第144部 亜衣音改造計画……手術終了……
*)これって……現実であり得る事なのかしら……?
アメリカに来たメンバーはね、
亜衣音 碧 翠 藍 美保 未来 智子 眞澄 珠子 夕霧 海斗。この十一人と、パパ、麻美ママ、カムイコロ、ジジィの十五人なんだよ。
どいつもこいつも私の足にさ、落書きしていくのよね。どうせ包帯だし、日に日に三度も交換されるのだからいいのよ、という理屈だけどさ、みんなこそ退屈しているから私で遊ぶのよね? あのハートマークが元凶で悪いのよね。
「亜衣音ちゃん、良く頑張ったね。痛かったよね。」
「うん、そうだね。とても痛かったよ。髪の毛のような神経を繋ぐのだよ、痛覚が、も~最高!」
いくら麻酔されて眠っていてもさ、痛覚の神経信号は脳に届いているのよね? 大地はどうだったのかな、頭には局所麻酔で対応だよ、頭の骨をゴリゴリと音を立てられて削られたとか、わ~悲惨だわ~考えただけで、ゆだれが出そう……。
あ、時々方言も入っているからさ、そのつもりで読んで、ね!
麻酔が覚めると、本当に痛いよ、堪らない……。早く治れ私の右足。そして、懐かしい右足を動かして喜びたいんだ。時々右足のふくらはぎがピクピクと動くのは何故なのよ、これが「カエルの足実験」なのね、お爺ちゃん。
「う~退屈。誰も来てはくれないよ。お父さんは保護者でしょうが、」
「はいはい、それは毎日聞いておりますよ。もしかして皆さん、帰国したとか?」
「ギャバ!……ウソですよね。」
「これ位のウソでからかわれるのですね、単純……。」
「うぐぅ~……、私で遊ばないで下さい。」
「では、お尻で遊びましょうか……臭いですよ。」
「いつもありがとうございます。早くお風呂入りたいです。」
「そうよね~……横のベッドで洗ってあげますね。」
「え”……本当でしょうか!」
「シャンプーとお尻だけは綺麗にしましょうか。」
「乙女……只今失業中!」
隣のベッドは分厚いビニールを全体に引いてある。この上で私をクリーニングしてくれるという。誠に有り難いよ。
「髪の毛は切ってありますが、ご存じかしら?」
「え、いや、そう言えば短いですね。痛みで気が回っていませんでした。」
「ではシャンプー。」
「気持ちイイ!」
「では、お尻……わ~クチャイ!」
「も~乙女の心が潰れる~よ~……。」
「ほらほら、写真の家族が笑っていますよ。可愛い双子さんです。」
「はい、自慢の妹たちです。」
これって、現実であり得るのかしら? 助けてよ六つ子……。
あいつらは最初だけ見舞いに来ただけ。今では放置されたようなものだよ。
「う~退屈。誰も来てはくれないよ。お父さんは保護者でしょうが、」
「はいはい、それは毎日聞いておりますよ。もしかして皆さん、帰国したとか?」
「いいもん、ウソだもん。」
「ほら、旦那さんでも見舞いに来ていませんよ?」
「ギャボ!」
「お母さんもですね。」
「ギャバ!」
「ふふふ……、いつもからかわれて……可愛い。」
「え~ウソですよね。」
「はい、まだ面会謝絶ですからね、それとも、乙女は廃業しますか?」
「う~臭いの嫌われそうで嫌だし、いいです、まだ我慢します。」
「乙女を止めれば直ぐにでも謝絶の札を取りますよ?」
「あいつらを全員入れてしまえば、私はおもちゃにされてしまう。」
「でしたら全員から、身体を洗って頂く……とか、いいですね~。」
「昔は何度かやられました。今は……、」
「クチャイ!」
「ギャボ!……うぐぅ~……、」
「亜衣音ちゃん、点滴の時間ですよ。」
「う~……また図太い針を刺されるんだ。」
「もう慣れたでしょうに、ね?」
「確かに。だけど、でもそれだって痛いよ。もう右も左も青アザばかりです。」
「この血清を打てば早く治ります。」
「へ~……今日はKなんだ。」
「あ、ホントだ、良く気づいたわね。」
「暇だもん、」
「だったら本を読んでみたらどうです?」
「無理、お話出来るのが精一杯です。何時も聞き取り難いでしょう?」
「確かに、そうね、お勉強しなさい。」
「はい……。」
最初は気づいていないのだが、日に三本の点滴、MだのTだのと書かれていた。YもあったしAとXってなんだろうね、六個のアルファベットだよ。これって寝れないベッドだね。小さな無色透明なビニール袋が今も機材に下げられている。製造月日は何時も今日の日付だよ。ベッドから下がる黄色い袋は……言えないよ。
「小さなパックだから直ぐに終わりますよ。後は……夕食ですね。」
「はい、楽しみだな。」
「いつもシトラスを食べているわよね?」
「うん、酸っぱくて美味しい。いつも食べたいと思ってるわ。」
「それは良かった。あれを食べないと、極太の点滴も追加されちゃうから、これからも全部食べるのよ。」
「でも五個だよ、多過ぎだよ。」
「はは~ん、下が気になるのね。」
「はい、だってはずいもん。」
この点滴を受け出してからというもの、私の体調はより優れだしているし、もう足の痛みは我慢できるレベルに達した。いよいよだよね。
「ねぇおばさん。ドクターの診察がありませんね。」
「おや可愛いと言う日本語かい? あのジジィたちはね、マイアミに出張なんだよ。一週間になるからさ、もうすぐ帰ってくるよ。」
「へ~……バカンスかしら。」
「(ドキ!)ま、そんな事ではありませんよ。優秀なドクターは引く手あまたですよ、お嬢様。オホ、オホホ……。」
「なんですか。」
「はい、今回手術は大成功と聞きました。ですので、こうやって「おばさん」が包帯を替えるだけでいいのですよ。」
「ねぇお姉さん。今日の傷はどんなかな。」
「はい、とても良好です。これならばもう面会謝絶は取り消しましょうか。」
「いや、クチャイのでしょう?」
「そうですね、皆様から洗濯して頂きますか!」
「え……お風呂に?」
「まだシャワーだけですが、許可を出します。」
「わ~やった!」
私の担当の看護婦さん。ブレもなくてとても親切だよ、大地。手術からどれだけの日が過ぎただろうか。術後は意識も耄碌して、いやいや朦朧としていて記憶が
曖昧なのよね。
「明日、お部屋をバストイレ付きに替わりましょうね?」
「はい、お願いします。」
「王子様の準備はいいのかしら!」
「大地、大地とは会えないのでしょうか。」
「あ……そうですね、お二人を同室にしましょうか。コンドームの一グロスは用意しますよ。」
「大地、そこまで回復しているんだね、良かった。」
「ウフフフ・・・。」
笑いながら退室していくお姉さんの看護婦さんだ。色が黒いのにはもう慣れた感じだな。
*)お座敷ぼっこと新しいお部屋と大地と……昇天?
移動ベッドに移されてゴトゴトと廊下を移動している。すれ違う人はそんなには居ないという事は、病院でも上の階だと推測されるよ。
「ウェ~ン、ママが居ないよ~。」
「あらあらまぁまぁ、お母ちゃん逃げだしたのかな。」
「うん、居なくなった。僕、捨てられたんだ。」
「違うわよ、新しいママが、ほら、ここに!」
「ギャボ……! 私の事かしら?」
「はい、お嬢様。お願いします。」
「う~……善処いたします。」
「良かったね、坊や?」
「うん、新しいママが出来た、やったー。」
「これ?……絶対?」
「はい、流れでこうなっちょりますばい、はい。」
「そんな~……。」
「僕、ゾフィと言うんだ、お姉、ママの名前は?」
「アイネよ、よろしくね?」
「うん、お父さんが。オレグと言うんだよ、知ってるかな。」
「も、もちろんよ、ハンザの頭領でしょう?」
「うん、いつ迎えに来てくれるかな、ママは可愛いから、きっと直ぐだよ。」
「パンツ一枚で元気がいいね!」
「うん、いつも元気だよ! でもね、僕……女の子だよ?」
「ホント! 可愛いわ……。え”……それウソでしょう!」
「お嬢様。着きました。」
「え……?」
「はい、ここでございました。」
「ねぇお姉さん。私の娘は何処に?」
「居ませんよ……産んだとは聞いておりません。」
「だって、ついさっきに、私にママになれと。言ったではありませんか。」
「知らぬ、存ぜぬ、記憶にございません。」
「うわ~政治家用語……だね。」
「市長の娘ですもの、いつも耳にしております。」
「うん、凄いのですね。」
「はい~! この章は4000文字まで頑張りましょうね?」
「まだ3300文字ですね。」
「さようでございます。皆様がお待ちですよ。」
「え”……ホントなの?」
「干からびておりますが、間違いなくご友人さまでございました。」
何処からと無く、チーンと聞こえてきそうで怖かったよ。(仏具の鈴。私は……浄土真宗の鏧です。)
病室のドアを開けて貰って入ったら、
「亜衣音ちゃん、おめでとう……パチパチパチパチ・・・。」
「うわ~みんな、来てくれてありがとう……。」
「亜衣音ちゃん、泣くならバスタオルね!」
「シクシク……うん、ありぎゃどう……わ~……、、、、、」
「皆さんにお願いがあります。このクチャ~イお姫様を綺麗にお願いします。殿方に会わせる前に……是非に!」
「はい、任せて下さい。」x9
「みんな~ありぎゃどう、」
「身体全体を磨くわよ、これは亜衣音の戦争だからね。」
「オー。」x8
「先ずはシャンプーかしら。」
「だね……? 寝てるよ、このタヌキ。」
「へ~気持ちがいいのね、亜衣音ちゃん。」
この号令を出した女は誰だろう……委員長かしら。
「ほらほら、女の武器は、胸とお尻と***だよ、綺麗にするよ。」
「オー。」x8
「うわ、いや、くすぐ、いや、だめ、あ、あ~~ん!」
「亜衣音ちゃん、昇天したよ、どうしようか。」
「大地のベッドに押し込んでいようよ。これで万事休すよ。」
「違うわ、万事窮すよ!」(窮す、こちらは誤字です。)
「みんな、逃げるわよ!」
「オー。」x8
「待って~あと200文字を置いていって頂戴。」




