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人狼と少女 垣根の上を翔ぶ女 亜依音  作者: 冬忍 金銀花
第八章 あれもこれも穏やかな幕間(まくあい)

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第79部 関東九州連合壊滅……私は無双……969


 私はチョロイ女なのだ。……私は派手な改造者に仕立て上げられてスカート丈は短くカットされ、お化粧は何処まででも厚く、髪は糊で固められて改造人間にされてしまった。


「パチパチパチパチ……。」x6

「うぐぅ~。」

「亜衣音、格好いい、俺は好きだぜ!」

「うん大地、頑張る……。」


 

*)銀治郎それは……おたんこなすの極小野郎


 九州の片田舎から関東へ出て来た田舎モンの集合体、だそうだよ? 関東九州連合とはね。



 私は、この「おたんこなす」と言う意味を知らないで使っていた。

「あんたたち、検索しなさいよね!」


「亜衣音ちゃん素敵よ!」

「未来~本当にこの格好で美歩の家から出てくるの?」

「そうよ美歩のシャドーだからね、もう真っ暗だし誰も疑わないよ。直ぐ横の多摩川のきぬたサッカー場までモンローウォークして頂戴。」

「え? たぬき?」

「あんた、きぬたで叩かれたいのね。」

「ヤダ! 私はダイズではないよ。大きいし叩かれたら死んじゃうわ!」

「亜衣音ちゃんそれは間違いよ。」 

「未来も間違ってるぜ、杵では無い方の衣板の事だよ。俺には使わせて貰えなかったな。」

「あ、杵ね?」


「一歩、美歩、散歩、行ってきます。」

「死なないでね?」

「うぐぅ~。」


 私は大きく腰を振りながら西へ歩いて行った、五分も歩けば多摩川の砧公園に出る。夜間の照明完備の市民憩いの地で夜釣りならば大きいアマゾンの魚も釣れるという人気のスポットだ。近年では逮捕者も出るという食料庫にもなっている。


「亜衣音ちゃん、話しの盛りすぎよ早く行きなさい。」

「俺が付いているからな。」

「はい行ってきます。」


「単純だね、」

「そうだね、俺の一言で簡単だな。」



「未来と大地覚えていなさいよ、後が怖いからね。」


 私の住む世田谷には多くの森や林が残っている。この遊休地? には年間に百万もの固定資産税が掛けられていて、都からは森の維持費として年間十万円程が給付されるらしい。これだから宅地に変る一方だね。by美歩。



「亜衣音ちゃんは怖くて足が動かないのね。」

「இஇஇ……。」

「大地くん右手の布は何なの?」



「もう大地のバカ、すっすっすー。」



 私の後には歩いて来る男が数人いてそれからかなり離れてバイクが、その後方には多数の不細工な車が連なっていて、中程には大きな団の旗が立っている。


「う~んいっぱいだね。こんな大人数を私が倒すのって、こんなのあり得ないよ大地。」


「それに交通ルールを守らない、関東九州連合にはきっちりと河川敷の道路で教えてあげなくちゃね。」


 河川敷には上下六車線の道路が造られているから、たまには交通安全教室が開かれているのだろうね。


「今日は夜間教育だね、警視庁白バイ訓練所ではバイクの教育が出来そうで楽しいかも!」



 私がこの広い河川敷に独りで佇む。すると数人の男から囲まれて次々にバイクが下りてくる。続いて多摩川の土手の道路には見物兼兵隊達の車が停車していく。


 あは~私は援軍無しの孤立無支援ってやつだね。



「よう美歩、随分と探したぜ。よくもまぁ~一週間も間逃げてくれたな。」

「なによ、あんた誰!?」

「銀治郎だ、顔を忘れたのか。」

「いいえ覚えてもいないわよ。その銀ちゃんが私に何の用事かしら。」

「なぁ大概でこの金の指輪を受け取ってくれないか、大きなダイヤも着けているからさ~。」

「まぁダイヤなの? 大きいの? カラットは幾つよ!」

「美歩、最初からそう言えば良かったのだよ。これ程手間と恥を掻かされたらもうダイヤは遣れないな。落し前つけてもらおうか。」

「あ、それ、私の前に落としてくれるのね、嬉しぃ~わぁ~!」

「ほざけ! 俺の後ろを見ろ、凄いだろ……。」

「私はさっきからず~っと見ているわよ、それが何!」

「俺の兵隊たちだ。」


 銀治郎は背中を向けているから兵隊たちの姿はみえないよね、逆に私は最初から見せつけられているんだよバ~カ!


「雑魚ね、川で泳いでいるハクレンさんの方が大きくて立派だわ。フン!!」

「おう言うようになったな。泣いて逃げていたのにもう笑えるのか、こりゃ~凄い女に成長したな。俺も嬉しいぜ。」

「嬉しいのなら、それ頂戴。受け取ってあげるから。一生大事にするね。まさかね三百円のおもちゃかな。」

「違うぞ三百万だ。良いだろう。」

「それ盗品よね、私がお店に返してあげるね。」

「うぐぅ~。」

「ほら返しなさい、私が届けてあげてもいいわよ。」


「おいお前ら~このビッチを押さえろ!」

「私、メス犬じゃないわよ誰ともHなんかしないのよ。でもね、そのダイヤならば……だ、嫌じゃないわ。私を抱きたいのでしょう? このオス犬!」


「そうだな右手を出せ、指に嵌めてやる。」

「銀ちゃんありがとう。さ、早く!」

「お、おう、どうしたんだ。この前は一目散に逃げていたのによ。」

「うん心境の変化だね、私は高校の馬術部に入部したんだ。ここの部長はね、超~ぶっ飛んだ性格の女性で綺麗で可愛いのよね。だから対抗意識を燃やしていたらね、私の性格もぶっ飛んだ性格になってしまったの。もう男なんて目に入らないのよね私は……。」


「わ、分ったから指だせ。」

「うん、お願いね。」


 素直に指輪を嵌めてくれた笑顔の銀治郎。後ろで照らすバイクのライトが眩しいので、ほんの一瞬かな、口を歪めた笑顔を作ってしまった。これが私の本性だったらどうしよう……。


「オー、、、。」x?


 ギャラリーから大きなざわめきの声があがったから、私は逡巡してその意味を考える。


「あ、ありがとうございます銀治郎さま、一生付いて行きます。」

「お前が早くからそう言えば良かったんだ。さ、帰るぜ。」


「そうそう、私は『百合』に目覚めたからもう男は嫌いよ。どっか行って頂戴な。さもないとコロすよ。」

「ぎゃははは……笑わせてくれるな、こりゃ楽しいぜ。」


「ボス、そろそろ俺らに回させてくださいよ。」

「いや~ん銀ちゃん、ウソよね銀ちゃん、愛してる!」


 私は銀治郎に抱きついて上目遣いで迫った、ら、抵抗しないのだった。



 私はうふふと笑って叫ぶのよ!


「エアー・ドライヴ! 私をこの男と守りなさい。」


 私は強い風魔法で全身を囲った。これならばバットさえ防げる。


「な、な、なにをする!」

「あんたの玉を抜きに来たのよ、大人しく種なし★ブドウになりなさい。」

「お前ら~やってまえ~!」

「オ~!」x?


 土手の見物人が一斉に河川敷に躍り出る。バイクの集団からも多数の男たちが走ってきてギャラリーは土手の見物人だ。


「ピヒャラホラ、ピヒャラホラ、ピヒャラホラ、」

「ピヒャラホラ、ピヒャラホラ、ピヒャラホラ、」

「ピヒャラホラ、ピヒャラホラ、ピヒャラホラ、」


 私は怯む事無く「エアー・ショット!」「エアー・イン・パクト!」「エアー・スプラッシュ!」「エアー・ドライヴ!」「エアー・ショット!」「エアー・イン・パクト!」「エアー・スプラッシュ!」「エアー・ドライヴ!」連続巫女風魔法を惜しげも無くスカートをヒラヒラさせて放った。


「ウキョ~!」と言う男は幸せ者だ。「うぎゃ~」は乱れ飛ぶ車の下敷きか。「ボチャン」は川に飛ばされて鯉のエサ確定。ハクレンかもしれない。


「ギャ~!!」は風魔法で遠くへ吹き飛ばされた残念な男の断末魔か、玉が川に流されたのかもしれない。これぞ……タマガワ~……!


「もうアレでは使い物にはならないわね。そろそろ銀ちゃんを、あんたを玉無しにする番だね。」

「よせ、ダイヤは渡したよな、あれで勘弁してケロ。」

「まだ足りないのよね。私、孤高のお姫さまなのよ。もっと貢ぎ物を出しなさいよね、まだまだ持っているわよね。」

「車にある、取って来るから放せ。」

「ダ~メ、一緒に行こうね?」

「うぐぅ~……。」

「私の真似はしないの。……あの土手も邪魔だね全部河川敷に纏めてあげるね。」

「もうやめてくれ! 団員が逃げてしまう。」

「いいのよ気にしないで。後々には自然と集まるものよ、お礼参りかな?」

「うぎゃ~だじげで~!」



 私は追加の風魔法を放つ。「エアー・ショット!」「エアー・イン・パクト!」「エアー・スプラッシュ!」「エアー・ドライヴ!」「エアー・ショット!」「エアー・イン・パクト!」「エアー・スプラッシュ!」「エアー・ドライヴ!」


 目の前でヒラヒラするスカートを見た銀治郎さまはもう生かしてはおけないわ。


「銀ちゃん私のスカートの下を見たわね、もう死んでね!」

「うぎゃ~、、、、、」 「チーン!            コロコロ!!」

「抜いてやったわ、美歩。仇はコロしたわよ!」


 銀治郎……おたんこなすの極小野郎が出来た、これで元団員から一生笑われるわね。



「エアー・ショット!」「エアー・イン・パクト!」「エアー・スプラッシュ!」「エアー・ドライヴ!」「エアー・ショット!」 「エアー・ドライヴ!」「エアー・イン・パクト!」「エアー・スプラッシュ!」 


「これで最後よ、エアー・ドライヴ!・・・・」

「う~んこんな感じで良かったかな、全部の車を堤防の向こうの空き地に上手に落とせたわ。後はカムちゃんにお願いするわ。」


 河川敷と多摩川で服はボロボロで、アザラシのスタイルをした男たちが雁首を並べて水面からも首を出して並んでいる。


「快感……! 関東九州連合は全損で壊滅したわね。」


 私は帰りながら黒くてやや長めの薄いモノを拾いながら歩いていた。中身を移し替えながらホクホクとなっていくのはなぜ?


「ケッ、湿気た中身だぜ!」


 カムちゃん、これでいいのよね。あの空き地なら警察にも見つからないよ。



 未来は私に内緒で美歩を連れ出して来て事の始終を見せていた。この未来のお陰で後々が大変な事になってしまう。


「ま、今日はこれでいっか!」


 すぐさま私は細い道路を大地の脇に抱えられ連れ去られていた。あの場の全員も逃げて行って真相はもう闇の中!


 こんな風景を八州連合のボスの欣ちゃんが眺めていた。その欣ちゃんはあり得ないのだよ、多くの部下たちの車を使って全部のパトカーを途中で止めていたとは。それだから私は警察の来る前に全部を終わらせる事が出来たんだよ。それでも警察は警察よ路地裏に回って来たんだものね。


 そんなこんなで立花家による大地へのお礼が決まった。どうしよう……。


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