予選終了
決勝トーナメント会場が騒つく中、予選会場の空気は凍てついていた。
「おいおい、3大会連続決勝に進んでたソフランが脱落だと?」
「あいつ何者だ?」
「聖霊器…」
眩い光を放ちながら登場した聖霊器にその場にいた参加者は息を飲む。
「ゴウ。このまま一気に決めちゃおうか?」
「チッ。好きにしろよ。」
「じゃあ一気に行っちゃうね。」
シュンっ!
「「「?!」」」
遠くから見ていた参加者達は一瞬で視界から消えたヒロを探す。
「?!どこだ?!」
「き、消えた?」
「なんだぁー?!」
ヒュッ
トントントンっ!
「ウッ」
「グッ」
「ぐぁ」
消えたように見えたヒロは風の如く会場を駆け巡り、参加者達の意識を次々と刈り取って行く。
ヒュ!
トントントン
「「「ぐぁ」」」
ヒュ!
キンッ!!!!!!!!!!!
「?!」
「がははは!そう急かすな小僧!!」
手当たり次第に攻撃していたヒロ。
不意に攻撃を止められ困惑する。
「お主はちと目立ちすぎじゃ!」
ゴンっっ!!!!
そう言うとその老人?(老人というには余りにも筋肉隆々)はヒロにゲンコツを食らわせた。
「グッッ?!」
「ちと大人しゅうしとけ!!」
「ヒロっ!!」
「ん?なんじゃい?こいつの友達か?…ふむ。お主もなかなか…」
「ゴウ、、」
「ヒロを離せよクソジジイ!」
シュッ!
「おっと、、お主もこいつと一緒に大人しくしとれ」
ポイっ
そう言って老人はヒロを軽々しく投げた。下手投げ。
「う、うわぁー!」
「お、おう!」
ゴウは3メートルほど投げ飛ばされたヒロを追いかけ、受け止めた。
「ゴウ、ありがとう」
「おう!このジジイ、ただモンじゃねーな」
「がははは!安心せい!お主らには手を出さんわい」
「な、なんだと!舐めやがって!」
「やめろゴウ!今ここでこのお爺さんとやり合って決勝に行けなかったらまずい!」
「おっさっきとは違って冷静になったのぅ。まぁそこでみておれ。もうすぐ終わるわい」
「「?」」
「「!!!!」」
「な、なんだって?!?」
「これは…」
老人の言葉の意味を考えた2人。
ハッと思い辺りを見回すとそこらに立っている人は既に20人にも満たない。
「え??」
「いつのまに?」
ピィーーーーーーーー!!!!!!!!!
「予選終了ーーー!」
「決勝トーナメント進出者18名!!これより転移を行う!!」
「え??」
その場に立っていた18名は決勝トーナメント会場へ転移した。




