同期のこ
荷解きを終えて談話室に戻るとその子は先輩達に挨拶をしていた。
「精進してまいります。これからよろしくお願いし
ます!」
平均よりも少し小さめの身長でここらへんでは見ない髪色だけど、なんだか真面目そうだし仲良くなれそう。
「よろしくな〜、お 澄、このこも新しく配属にな
った内の1人でこの支部で一緒に暮らす子やで、
ベイリくん。
同期になるから仲良くし」
「はいっ!同期っているだけでなんか心強く感じ
ます!」
同い年かな?ちょっと幼く見える
「僕は澄っていいます!よろしくねベイリくん!」
差し出した手をじっとみつめて黙ってる…なんかまずかったかな
「同期になるけど俺のが先輩なんで、普通は敬語で
しょ、あんまり馴れ馴れしくしないでくれる?
あ 白湖先輩、お久しぶりです!これからよろし
くねお願いします!」
「おー 久しぶりー、部屋案内するね」
軽く僕を睨みつけて海白さんと部屋へ行ってしまった
「んははw かまされたな〜、ベイリは入んの早
かったならな〜、まぁ仲良くしてな〜」
「…はい」
先行きが不安になってきた…あ、そういえば
「魔法師の支部長がいらっしゃると聞いたのです
が、全員揃ってから挨拶させていただく感じです
か?」
「…せやねぇ 今日忙しそうやからあんまり時間な
取れないと思うけど行ってみよか」
支部長はかなり魔法を使うのがうまいと聞いてるし、組織のなかで有名人だから楽しみだ〜!
などと雑談していると最後の同期の魔法師が入ってきた
「おはようございます、本日からお世話になりま
すリュウです。よろしくお願いします」
イケメンでえらく身長が高いやつが入ってきた