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人狼と少女 垣根の上を翔ぶ女 亜依音  作者: 冬忍 金銀花
第十章 エピローグ……新しい命の誕生……

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第146部 亜衣音改造計画……終了かしら、それとも破綻なの?

 寛解なる漢字を見かけました。この章に取り入れたいと思います。意味は、不治の病が治ったと言う意味だと考えて下さい。亜衣音の怪我が治ったという次元ではありません。例えば、白血病が、食道ガンが、治ったという意味で使われます。アハハ……私に出来るかな……?

by亜衣音


*)ウヰスキーボンボン?


 この日の午後、私は腕自慢のような人に揉まれてウッフン、アッハン! と言いながら溢れる笑顔で耐えていた。これって、拷問かしら。気持ちが良くて眠れるなんてレベルではなかったわよ。施術士さんがもしも!? 男だったら?


 もちろん力まかせに襲っていたかもしれないよ。わ~こんな私って! 最低かしら……?


「お嬢さま、少し卑猥なあえぎ声が多すぎませんか?」

「え”……マッチョさんが居な……、いえ何でもありませんわ。」


 先ほど私をクリーニングしてくれた級友たち、怖い顔していてドン引きしていやがるよ。この~・・・! 一緒になって遊びましょう? か。天国に一番近いベッドなのですよ? 番いは何処?


「もうダメ、藍、大地を連れて来て!」

「亜衣音ちゃん、貴女はまだ容態が回復していないのよ、未だに外出禁止になっているわ。勘弁して!」

「んも~大地は私を直ぐに見舞っていたわよ。それがどうじでなんでちゅか!」


「おい、誰だい、亜衣音にエロパワーを吹き込んだ奴は!」

「さっきのマッサージがそれでよう。もう私たちでは防ぐ事は出来ません。」

「アイ、カーント、スタップ!」

「未来、勉強しすぎじゃね?」

「うん、そうかもしれない。どうしよ……。」



 昔、むか~し、とあるスケートリンクへ行きました。


 そこにはusaの親子三人の家族が滑っていました。私を追い越したお父さん。その息子は私の後ろでコケてしまうのです。そうして、「親父、カムバック!」

「アイ、カーン、スタップ!」と、親父は先に滑っていく。となると、ここはお母様の出番ですね。


 子供が転んで泣く事は普通。ここで我が子可愛さに抱き上げる親。抱き上げない親の二通りあります。親がどんなに諭しても親を求め泣き叫ぶ子供となると、もう甘えた子供にしか成長しません。そういう意味ではアメリカの教育はいいとは思うけれども、相反して冷たい大人になるのかな? とも思う。




「仕方なか! おい誰か生け贄を用意しろ。」

「……男は……海斗くんしか居ません。」

「亜衣音ちゃん、女は嫌いですか?」


「ねぇ……このお見舞いの紙箱は、誰の差し入れなの?」

「え~誰って、夕霧さんでしょう。」

「私だけど、どうしてなん? 綺麗なチョコレートだったから買ってきたのに。」

「あんたも英語……読めないのね? 未来、直訳プリーズ!」

「え・・・なになに、……ウイスキーボッッボンですって!」


「இஇஇ……。……?」

「全員、英語の勉強が必要なのよね!?」




*)井戸端……会議


 私は馬鹿な女子高生の会話を聞いて安心した。ホント! バカばっかしだよ。


「ねぇ大地は……まだ治っていないの?」

「あ、……誰よ、暴露したのは。口止めされてたでしょうが。」

「はい、双子です、すみませんでした。」x2


「翠、教えて、大地はどうなったのよ。」

「入院中であります、はい。」

「碧、教えて。」

「頭の形が元に戻ったのですが、……そのう~、未だに回復していないと言うか、分りません。」

「うぐぅ~……、誰も教えてくれないんだね。」

「私たちも面会謝絶ですからね、会えないんですよ。いくら会わせろとドクターに言いよっても全然埒が明かないのです。」


「不埒……極まる振る舞いなやつですね!」


「誰か、亜衣音ちゃんの暴走を止めて!」

「いや……手遅れでしょう。夕霧さん、」

「無理です。委員長命令は夏休みですので。お父さんはどうでしょ。」

「男親は娘にめっぽう弱いらしいです。だったらカムイコロさんが適任かと考えます。」

「いいえ、ここは育ての親でしょう、麻美ママ!」

「異議な~し!」


「藍、あんた同居しておいて亜衣音の酒癖を知らなかったの?」

「全然、飲ませたことはありません。私とは無関係です。」

「使えね~……。」



「不埒……極まる振る舞いな奴は誰です?」

「……ドリトル先生が一応今回の担当者らしいですよ。お爺さんが仰ってました。本当は分りませんが。」

「はは~ん、お爺ちゃんが大元だね。連れて来い!」

「あちゃ~もう完全に酔いが回ってるよ。もう何言ってるのか自分でも分らないだろうね。」

「異議な~し。」


 親たちは育児放棄で別途、観光に出ていた。主にお酒を飲みたいツアーというお題目だそうだ。そう言えば酒豪揃いばかりだよ。お父さんが一番弱いとは思うのだけれども、それでもワインの一本は飲み干すのも普通にあるのだし。


「もう……最後の手段よ、戦争よ、大地くんのお部屋に亜衣音ちゃんを放り込むわ、いいかしら!」

「オー!」x10

「一人多いわよ、……海斗くん、声を出さないで。」

「え~なんでだよ。」

「亜衣音ちゃんに食べられもいいの?」

「いや、どちらにしても殺される。」

「……って、誰よ。」

「委員長……。」

「そうだったわね。」

「未来、一人で納得して~。何かダサい打開策はないの?」

「委員長も付けて海斗くん、」

「やだよ~、とばっちりを払うのが大変よ。」


 今ではもう踊る会議、最後の晩餐は「機密制定の晩餐」という。何も決まらないと言う意味にも解釈が出来てしまう。だって機密だよ? 公表出来ないのよね、ならば、意味が無いのと同じよ。これって三段論法かな?


「違うと思うよ。」




*)大地……


「亜衣音改造開始、」

「オー、」

「シャワー、」

「済みました。」

「お化粧、」

「オー!」

「髪、」

「梳きました。」

「衣装、」

「ゴスペル、完備。」

「オーケーよ、次は、」

「車椅子にロープにろうそく。他は……委員長何かありますか?」

「こんどー君かしら!」

「これは……経験の差からね!」

「こら、未来。なんてこと言うのよ、バカ。」


 私はみんなから車椅子にロープで縛られて大地の病室へ運ばれ、押し込められてしまった。大地はうつろな目つきで私を見るのだが、……しばいてやりたい。


「あぁん?……ひかるかい?」

「ギャボ!……ぶったたく。」

「随分と太ったな。」


「大地、私だよ、亜衣音だよ、分らないの?」

「亜衣音……? 顔も忘れた思い出せない。誰かな。」

「うわ~本当に重傷のようね。どうしよう……。」


 私の大地が壊れた。どうしてこうなったのよ、ねぇ大地。


「大地、ゴルゴ14が見たいの?」

「うんにゃ、」

「大地、お腹空いた?」

「うんにゃ、」

「大地、頭大丈夫?」

「うんにゃ、」


 終始このような調子だよ。回復は見込みないの?


「大地、だ~い好きだよ?」

「うんにゃ、昔の女に逃げられた。」

「誰よその女は、」

「うんにゃ、追いかけても逃げて行ったから諦めた。」

「大地。名前を覚えているのかな?」

「うんにゃ、顔も忘れた。」

「思い出してよ~、ねぇ大地。こんな可愛い顔よね?」


「うんにゃ、……ガバッ、……フガフガ!……美味しい?……フガフガ!」


 私は堪らずに大地の口に胸を押しつけた。苦しくしてはいるが、大地の両手が私の腰とお尻に回っているよ、見込みありかな。


「ほら、大地の好きなお饅頭よ、覚えているでしょう?」

「うん、思い出した。新築で貰った紅白饅頭だね。」

「違うわよ、思い出して。」

「う~ん、作りオッパイ!」

「違う……けど、正解よ、大地。この胸のゴツゴツは覚えていたのね!」

「フガフガ……!」


「あ~大地が伸びた。お湯を掛けると元に戻る形状記憶大地だよね、ここはお風呂に投げ込んで……。」


 そんなこんなして考えても私には動ける足は無いのよ。そう言えばひかるちゃんが私のオッパイにむしゃぶりついていたな。あれで完全復活を来したのだから、ここは一つ大地にも試してみるかな、だって今は大地のオッパイなのだから。


「大地、ほら飲んで~私のスーパーミルクよ。これで妹を大きくさせたのよ。どうかしら大地、赤ん坊な大地!」

「うん、美味しい、美味しいよ。」

「そう良かった。これで正気に戻ってね。」

「うん、……これは亜衣音の……、」

「大地、これは何?」

「亜衣音のオッパイ。」

「大地、正解よ。この前まで大地を放置していてごめんなさい。私の愛が足りてなかったのよね。」

「うん、亜衣音、……うん、亜衣音、好きだよ。」

「良かった……大地。真面に戻ってね。」


「亜衣音……H!」

「いいわよ、朝まで付き合うわ……。」

「ガオォォォ・・・・!」


「こらこら、服を破かないで、もっと優しくしなさい、こら大地……もうこれは仕方なか~……。」


 ♥……♥……


 翌朝、大地は……もう正情よ(・・・)……正常よ!。ドクターも匙を投げた大地の病気が治ったわ、これは正しく寛解よ!




「おはよう亜衣音ちゃん、」

「なに、誰なのよ、出て行って、」

「私だよ、藍だよ。」

「知らないわ、お休み。」


「亜衣音ちゃん、とうとう壊れたよ。」

「頭の上のフラグ……とうとう折れてしまったのですね。」

「どんなフラグなのよ、詳しく教えて、」

「どんなと言われましても、胸が見かけ倒しだっただけでしょ?」

「作りオッパイ……!」

「そうだね。あの子、プライドが高かったのかしら。」

「背の高さだけでしょう。だから自分に似合わない背伸びをして、頭を叩かれたんだよ、ひかるちゃんにさ。」

「ふ~ん、大地くんの中のひかるちゃんは大きい存在で、亜衣音ちゃんは、そうね大した事が無かった! とか。」

「乙女心のフラグが折れただけよ。直ぐに立ち直るわね。」

「うん、納得!」x8


「誰が私のフラグを折ったのよ、ねぇ、皆して私の乙女心のフラグ抜いたわね。」



 もう、あり得ない。ごめんなさいです。



*)オチ……


「亜衣音、腹減っただろう……? なんだお前らは!」

「大地……もう、……元気になったんだね!」

「当たり前だ、今は亜衣音におにぎりな!」

「わ~、」x8


「大地、ありがとう。おいしそいうなおにぎりよ!」

「お茶漬けのりが無くてな、随分と探していたんだ。」


「うん、美味し、とても美味しいよ!」

「だろう? 俺が小さい時に食っていたんだぜ。」

「小さい時って、いつの事なの?」

「ん~七歳かな、それ以来食べている。」

「……ふ~ん、藍・・・、」

「はい、お姉さま! なんのご用で?」

「これ、藍の発明と言うてはりましたな、でも大地が既に食べていたんだよ。」

「うきゃ~……、教祖さま、お許し下さい。」


「亜衣音、早く食え、機嫌が悪いのは腹ぺこの所為だろう?」

「うん、大地。ありがとう、……。」


「うわ~・・・亜衣音ちゃんも寛解よ!」


 その日から私と大地は、下僕にマッサージを命じて今ではほぼ怪我も完治よ! 長足の進歩を遂げたんだな。


「亜衣音、まだシトラスを食っているのか。」

「うん、酸っぱい食べ物が欲しくてね、ここに居れば出てくるのだもの。」


「亜衣音ちゃん……おめでとうございます。」

「え?……何がさ。」

「お腹……大きいです。」

「ギャボ!」


 意味不明が続きました駄作もいいところです、最低ですみません。


「裁定……。」

「下の下の下……下。」

「異議無~し!」


 一気に書き上げました。もう……ネタが尽きました。困りました。次回からの予定は未定。順序からして帰国だよね。ここニューヨーク市で戦闘……を考えましたが、ありません。父兄が行方知れずなので、ドブに落ちた章でも書いては……面白くはないよね。困ったね~……。

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