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16.白猫団VSヒュドラ①



どうも、スキル【神の願い】を手に入れて、魔法が結構使えなくなった俺です。まぁ魔法はしゃあないとしか言いようがないよな。で、あと残された猶予は6日。そして今日、俺がするのは昨日はフェザードさんに断ったSランク指定の依頼を受ける事だ。とゆうわけで、只今ギルド長室前にいます。

扉の前に来た俺はノックする。すると「入れ」と声が聞こえたので中に入る。中に入るとそこには俺の知っている人が4人もいた。


「何でここにグレン、ミル、ユナがいるんだ?」


「ああ。それは俺が説明する」

フェザードさんが机の引き出しから紙を一枚取り出し、言った。


「まずはこれを見てくれ」

そう言われて俺達4人は紙を見る。紙に書かれているものを見て息を呑む。


「これは………」


「これはSランク指定の依頼だ。そしてSランクの中でも''一番難易度の高い"依頼だ」


「フェザードさん……」


「そして、お前達にはパーティを結成してもらう。あと優夜、安心しろ。グレン達にはティーネの事は話してあるぞ」


「え?グレン達はいいのか?」


「ああ。優夜は仲間だ。幾らでも協力するさ」


「ありがとうみんな」


「じゃあ、パーティを結成するんだがパーティ名はどうする?」


「名前かー。今はまだ保留でいいですか?」


「ああ。別にいいぞ」


「ありがとうございます。では、依頼について話してもらっていいですか?」


「分かった。今回の依頼はダンジョン攻略なんだがそこのボスが厄介でな。ボスの名前はヒュドラって言ってダンジョンのランクに合わない強さなんだ」


「そんなに強いんですか?」


「ああ。ヒュドラには弱点属性が無いんだ。そしてヒュドラは九つの首を持っていて、全ての首を殺さない限り死なず、首は一定時間経てば回復する」

俺以外のパーティメンバーはその言葉を聞き絶句する。だって、9個の首を切れば良いだけだろ?


「そうですか。そんなに強いんですか」


「どうだ。やる気が失せたか?」


「いえ、むしろ大歓迎です。今から向かいます。場所はどこですか?」


「そうか。場所はこの都市から東にある洞窟だ。洞窟の近くに立札があるから分かるはずだ」


「分かりました。みんな、どうする?」

ヒュドラの説明を聞いてみんな絶句していた。もしかしたら行きたくなくなった者もいるかもしれない。


「は?行くに決まってんだろ」


「そっか。ありがとう」

質問の意味が分からないという様子で言い返してくるグレン。どうやら俺はグレン達を見誤ってたようだ。


「これが終わったらご飯奢ってもらうぞ」


「ああ。幾らでも」


「言ったな。その言葉忘れんなよ。じゃあ行くぞ!」


「「「応!」」」



《霧の洞窟第一層》


「みんな、この霧の洞窟の最深部、つまり第三層にヒュドラのいるボス部屋がある。ボス部屋までにもS級指定のモンスターが沢山いる。だから陣形は俺が先頭、次にミル、ユナ、そして最後にグレンだ。いいな?」


「「はい」」

「ああ」

みんなからの返事を聞いたところで俺は聖剣を抜く。なんで聖剣か?聖剣って魔の生き物に対して威力が上がるらしいから、ヒュドラ戦には役にたつじゃん。(ホーラ情報)


「あれ?優夜くん。その剣なに?なんか光ってるけど」


「ん?ああ。これ聖剣なんだよ」


「せいけん?」


「うん、聖剣」

なんかこの会話前にもしたことあるような……。


「はあ……。もう驚かないよ。優夜くんだもんね。優夜くんだから別に聖剣を持っててもおかしく無いよね」

え?なんか思ってた反応と違うんだけど。もっと驚くと思ってたけど、あれ?俺ってミルに呆れられてる?


「じ、じゃあダンジョン攻略に行こうぜ」

俺は話題を変えようとダンジョン攻略に話を移す。


「そうだな。そろそろ攻略を始めるか」


「今日でボス部屋の前まで行けるといいけどな」


「まあ、それが一番いいけど、油断はするなよ」


「ああ。分かってる」

話に区切りがついたところで俺達は歩き進める。そのまま第一層を攻略した。第一層はあんまモンスター出てこなかったな。それとS級指定のモンスターって言っても聖剣を一振りするだけで飛んでったけど、これってモンスターが弱いの?それとも聖剣がやばいの?そう思いながら俺は第二層へ続く階段を降りる。


《霧の洞窟第二層》


第二層に降りた俺は体に負荷がかかるような違和感にあう。


「これは………」


「ここは魔素が濃いな」

俺の思っていた事をグレンが代弁する。

魔素とは、魔物や魔族などの魔の生き物が生きるのに必要とする物質だ。魔素は魔の生き物にとっては良いが、人間にとっては毒になる。その魔素が濃ければ濃いほど人間には苦になり魔の生き物には薬になる。逆に魔素が薄ければ魔の生き物には苦になり人間には害が無くなる。

つまりこの階層には一層よりも強いモンスターがいるという事だ。


「みんな気をつけて行くぞ」


「「「応」」」


第二層は少し手こずったが難無く攻略した。案外いけるな。まあ、聖剣が強すぎるだけなんだけど。そのおかげでまだスキルや魔法を使ってないから魔力は有り余ってる。ボス戦で出し惜しみなく使うぞ。

さあ、ヒュドラ討伐に行くか。

【投稿予定】

1/6 17.白猫団VSヒュドラ②

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