告白
よろしくお願い致します
僕の彼女の精神は
最初からぶっ壊れていた
お嫁に貰ってください
彼女は晴れの日に頼み込みます
一つだけ分かるのは
世界が美しいという事
水滴だらけの傘をたたんで
手が取りやすく、そばに
駅をひとつ飛ばしながら
こっそり伺った吐息
ドアを誰かが開けてしまえば
照れくさそうに全部隠した
君は1度も言わなかった
結ばれていた事実は
どこにも無かったのかもしれない
僕の指が細く長く
君の髪の毛は薄く甘く
唇にとどかなければ
ヒールがあるブーツを履いて
二人でこっそりと
ヒミツを知りたかった
一つだけ正しいのは
最初から夢を見ていたこと
無邪気に冷たく微笑む
その小さな唇に
僕はとっくの昔に
故意に、恋に
深く堕ちていた
ありがとうございました。