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儚き 鮮血の運命  作者: 透坂雨音
04 掘削摩耗のマッド
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手帳のメモ



行動履歴メモ

 六月一日 レミィと再会。情報整理。魔人排斥派、狂人と戦闘、懇親会辞退後コニーに疑われる、聖域に行った。

 六月二日 レミィの心域へ。

 六月三日 水晶屋敷を離れる、クルオと合流、宿をとる。

 六月十日 星祭り期間。

 六月十四日 レミィが逃げ出した、フィーアに事情を説明する。水晶屋敷でライトと戦闘。軌道列車で移動した。


 七月五日 帝国脱出不可。宿にて潜伏。

 七月七日 クレファンの情報を確かめに行く。



一言メモ

 目的…… ×××


 切り離し(パージ)現象はレミィの時計が鍵らしい。

 基準点に満たない改変だとオリジナルの歴史は変わらない。基準点とは?


 クルオは巻き戻りの記憶を覚えている。

 ラキリアの鳥の正体は?

 レミィはオリジナルの歴史ではもう元に戻らないらしい。


 水晶屋敷(廃墟)、毒が巻かれて、雷光によって異形化。

 口封じにしては大がかりすぎる。


 巻き戻ったのは一年半。帝国歴1498年6月だった。

 こちらの持っている時計も調べて見なければ。

 フィーアには記憶はないようだ。レミィにはある。クルオは見つからない。


 前の世界

 レミィは屋敷からライトに攫われたようだった。

 ネクトから去った後は、禁忌の果実の所に連れていかれたらしい。

 そこにいた偽両親共の顔は覚えてないと言った。


 レミィの実両親についての記憶に齟齬がある。ずっと一人で戦わせていた事で、無理をさせたのかもしれない。ふがいない。


 巻き戻るとやはり世界ごとに差異があるらしい。理由は不明。


 使用人の異形化は対策可能だという。屋敷のどこかにある、装置がトリガーとなっているようだ。それらしいものは記憶にない。


 この世界のレミィは後遺症を抱えている。前の世界の影響はリセットされているらしいが。

 

 交じりだと言う事がばれ、町中で戦闘になった。どうにかしたが、レミィが言うには先頭に第三者の介入があったと言う。しばらく町を迂闊にうろつけない。


 コニーに禁忌の果実だと疑いをかけられた。どうやら嫌われたらしい。

 聖域には行く事が出来た。記憶を治す為の治療はまだできないらしいが。


 レミィの心域で、過去を見た。実の両親が娘を。こんな事は思い出させたくない。


 過去のレミィ。レインは生物兵器を作りだし、聖域を作り出したらしい。信じられないが。

 そして、毒姫の娘の生まれ変わりの様だった。キリヤの言葉を借りれば、輪廻転生とかいうものだろうか。

 過去から未来へ飛んで奴等の手から逃げてきた。だが、逃げ切れなかったらしい。どうやってかは分からないが、そいつらがこの時代にもいるのは間違いない。


 レミィの部屋が荒らされた。レミィが笑わなくなった。

 レミィの状態が少しづつ悪くなっている。

 アスウェルの名前を呼ばなくなった。


 クルオと合流、フィーアを巻き込んで情報を整理。


 屋敷

 毒姫の毒が日常的に満ちている。

 電磁波にさらされている。

 ライズが怪しい。レミィの薬は毒だった。


 電磁波については過去に帝国で同様の実験。帝国と禁忌の果実は繋がっている。


 敵対組織

 帝国

 禁忌の果実と手を組み、電磁波の実験(人体実験)を行う。それらの行為の結果が毒の生物兵器につながっていると推測。……禁忌の果実の毒の研究を利用したい?

 禁忌の果実

 帝国と手を組む利益は不明(前の世界で、帝国に売り渡した抜け殻のレミィを、わざわざ手元に戻している、関係あるか?)。連中は毒の研究を進めている。人間を魔人にする第三計画を進め、レミィの死神か、オリジナル世界で見たイクストラ乗っ取りが研究成果?


 奴隷契約

 相手の心にダメージを与える事が出来る。契約主は、相手より優位に立つらしい。

 レミィに紋があった。


 屋敷の異形化の時期が早かった。普段なら1499年の二月近くくらいらしいのに。

 ライトは切り離しパージ現象を引き起こしていた。差異の原因はおそらくこいつだろう

 禁忌の果実から抜けるために、レミィを利用しようとしていた。許せない。


 クルオとフィーアが死んだ。

 レミィの契約相手はライト。殺してやる。


 帝国が封鎖されて身動きができない。最悪だ。外の状況が悪い。最悪だ。魔人排斥の風が強まっている。


 レミィが大人しい。


 予定…… ×××


(※メモできなかった項目)


 クレファンは死んでいた。

 クルオが何故か生きている。

 

 帝国兵はレミィを狙っている。殺さずに捕らえた。何に利用するつもりなのか。

 ライト、禁忌の果実はそうなるように仕組んで、後でレミィをかすめ取りたいのだろう。


 全部狂気だった。



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