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3.レベル100になりました①



俺たちはレベル30からさらに上げるために次のエリア(レベル上げ場所)のエタリアの森に来た。ちなみに前いた草原はエタリアの草原という名前だそうです。(ホーラ情報)

さて。どうしようかな。

とりあえず狩るか。


〜10分後〜


「はぁはぁ、くそ。やっと倒せた。なんでこんな強いんだよ⁉︎」


「え?そりゃBランク級相当の場所で狩りをすればそうなるでしょう?」


「ここBランク級だったのかよ。そういう事は先に言ってくれ」


「いや優夜さんが手こずったのはせっかく手に入れたスキルや魔法を使ってなかったからでは?」

あっ……。


「忘れてたわ。魔法があればBランクなんて雑魚だぜ!」


「はい。頑張ってくださいねー」


「言葉が棒読みな気がするんだが」


「ソンナコトナイデスヨー」

こいつ……。まっ今はいいか。

よし、では狩り再開だ。


〜3時間後〜


この森のモンスターは全て倒した。


「結構疲れたな」


「お疲れ様です。ではステータスを確認してみましょう」


「ああ。手こずった奴もいたからレベル結構上がってるといいな」


『ステータスオープン』


名前 神崎優夜

年齢 16

レベル 80

スキル 成長補正(超極大) 身体能力強化(最大) 縮地(一蹴りで100メートルまで移動する) 魔剣生成(魔剣を生成する)

魔法 火属性魔法(上位) 風属性魔法(上位) 土属性魔法(上位) 水属性魔法(上位) 光属性魔法(上位) 闇属性魔法(上位) 回復魔法(上位) 神聖魔法(神位)

体力 5000/5000

攻撃力 5000

防御力 5000

俊敏 5000

幸運 ∞

魔力 9000/9000


スキルが一つ増えただけか。ん、でも魔剣生成って剣を作れるのか。


「なぁホーラ。この魔剣生成って何?」


「はい。魔剣生成とは何も無い空間から魔剣を作れるスキルです」


「そもそも魔剣ってのはなんだ?」


「魔剣とは普通の剣のワンランク上の物だと思ってくれていいです。剣に魔力を込めるので魔剣と言います。ですが魔剣を作るには魔力を込めることのできる神剛石が必要なのです。そもそも神剛石が貴重なのでこの世界には魔剣がそんなに無いんですよ」


「魔剣生成は材料が要らないのか?」


「いえ材料は要ります。ですがそれはスキル保持者の魔力です」


「魔力?」


「ええ。魔力は具現化する事ができるので魔剣を作る事ができるのです。そして素材が魔力で作られた剣はいつでも魔力に戻したり具現化する事ができます」


「へぇー。便利だな。あれ?でもそれってスキルが無くてもできるんじゃないの?」


「いえ。魔力の具現化はこの世界の者ではスキルや魔法を使わない限り無理なようにしています」


「そっか。ここホーラの世界か」


「ええ。では魔剣生成使ってみますか?」


そうだなと答えると俺はスキルを発動させた。

スキルを発動させると俺の手の中に剣が形作られていく。


「っ⁉︎」

剣が作られ終わるのと同時に俺の体から何かが抜けていく感じがした。


「あぁ、言い忘れてましたが魔剣にはスキル保持者の三割の魔力を消費するのでってもう遅かったですね」


「……ホーラ。そういう事は先に言ってくれと言っただろ」


「すみません。気をつけます」

俺はホーラの謝罪を聞いてから自分の手の中にある剣を見た。

よく見ると剣には何かが纏われているように見える。

……これが魔力か。

そう考えると俺は立ち上がり次の予定をホーラに話した。


「よし次のエリアに行くぞ。今日中にレベル100を目指す。次はAランク級の場所に連れて行ってくれ」


「分かりました。では私に掴まってください」


〔エタリアの洞窟〕


洞窟に着いた俺は疑問に思っていた事を話した。

「なぁホーラ」


「何ですか?」


「ホーラは戦えないの?」


「…………」


「………………」


「……………………」


長い沈黙のが続き、先に沈黙を破ったのは俺だった。


「えーと。もしかして戦う系のスキルとか魔法を持ってない?」


「………」


バコーン!!

答えは返ってこなかったが代わりに渾身の土下座を見せられた。

えぇ…。洞窟の床にクレーター出来てるんだけど。


「誠に申し訳ありません!!」


「ええ⁉︎いやいや別に戦えないんならそれは別にいいし、あと頭から大量に血流れてるから!」


「いえ!今まで戦えない事を黙っていた事万死に値します!!」


「いやいや死んだらそれこそ困るんだけど⁉︎あんた死んだら俺も死ぬんだけど⁉︎」


「くっ!止めないでください。……って私死ねないんでしたー!」

ヤベェ、めっちゃイラついてきた。


「よし、とりあえず落ち着こうか。そして死にたいんだったら死んどけ!」

俺はホーラに向かって全力の爆発魔法をぶっ放す。

あれ?何で爆発魔法使えんの?まっいいや。

ホーラが吹っ飛んだため俺はホーラが戻ってくるまで待つ事にした。


〜10分後〜


「いや〜我ながらあっぱれな演技でしたね。無事優夜さんは爆発魔法を使えるようになりましたし」


「へ?演技?」


「おや?もしかして優夜さん私が本気で喋っていたとでも思ってたのですか?」


「でも、なんでそんな事を?」


「この洞窟は爆発魔法を持ってると楽に攻略できるんですよ」


「そういえばさっき爆発魔法を使えるようになってたけどなんで?」


「爆発魔法は人に対する怒りが一定数に達すると使えるようになります。(ホーラの世界攻略本より)優夜さん怒らせるのに苦労したんですからね」


「え?じゃあホーラって戦えるの?」


「世界をひとつ治める神が攻撃魔法を使えないとでも?」


「おおー。ホーラってつよ――」


「すみませんでしたー!私本当に攻撃系魔法は使えないんですよ」

まじかー。


「え?でもさっき世界をひとつ治める神が攻撃魔法を使えないとでも?とか言ってた人は誰かなー」


「すみませんすみませんすみません。でも支援魔法や回復魔法とかなら使えますよ?」


「支援魔法?」


「はい。例えば攻撃力を10分の間2倍にしたり20分の間魔法威力を1.5倍にしたり、などなどです」

ん?普通に強くね?


「よし。ホーラはこれからとりあえず支援役だな」


「はい。分かりました。では洞窟の攻略に行きましょう」

俺はそうだなと言うと洞窟に入っていった。

だがこの時俺はまだ知らなかった。この洞窟にめちゃくちゃ強い敵がいる事を。

評価お願いします。

【投稿予定】

4.レベル100になりました② 11/21

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