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4話








「ここはどこだ」


 六人が呼び出された場所はうっそうと茂る森の中で見渡す限り木々しかなかった。


「しかしひどい場所に呼び出されたな」


「まだ上空や海の上よりはましだと思うがね。まあこの世界に海があればの話だがな」


「それもそうですが、とりあえず生きてるだけでも良かったと思います」



「とりあえず今のうちに自己紹介をするか」


 六人はそれぞれを見渡し、


「まずは私からかな。私の名前はチャールズ・ロバート・ダーウィン。ダーウィンと呼んでくれ、地質学者のはしくれだ。趣味は旅行だ。これでいいかい」


 ダーウィンと名乗った二十歳くらいの利発そうな女性は、エメラルド色の長い髪に動きやすさに重点を置いたラフな格好である。


「俺の名前はヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトだ。好きなことは昼寝と食事だ。あんまり頭はよくないが、よろしくな」


 モーツァルトは三十代くらいの男性であごにひげを生やし、軽薄そうな印象である。


「アルベルト・アンシュタイン」


 アインシュタインは小柄な少女で十三、四歳に見える。藍色の髪に人形のようにほとんど表情が変わらず儚げな雰囲気で、名前だけ喋った。


 「えっと。私の名前はガリレオ・ガリレイといいます。よろしくお願いします」

 

 ガリレオは十八、九歳くらいの女性で黒色の髪を伸ばし前髪を目のあたりで切り揃え、ゆったりとした服を着ている。ちなみに女性陣の中で胸が一番大きい。


「我が名はレオナルド・ダ・ヴィンチ。最強にして最悪の魔術師であり、すべてを知るものであるぞ。恐れおののくがいい」


 ダ・ヴィンチは真っ黒いローブをかぶった魔術師のような恰好の痛々しい少女で片目を髑髏の描かれた眼帯で隠している。


 ダウィンチ以外の全員はかわいそうな子を見る暖かい目で見ている。


「最後はあなただよ」


「僕の名前は、アルキメデス」


チャールズ・ロバート・ダーウィン

ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト

アルベルト・アンシュタイン

ガリレオ・ガリレイ

レオナルド・ダ・ヴィンチ

アルキメデス


 これがこの世界を変える者たちの名である。






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