CALL7:『ただいま』
「オレは何をしてるんだろう?」
生き返りなんてこの世にはない。
そう思ってた。でもミルは。どうなるんだろう?
あんなに優しかったミルは?そういう思いが日に日に増していくトモ。
今日1日しか過ごしてないけど優しさが身にしみたフォスター。
でも、そんな時から半年経った。
ボス戦はなんとか勝ったが、他は惨敗。
死者は両方合わせて1500人以上。
「ミル。久しぶり。」
そこに一人の青年が現れた。
「亡くなり・・・ましたか。」
「失礼ですがあなたは?」
「彼の旧友・・です。」
futureScopeを使えるようにしたのも彼だし、信用はしてみる。
ミル!そう思って泣いた。でも青年は笑っていた。ミルに似た、優しい笑顔だった。
ミル?また泣いた。でもなぜ笑顔でいられるんだろう?
「泣いても死人は生き返りません。なのにあなたは何故泣くんですか?
笑顔で見送らないんですか?」
何言ってるんだ?そう思った。
「ミラー=フォステル。この方を生き返らしたいか?」
なおさら何を?生き返らせる?寂しい。こんな力に頼ってまで生き返らしたいのか。
でも、この人を!信用したい!オレもまた笑いたい!
「そうです。私の名前はステラ。お見知りおきを。」
ヒュゥゥゥゥン!!
「彼に生きたいという思いがあれば生き返ります。しかしなければあなたが死にます。」
ッツ!テメェ!でも心の奥は決心していた。生き返らす。だから。オレはアイツがいなきゃ
ならないんだ!そう思った。
「やってください!」
ヒュゥゥゥゥゥゥゥン!
「頼む!」
キュゥゥゥン
『おまえたいやき食い過ぎですよ。フォスター』
笑いたい。またみんなと生きたい!
『ミル!おかえり。』
『ただいま』
またこの会話がしたい。生きたいです!
「おかえり!ミル!」
「ただいま。みんな」
この会話、この笑顔、みんなが一生の宝物だよ。
つづくんですね: