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この作品には 〔ボーイズラブ要素〕〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。
この連載作品は未完結のまま約2年以上の間、更新されていません。
今後、次話投稿されない可能性が極めて高いです。予めご了承下さい。

Vliverになってもなお、僕は弟に全てを奪われます。

 ある日、兄が日記帳を欲しがった。普段は何も望まない人であるので、嬉しくなってそんなに変わらないだろうけど高い日記帳を買ってきた。兄はまるで機械のようにありがとうと口にした。

 憧れの兄だった。彼から与えられる全てのものは美しく思えた。その美しいものを僕は欲しがった。
 兄は一人暮らしを始めるまで、みんなの奴隷で人形だった。みんなから攻撃されていたし、誰も守る人もいなかった。兄自身すら自分を守ることをしなかった。だから、誰かが兄を攻撃しているのを見かけたら必ず守りにいっていた。兄を守れるのは自分だけだという自信があった。そういう状況にしたのは自分だったという自覚も持っていた。
 兄が一人暮らしをし始めると、妙に生き生きとし始めた。いや、兄が高校生の時から少しずつ生気が戻っていったように感じる。
 だから……


 兄は日記帳をなかなか見せてくれなかった。最初の三日で飽きたと言った。しかしながら実際は、その本を隠していることを発見した。兄は日記帳に何かを書いていた。
 
一頁目
2022/09/07 08:06
二頁目
2022/09/08 08:24
三頁目
2022/09/12 07:27
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