前の花束を持った
見目麗しい殿方が私の婚約者様
それなりに仲もいいけれど
でも好きなのかって言われたらわからない。
何を以ってして好きなの?
どうなったら好きってことになるの?
何になれば恋なの?愛なの?
なんとも素晴らしい笑顔で微笑む殿方に
バレないように考える。
私にはわからないから
この方が私を好きなのかもわからない。
ごめんなさい。
謝っていいのかもわからないけれどね。
「どうしたの?」
「なにがかしら?」
「何考えてたのよ?ぼ――っとして」
「愛?についてかしら?」
「また珍しい……婚約者様にはあれだけど興味ないと思ってた」
「無いわけじゃないわよ。分からないだけよ。」
「一緒ではないの?」
「一緒ではないわよ。」
「というかそんなこと婚約者様の前で言っちゃダメよ?
あんなにっ…あ――もう不憫すぎるわ……」
「なぜ?不憫なの?」
「あれに気づかないなんてっ……はぁ――……」
なぜそんなにため息つかれなきゃいけないのかしら……
あら?昨日いらしてたのにまたいらっしゃるのですね?
3日に1度程度でしたのに珍しい……
「お待ちしておりました」
「こんにちは……」
あらら?どうなさいました?
眉間にシワがよってらっしゃいますわ?
「今日もというのは珍しいですね?どうかなさいましたか?」
「少し……聞きたいことがあってね」
なにやら歯切れが悪いですわね?
「はぁ……なんでしょう?」
「もしかして伝わってないのかな?て……」
「なにがでしょう?」
「えっと―…想い?」
「想い?なんのですか?」
「気持ち?」
「?誰のですか?」
あら、お顔を伏せてしまわれました。
でも全くわかりませんわ?
何を問われたいのかしら?
お顔を上げたかと思うと綺麗な仕草で紅茶を一口飲み
満面の笑み……あら、なんだか怖いわね
「十分分かりました。」
あら、私は全くわかりませんのに何がわかったのでしょう?
「何がわかったのですか?」
「伝わっていないことがです。」
伝わっていないことですか……
なにがでしょう?
全くわかりません……。
「ここまで伝わっていないとは思わなかったので少々凹みましたが……
これからはしっかり伝えねばなりませんね?
直接そのままを言わねば気づいていただけないのでしょう。
ここまで鈍感だとは……。後は学んで頂きましょう。」
学ぶ?なにをでしょうか?
とても素敵に微笑んでいらっしゃるはずなのですが、、、
背筋が凍りそうですわ……。
すっと立ち上がりテーブルに右手をついて
私の左耳に顔をよせ
「逃がしませんよ。愛してますから。」
すっとソファに座り直した婚約者様の笑顔は
とびきり素敵でしたがとても怖かったのですが……
どういうことでしょう……。
私は何やらいけないスイッチを押してしまったようです。
ありがとうございました。