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お昼休みは異世界で  作者: 未羅ねらと
最後の召喚
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元の日常、しかし景色は

 死ぬほどの痛覚が収まると瞼の奥まで眩しさが入ってくるような強烈な光に包まれる。これまで5回、体験した感覚。しかも、今回はもうこの感覚を味わえないことを知っている。


 眩しさが収まり、目を開くとそこには召喚前の倉庫。


 胸を空洞にさせる喪失感に襲われる。働ない頭の中、自然とタバコを吸おうと胸ポケットに手を伸ばすと、タバコ箱の他に違和感のあるのもが入っていた。


 だが、馴染みのある感覚。指で挟み取り出す。


 真っ赤に染められたフェバルが胸ポケットに残っていた。


イリリ、ガルバ、レミアン、ユタバ、レン、イノア、兵士達。そして、スフラ。


 彼ら彼女達の記憶が駆け巡る。自分の願いのために愛する人を手に賭けた人。信念のため、兄を殺した人。世界のため、自分の気持ちと天秤にかけられる人。世界のためなら、自分の命を捨ててもいい人。


 スフラ、ちゃんと願いを叶えろよ。俺の願い、スフラも笑顔になれる世界だ。俺はこの世界でちょっと頑張ってみるよ。


 強くフェバルを握りしめ、健一は戦士の顔つきになっていた。


「あなたならできます。なんたって、異世界の救世主ですから」


 健一はそんな空耳を聞いた気がしていた。


無事完結できました。ここまで読んで下さったみなさんには感謝の言葉しかないです。ありがとうございました。

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