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ハーレ就業編・7-3

 南のソレーユ地にある、小さなハーレ魔導所。


 先輩達からの話しを聞くところによれば、北の本部より気温は少しだけ暑いらしい。同じ国でも気候には若干ズレがあるので、光の季節はともかく、暖かくなる花の季節は長袖では流石に過ごせないのだという。だからといって汗が滴り落ちるほどではなく、ただ動き回ると額に汗が滲み出てきて、湿っぽくなって些かダルくなるのだと。


 動き回ればそれは血行も良くなって体温が上昇するし当たり前だと思うので、先輩達の言っていることは私自身良く理解出来ていなかった。


 だから着いたら分かるのではないのかと思った私だったのだが。


「ちょっとベル!? 何してるの!?」


 そうして未だ見ぬ南と繋がっている架け橋の扉を開けた私の視界には、何故か裏の休憩所で裸にも近い格好で地面に寝そべり、日光浴をしている女性の先輩の姿が映った。

 気候がどうとか湿り気はどうだとかは一瞬で吹き飛んだ。


「ん? あれ、早いじゃない」

「早いじゃない、じゃなくて!」


 姿を認めて即、ゾゾさんは地面に寝転ぶ彼女へ向けて地団駄を踏んだ。


 ベリィウェザー・ランドン先輩。皆からは愛称でベルと呼ばれている。地の肌は白いのだろうが、日に焼けた肌はゾゾさんの褐色肌とは違い小麦色で、クルクルとうねっている肩までの金髪は、後ろでひとつ縛りにしていた。


 ベルさんは寝転んだまま私の姿も認めると、手を上げて「ナナリーおはよう」と声をかけてくれる。私もおはようございますと返したが、胸と下半身しか隠れていない格好が気になって仕方がなかった。こんな所でそんな格好をしていたら、男の職員に見られてしまうかもしれないのに。


 周りをキョロキョロ見渡して心配気な表情をする私の考えが読めたのか、ベルさんは大丈夫よ皆慣れているから、と手を横に振って笑った。


「仕事前はいつもこうしているのよ。天気は良いし今日は日勤だし、前にも言わなかったっけ?」


 確か以前、誰かが言っていたことがある。

 それは仕事中のことで、結構露出した格好の破魔士の女性が、依頼を受けにきて仕事をしにハーレから出ていった後の受付での会話だった。

 その女性を見たハリス姉さんが、まるでベリィウェザーみたいな格好してるわね、と話していたのだ。寮できちんとした服装をしている彼女しか見たことのなかった私は、いまいち分からず首を捻ったものである。ゾゾさんも実際には見たことがなかったのか、あんな格好をしているの?とハリス姉さんに聞いていたのを覚えていた。たまに手伝いには行っているものの、彼女のそんな姿は見たことが無いのだと言う。きまって噂されている状態が早朝のことらしいので、夜間でしか手伝いに言ったことのないゾゾさんは知るよしも無かったのだ。


 それを思い出して改めて彼女を見てみると、凄いな、と変な感心が沸いてくる。

 己を貫いているというか、我が道を行くというか、周りの反応は特に気にしてはいないのだろう。まず気にしていたらそんな半裸に近い格好は出来やしない。

 対して周りからしたら少しは気にして欲しい所なのだが、彼女が言っている通りソレーユ地の人間は慣れてしまっているようなので、もう仕方ないのかもしれない。


「聞いてたけど何て格好よそれは」

「仕事前の聖なる衣裳~」

「やめた方がいいわ」


 同僚の姿に親切に助言をしたゾゾさんは、額を抑えたあと私に向き直る。

 イラッとしたときや困ったときにこめかみを抑えるのだが、呆れた時には額を抑える癖がある彼女。黒い艶のある髪が、額から退いた手にかき上げられて、後ろにサラリと流れた。


「所長にも言われたけど、制服の仕組みっていうか、ちょっとした扱い方を教えるわね」

「扱い方ですか?」

「ええ」


 扱い方って何だろうか。着方ならまだしも、そんな道具を扱うみたいな言い方が気になる。


「ナナリーはまだ知らなかったのね」


 ゾゾさんの後ろで相変わらず寝そべったままだったベルさんは、すると気分が変わったのか、彼女がそう言った途端近くへやって来た。周りに服などは置いていないので、その半裸のような状態のまま歩いてくる。知らないって何がですか、と聞こうとした私だったけれど、それよりも服を着ませんかと言った方が良いのかと悩んだため、黙ってしまった。


 その様子にベルさんから訝しげな目を向けられたが、まぁ何も言わなくて良いかと頷いて、教示をしてくれるらしいゾゾさんを見る。


「皆の制服はそれぞれ性能が違うのだけど、同じ部分があるのよ」

「三本の線と色ですか?」


 それとハーレの制服はギグネスタイ・ネロから出た一着のみで、汚れはしない。泥が付いても払えば簡単に落ち、汗は吸収するが、溜め込みはしなかった。しかも臭いも付かないため、洗濯はしなくていい。ほつれても破けても直ぐに元通りになるので、機能性抜群である。


 私は何も付いていない真っさらな白い袖をポンとはたいた。


「そうなんだけど、それ以外にも一つあってね。極端に暑いこともないし、まだ空離れの季節でもないから使うこともなかったんだけど」


 そう言うと、彼女は自分の制服の長い袖をクルクルときつく腕捲くりした。そして反対側の袖も同じように捲り上げる。何を始めるんだろう、と二の腕の真ん中辺りまで捲ったそれを見ていると、ゾゾさんはそこの部分に息を吹き掛け始める。


「あれ?」


 すると不思議なことに、その捲った部分が無くなり、完全な半袖になった。華奢な彼女の細い腕が、布がそこから無くなり見えている。


 目をパチクリしている私を見て、ベルさんが笑う。


「本当にコレ不思議よね。私も初めて知った時そんな顔してたわ」


 不思議というか、ハーレの制服は得体が知れない。私の制服は所長が以前言っていた通り無効化衣裳で、どんな攻撃をもものともしない服だ。雷を受けても跳ね返し、炎に焼かれても身体は焼かれない、自分が扱う魔法以外のあらゆる魔法が無効化される。

 そんな、私が持つのも腰が引ける制服だった。

 

 一方ゾゾさんの制服は透明になれるという特徴を持っていて、七色外套の魔法を使わなくともいとも簡単に姿を消すことが出来る。見せてもらったことがあるけれど、まるで空気に溶け込むように見事に視界から消えていた。気配もまるで感じなく、とりあえずこの制服を着ているのがゾゾさんで良かったな、と思ったのだった。

 だってもしこんな身を簡単に隠せて気配も消せるものを男の人が持っていたとしたら、なんか嫌だ。偏見になってしまうとは分かっていても、この自分より小さな先輩が持ち主だと思うとしんみりと安心感が芽生える。


 まぁそもそも、そんな人物にギクネスタイ・ネロが制服を与えることなんてないのだろうけど。


「どうなってるんですか!?」

「私も良くは分からないんだけど、息を吹き掛けて制服の形を変えられるのは持ち主である本人だけで、息じゃなくても……ちょっと汚いけど涎でも血でも、涙でも構わないの。その部分に触れるのがその人間の体液なら、なんでもね」

「息で十分ですね」


 すかさず答える。


「で、戻したいときは、その部分を引っ張りながら息を長く吹き掛けるの。ちょっと頭がクラクラするけど、そんなに難しいことではないから大丈夫よ」

「まー制服の基本の形は変えられないけどね。ナナリーのスカートをズボンにするのは無理だし。ゾゾの下衣を逆にスカートに変えるのもダメ。長くしたり短くしたりは出来るけど」

「なんか面白いですね」


 新しいおもちゃを手に入れた時のような高揚感がある。


 私も早速やってみようと、ゾゾさんと同じく袖を目一杯捲り上げて、その捲った部分に息を吹き掛けた。中々変わらなかったが、十秒くらい吹き掛けた所で捲った部分が消えていくのを確認する。パッと消えるのではなく、徐々に、徐々に、そっと消えていった。

 そうして涼しくなった腕を感動故にブンブンと振った時、先輩達の言っていた湿り気のある微妙な暑さを理解する。

 確かに何となく、何となくだけれど北より若干汗をかきやすくなったかもしれない。風は涼しいのだが、日差しが少し違う。それに湿り気というのは空気中の湿り気などではなく、自分のかいた汗が身体にまとわりついてそう感じているのだと分かった。


 花の季節は暖かいものだけれど、ここ南に関しては暖かいという言葉では言い表せられない。だからと言って暑いというほどでもない。

 なかなかこれは難しいので、先輩達も私に説明するのは大変だったろう。


「面白いっていうか変よね」

「同感」


 二人の先輩に見守られながら、私は暫く制服の変化を繰り返して楽しんだ。短くしたり長くしたり、たったそれだけだけど、変化を見るのは魔法が初めて成功した時のような達成感とはまた違う満足感がある。それにまた不思議なことに、私の制服の袖口や裾には青い蔓模様があるのだが、短くなっても変わらず袖口には模様が浮かんでいた。捲った時は見えなくなってしまったものの、息を吹き掛けるとたちまち半袖になると共に模様も出現する。


 そうこうしている内に勤務の時間が迫っていたのか、扉からは違う職員の人が次々と出てきて、私達の輪に入ってきた。私が制服の仕組みを初めて知って興奮していると聞いた彼らは、皆揃って爆笑していた。そんなに笑わなくても、とジト目で見るも、あまりにも新鮮な反応だったから~と腹を抱えながら言われる。とりあえずソレーユ地に来た感想としては、愉快な人が多いなという印象だった。

 男の先輩もベルさんの姿を見ては、まだそんな格好をしているのかと呆れながら頭をはたいていた。










「これがここの掲示板よ」


 ソレーユ地の魔導所は、本部のハーレの半分の半分くらいの大きさだった。ざっと四分の一くらい。


 職員の人数は十人ほどで、破魔士の受付に三人、依頼人の所に二人、後ろの席で事務仕事をしている男の人が二人、外の仕事をしている人が三人だとベルさんから説明をされる。外の仕事をしている内の一人は、記憶探知を扱える男の先輩、ヤックリンさんがいた。ヤックリンさんは私の同級生のお兄さんで、ハーレに入った時は姓と顔の特徴も相まってかすぐにピンときたものだ。年の離れた兄がいるとカーラ・ヤックリン(友人)から聞いていたので、思いきって訪ねたら見事に一致。ハーレ本部でも時折見かけるので、普通に挨拶くらいはしている。好青年という言葉がピッタリと当てはまる人で、三十代四十代が多いハーレの男性陣の中では、二十五歳と若い部類にいた。


 なので、それゆえか、女性職員からの人気は高いらしい。

 加えて独身というので恋人のいない人達は目を光らせているみたいなのだが、噂によると幼馴染みの彼女がいるのだという。ゾゾさんがコソッと教えてくれたのだが、なんでそんなことを知っているのかと逆に疑問に思ったくらいだった。


 ベルさんとゾゾさんに建物内の案内をされて、手洗い場から休憩所、資料保管室に仮眠場、カウンター内の景色を中に入って見させてもらった。ソレーユ地にいる人とは初対面でもないので、軽く挨拶をする。よろしくねー、と快く迎えてくれて嬉しい限りである。

 ベルさんも白い制服に着替えて、仕事仲間に私が一ヶ月ここで働くことを伝えてくれた。


 そして一通り回った後は、ベルさんが掲示板の所に私とゾゾさんを連れてきて内容を見せてくれた。

 じっくり見ようと目を凝らしたが、じっくりと見なくとも大体どんな依頼が多いのかが一目で分かる。私の目が良いとかではない。


 ハーレ本部の掲示板と比べると、魔物退治系の依頼書がそこにびっしりと張ってあったのだ。


「随分と魔物関連の依頼書がありますね」

「一個終わったらまた一個、それが終わったら二個来るような状態よ」


 私の言葉に頷くように、ベルさんはため息をついて項垂れる。


「花の季節は特にそうだから、はやく過ぎてくれないかしら」

「ベルも何だかんだと忙しいものね。それに魔物だけじゃなくて変質者も多くなるから困ったものよ」

「頭がお花畑になっちゃってるんじゃない?」

「言えてる」


 確かに最近は魔物の依頼も多いが、変な奴に付きまとわれているという女性が恐々と依頼に来たり、子どもを狙った愉快犯が児童所を襲ったりと傍迷惑な出来事が多い。児童所の場合は王国の騎士団である第五小隊、通称「国民お助け隊」が対応してくれたらしい。第五小隊は国の治安を守る隊であり、他の隊とは違って町中でよく見かける。


「ベリィウェザーはいるかな」


 カラン、と魔導所の扉に付いている鈴が鳴る。 

 北の魔導所には無いので、まるで小物屋や料理屋みたいだと思った。


 男の人の声がして、三人でそちらを振り向く。

 ベルさんに用事があるのか、彼女の名前を呼んでいた。まだ朝も早いので破魔士はそれほど来ていなく、それだからか男の人の声はやけに建物内に響く。 

 

 しかし声を聞いて振り向いたと同時に、私は気がついた。


「なんだ、そこにいたんだね。一月ひとつきで表れた南の魔物の出現数と、ぶつの特徴を記した資料はある? 今回も急ぎで悪いけど」

「まぁ隊長さん良くいらっしゃいました! ええ、ありますよ! ちょっと待っててくださいね」

「ありがとう。助かるよ」


 近くに寄ってきたその男に柔らかく微笑まれたベルさんは、上機嫌で答えると、ピョンピョンと飛びはねながら事務室の方へ駆けて言った。


 さっきまでの項垂れた彼女の姿はどこへやら。

 もしかしたら来客の前では笑顔以外を見せないのがベルさんの信念なのかもしれない。

 だからけして、この男に好かれたいだからとかじゃないと思うのだ。いや、思いたい。


 険しい顔をしだした私に、ゾゾさんが顔を寄せて耳打ちしてくる。


「ここのソレーユ地は、騎士団第一小隊の管轄かんかつなのよ。うちにも定期的に第三小隊と第八小隊の人がくるけど。月に二度こうやって情報を渡して、魔物が増えないように騎士団の方で予防線を張ってくれたりしているの」

「なるほど。……そうなんですか」


 ベルさんがいなくなったところに佇む男。

 つまり私の横に立っているわけなのだが、顔を上げて目を細めて、その男の顔を見る。


 二ヶ月前と違う所を上げるとしたら、今日はローブのフードを被っていないという所だろうか。

 半袖にしている私からすると暑苦しい以外のなにものでもない全身黒の騎士服は、見ていてこちらが汗をかきそうである。

 けれど汗ひとつ見せず涼しげにこちらを見下ろす奴の赤い瞳は、珍しい物でも見たような、単に馬鹿にしているような目にも見えるのだが、片眉を上げて瞬きをしていた。笑顔とは似ても似つかない。

 人様の感情の機微はそこまで分からないが、先程までニコニコとしていた人の良さそうな笑みはどこへやら。目の前にはゾゾさんがいるというのに、ここまで態度を一変されると、いっそ清々しい感じさえする。


 しかし、その月に二度しかしない情報交換の場に、なんて確率で居合わせるのだと私は心の中で肩を下げた。私は何か悪しき呪いにでもかかっているのではないかと思う。

 今度神殿にでも行って身体を浄化してこようと、さっそく次の休日の予定を組み立てた。悪いものは一刻も早く祓いたい。


「君、もしかして…………左遷?」


 ロックマンは、ついにあの所長に見限られたのか、と眉を下げて心底心配しているとでも言うように哀れな目で私を見てきた。


 この野郎好き勝手言いやがって。


 荷物を送り返されるわ、お酒では負けるわ(自業自得)、不様にも寮に送られるわ(自業自得)、寮母さんにあれからは変な勘違いをされるわで、二ヶ月経ったと言えど鬱憤がぶり返す。ほぼ自業自得なことばかりなのだが、それでも悔しくて仕方がない。


「人聞きの悪いことを言わないでくれる」


 鏡を見なくとも、自分の顔がひきつっているのが分かる。

 私は、ゴキッゴキィッと両手を合わせて指を鳴らした。

 指を鳴らすと指が太くなるらしいが、そんなことは気にしない。むしろ太くなって逞しくなるのなら、是非にでも太くなってほしいものである。


 ロックマンは男にしては鬱陶しいくらいの長さの金髪を、邪魔なのか耳にかけて、しんどそうな面倒臭そうな顔で私を見ていた。不躾な表情である。

 その余裕綽々な顔が一番解せないのだということを、こいつは分かっていてやっていそうな気さえする。


「しかもここの人に失礼なんだけど」


 今日は珍しく他の団員は見当たらない。

 今日は、と言えるほど団体でいるところを見たことはあまりないけれど。


「そうだね……ごめんね。――ああ、分かっていると思うけど今の謝罪は君にじゃないから」

小童こわっぱめ!!」


 今度は何の躊躇いもなく、私はコイツの足を踏みつけようと足を上げる。本当は魔法を使いたいが、魔導所の中なのでそれはやめておく。私にも慈悲というものはあるので、骨を粉砕するくらいで留めてやろうと心に決めた。


 しかし私の動きに反射的になのか反応したロックマンは、足をサッと退けて攻撃を回避する。逃げたな、と悪態をつくと、奴は心外だと言って私の足を踏み返そうと、右足を狙って足を出してきた。

 けれど、私も簡単にやられるような女ではない。

 サッと奴と同じように避ける。

 そして今度こそ踏み潰してやろうとロックマンの左足を狙うが、また避けられて床をダンッと空踏みした。


 ダンダンダンダンダンダン……。

 無言で繰り返される私達の無駄なようでやはり無駄な攻防は、ベルさんの「え……何これ」という声がしたことで終了した。

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