ビール二本目の夜
掲載日:2026/04/15
時々夜に抱きしめられている気がする。
時折遠くで、車のサァッと走る音がする。
どこかで誰かの生活は続いているのだろう。
でも私の夜は、私のもの。
誰にも気づかれずにゆっくりとソファに身を預ける。
そして、ゆっくりと二本目のビールに口を付ける。
まだ冷たいビールもこれからだんだんと汗をかき、空気と温度が馴染んでいくのだろう。
それすらも愛しいのだ。
こんな夜を、これからもきっと繰り返す。
もう一度、ビールに口をつける。
だんだんと空が明るくなってきた。
日の出まで、あと少し。




