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俺なりのショートショート4

作者: 骸骨
掲載日:2026/03/11

 おびただしい量の糞の上に、青白い肌をした毛の薄い裸の老人があぐらをかいて座っていた。老人の視線の先には、五人の男たちが横一列に並んで立ってる。

 老人が大げさな手振りを交えながら話していると、真っ黒い塊のようなハエの群れが老人の周りを旋回する。男たちはハエの群れにも目の前の光景にも一切、動じる様子も示さずじっと老人の話に耳を傾けている。

 

 話を終えた老人が手招きをすると、右端の男が老人の側へと近づいていく。老人は指先で足元の糞をぬぐうと、男の額に塗りたくる。男は老人に向かって、頭を下げる。他の男たちもそれぞれ額に糞をつけられ、それぞれが頭を下げたのだった。


 老人が立ち上がると、不思議なことに男たちの額の糞は肌に浸透でもしたのかきれいに消えていた。裸の老人が男たちに向かって、笑顔で頷いた。男たちは各自世界各地へ向かっていった。

 これが世界に災いがもたらされるきっかけである。

 

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