表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
三犬と飼い主  作者: 洋梨
11/48

互い

「はっ!?」

「わっ!?」

「あ、あーちゃん、おはよう。」

「おはようって、まだ寝てから3分も経ってないから。」

「夢見てたよ。」

「夢?こんな短時間でか?」

「うん、私があーちゃんと出会った夢。」

「そっか。」

「うん、私は多分その時既にあーちゃんのこと好きだったんだと思う。」

「それは…なんかこそばゆいな。」

栄は少し照れながら自分の頰をかいた。

「ねぇ、あーちゃん。」

「どうした?」

「あの学校から生き残ってる人ってどのくらいいるんだろうね…」

「そうだなぁ、高嶺曰く、9割もいないそうだ。」

「そうなんだ。私、なんでブロッカーたちの事あんなに毛嫌いしてるんだろう?夢の中ではいい思い出なんかなかったのに…」

「さぁな、それはアルファにしかわからない事だろう。」

「ねぇ、あーちゃん?」

「何?」

「あーちゃんって呼ばれてまだ嬉しい?」

「あぁ、嬉しいよ。」

「そんなんだ、私も嬉しい。」

アルファは屈託のない笑顔を向ける。栄も嬉しいそうな顔を向けた。

「というか、はよ寝ろ。朝早くからはしんどいからな。」

「うん。おやすみ。」

「おやすみ。」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ