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人狼と少女 垣根の上を翔ぶ女 亜依音  作者: 冬忍 金銀花
第十章 エピローグ……新しい命の誕生……

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第144部 亜衣音改造計画……手術終了……


*)これって……現実であり得る事なのかしら……?



 アメリカに来たメンバーはね、

亜衣音 碧 翠 藍 美保 未来 智子 眞澄 珠子 夕霧 海斗。この十一人と、パパ、麻美ママ、カムイコロ、ジジィの十五人なんだよ。


 どいつもこいつも私の足にさ、落書きしていくのよね。どうせ包帯だし、日に日に三度も交換されるのだからいいのよ、という理屈だけどさ、みんなこそ退屈しているから私で遊ぶのよね? あのハートマークが元凶で悪いのよね。


「亜衣音ちゃん、良く頑張ったね。痛かったよね。」

「うん、そうだね。とても痛かったよ。髪の毛のような神経を繋ぐのだよ、痛覚が、も~最高!」


 いくら麻酔されて眠っていてもさ、痛覚の神経信号は脳に届いているのよね? 大地はどうだったのかな、頭には局所麻酔で対応だよ、頭の骨をゴリゴリと音を立てられて削られたとか、わ~悲惨だわ~考えただけで、ゆだれが出そう……。


 あ、時々方言も入っているからさ、そのつもりで読んで、ね!


 麻酔が覚めると、本当に痛いよ、堪らない……。早く治れ私の右足。そして、懐かしい右足を動かして喜びたいんだ。時々右足のふくらはぎがピクピクと動くのは何故なのよ、これが「カエルの足実験」なのね、お爺ちゃん。


「う~退屈。誰も来てはくれないよ。お父さんは保護者でしょうが、」

「はいはい、それは毎日聞いておりますよ。もしかして皆さん、帰国したとか?」

「ギャバ!……ウソですよね。」

「これ位のウソでからかわれるのですね、単純……。」

「うぐぅ~……、私で遊ばないで下さい。」

「では、お尻で遊びましょうか……臭いですよ。」

「いつもありがとうございます。早くお風呂入りたいです。」

「そうよね~……横のベッドで洗ってあげますね。」

「え”……本当でしょうか!」

「シャンプーとお尻だけは綺麗にしましょうか。」

「乙女……只今失業中!」


 隣のベッドは分厚いビニールを全体に引いてある。この上で私をクリーニングしてくれるという。誠に有り難いよ。


「髪の毛は切ってありますが、ご存じかしら?」

「え、いや、そう言えば短いですね。痛みで気が回っていませんでした。」

「ではシャンプー。」

「気持ちイイ!」


「では、お尻……わ~クチャイ!」

「も~乙女の心が潰れる~よ~……。」

「ほらほら、写真の家族が笑っていますよ。可愛い双子さんです。」

「はい、自慢の妹たちです。」


 これって、現実であり得るのかしら? 助けてよ六つ子……。



 あいつらは最初だけ見舞いに来ただけ。今では放置されたようなものだよ。


「う~退屈。誰も来てはくれないよ。お父さんは保護者でしょうが、」

「はいはい、それは毎日聞いておりますよ。もしかして皆さん、帰国したとか?」

「いいもん、ウソだもん。」

「ほら、旦那さんでも見舞いに来ていませんよ?」

「ギャボ!」

「お母さんもですね。」

「ギャバ!」


「ふふふ……、いつもからかわれて……可愛い。」

「え~ウソですよね。」

「はい、まだ面会謝絶ですからね、それとも、乙女は廃業しますか?」

「う~臭いの嫌われそうで嫌だし、いいです、まだ我慢します。」

「乙女を止めれば直ぐにでも謝絶の札を取りますよ?」


「あいつらを全員入れてしまえば、私はおもちゃにされてしまう。」

「でしたら全員から、身体を洗って頂く……とか、いいですね~。」

「昔は何度かやられました。今は……、」

「クチャイ!」

「ギャボ!……うぐぅ~……、」



「亜衣音ちゃん、点滴の時間ですよ。」

「う~……また図太い針を刺されるんだ。」

「もう慣れたでしょうに、ね?」

「確かに。だけど、でもそれだって痛いよ。もう右も左も青アザばかりです。」

「この血清を打てば早く治ります。」

「へ~……今日はKなんだ。」

「あ、ホントだ、良く気づいたわね。」

「暇だもん、」

「だったら本を読んでみたらどうです?」

「無理、お話出来るのが精一杯です。何時も聞き取り難いでしょう?」

「確かに、そうね、お勉強しなさい。」

「はい……。」


 最初は気づいていないのだが、日に三本の点滴、MだのTだのと書かれていた。YもあったしAとXってなんだろうね、六個のアルファベットだよ。これって寝れないベッドだね。小さな無色透明なビニール袋が今も機材に下げられている。製造月日は何時も今日の日付だよ。ベッドから下がる黄色い袋は……言えないよ。


「小さなパックだから直ぐに終わりますよ。後は……夕食ですね。」

「はい、楽しみだな。」

「いつもシトラスを食べているわよね?」

「うん、酸っぱくて美味しい。いつも食べたいと思ってるわ。」

「それは良かった。あれを食べないと、極太の点滴も追加されちゃうから、これからも全部食べるのよ。」

「でも五個だよ、多過ぎだよ。」

「はは~ん、下が気になるのね。」

「はい、だってはずいもん。」


 この点滴を受け出してからというもの、私の体調はより優れだしているし、もう足の痛みは我慢できるレベルに達した。いよいよだよね。


「ねぇおばさん。ドクターの診察がありませんね。」

「おや可愛いと言う日本語かい? あのジジィたちはね、マイアミに出張なんだよ。一週間になるからさ、もうすぐ帰ってくるよ。」

「へ~……バカンスかしら。」


「(ドキ!)ま、そんな事ではありませんよ。優秀なドクターは引く手あまたですよ、お嬢様。オホ、オホホ……。」

「なんですか。」

「はい、今回手術は大成功と聞きました。ですので、こうやって「おばさん」が包帯を替えるだけでいいのですよ。」


「ねぇお姉さん。今日の傷はどんなかな。」

「はい、とても良好です。これならばもう面会謝絶は取り消しましょうか。」

「いや、クチャイのでしょう?」

「そうですね、皆様から洗濯して頂きますか!」

「え……お風呂に?」

「まだシャワーだけですが、許可を出します。」

「わ~やった!」


 私の担当の看護婦さん。ブレもなくてとても親切だよ、大地。手術からどれだけの日が過ぎただろうか。術後は意識も耄碌して、いやいや朦朧としていて記憶が

曖昧なのよね。


「明日、お部屋をバストイレ付きに替わりましょうね?」

「はい、お願いします。」

「王子様の準備はいいのかしら!」

「大地、大地とは会えないのでしょうか。」

「あ……そうですね、お二人を同室にしましょうか。コンドームの一グロスは用意しますよ。」

「大地、そこまで回復しているんだね、良かった。」


「ウフフフ・・・。」


 笑いながら退室していくお姉さんの看護婦さんだ。色が黒いのにはもう慣れた感じだな。




*)お座敷ぼっこと新しいお部屋と大地と……昇天?



 移動ベッドに移されてゴトゴトと廊下を移動している。すれ違う人はそんなには居ないという事は、病院でも上の階だと推測されるよ。


「ウェ~ン、ママが居ないよ~。」

「あらあらまぁまぁ、お母ちゃん逃げだしたのかな。」

「うん、居なくなった。僕、捨てられたんだ。」

「違うわよ、新しいママが、ほら、ここに!」

「ギャボ……! 私の事かしら?」

「はい、お嬢様。お願いします。」

「う~……善処いたします。」

「良かったね、坊や?」

「うん、新しいママが出来た、やったー。」


「これ?……絶対?」

「はい、流れでこうなっちょりますばい、はい。」

「そんな~……。」


「僕、ゾフィと言うんだ、お姉、ママの名前は?」

「アイネよ、よろしくね?」

「うん、お父さんが。オレグと言うんだよ、知ってるかな。」

「も、もちろんよ、ハンザの頭領でしょう?」

「うん、いつ迎えに来てくれるかな、ママは可愛いから、きっと直ぐだよ。」

「パンツ一枚で元気がいいね!」

「うん、いつも元気だよ! でもね、僕……女の子だよ?」

「ホント! 可愛いわ……。え”……それウソでしょう!」


「お嬢様。着きました。」

「え……?」

「はい、ここでございました。」

「ねぇお姉さん。私の娘は何処に?」

「居ませんよ……産んだとは聞いておりません。」

「だって、ついさっきに、私にママになれと。言ったではありませんか。」

「知らぬ、存ぜぬ、記憶にございません。」

「うわ~政治家用語……だね。」

「市長の娘ですもの、いつも耳にしております。」

「うん、凄いのですね。」

「はい~! この章は4000文字まで頑張りましょうね?」

「まだ3300文字ですね。」

「さようでございます。皆様がお待ちですよ。」

「え”……ホントなの?」

からびておりますが、間違いなくご友人さまでございました。」


 何処からと無く、チーンと聞こえてきそうで怖かったよ。(仏具のりん。私は……浄土真宗のきんです。)


 病室のドアを開けて貰って入ったら、


「亜衣音ちゃん、おめでとう……パチパチパチパチ・・・。」

「うわ~みんな、来てくれてありがとう……。」

「亜衣音ちゃん、泣くならバスタオルね!」

「シクシク……うん、ありぎゃどう……わ~……、、、、、」


「皆さんにお願いがあります。このクチャ~イお姫様を綺麗にお願いします。殿方に会わせる前に……是非に!」

「はい、任せて下さい。」x9

「みんな~ありぎゃどう、」


「身体全体を磨くわよ、これは亜衣音の戦争だからね。」

「オー。」x8


「先ずはシャンプーかしら。」

「だね……? 寝てるよ、このタヌキ。」

「へ~気持ちがいいのね、亜衣音ちゃん。」


 この号令を出した女は誰だろう……委員長かしら。


「ほらほら、女の武器は、胸とお尻と***だよ、綺麗にするよ。」

「オー。」x8


「うわ、いや、くすぐ、いや、だめ、あ、あ~~ん!」

「亜衣音ちゃん、昇天したよ、どうしようか。」

「大地のベッドに押し込んでいようよ。これで万事休すよ。」

「違うわ、万事窮すよ!」(窮す、こちらは誤字です。)

「みんな、逃げるわよ!」

「オー。」x8


「待って~あと200文字を置いていって頂戴。」


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