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名前屋さんとネコの着物屋  作者: ♪メジロ♪
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名前屋

はじめまして。♪メジロ♪と申します。


この度は初めて小説…といっていいレベルではありませんが、投稿させて頂きました。


いろいろと拙い文章ではありますが、読んで頂ければ嬉しく思います。


『ご来店ありがとうございました』


音夢は客を見送った後、少し深雑な気分になっていた。



『あんまりおすすめしてないんだけどなぁ…』



音夢は名前を売買する仕事をしている。それは改名という事ではなく、客から名前を買い取り、別の客から買い取った名前を売っているのである。


そもそもそんな商売が成り立つのか疑問を持つのは当然だが、音夢は仕事を成立させていた。


それは彼女の特殊な力によるところである。彼女には名前を奪い、与える力があった。

奪われた人物は自分の名前を思い出す事はできるが自分の名前と認識することが出来ない。

また、周囲の人物は以前の名前をキレイさっぱりと忘れてしまう。

与えられた名前についても同様である。与えられた名前こそ自分の名前だと認識し、周囲の人物もそのように認識する。


それだけでも驚くべき力であるが、さらに驚愕するのは書類に記された名前や、pc等の電子ベースに記録された名前も改変されるのである。




音夢がこの力に目覚めたのは高校一年の一学期だった。当時はこの力で一波乱あったのだが、通りすがりの魔法使いに助けてもらった。それ以来、音夢は彼女を先生と呼んでいるのだが、それはまた別の話である。


それにしても、名前を司る少女の名前が音夢(ネム)とは、どこのオヤジギャグだよっ!と、当時セルフツッコミをしていた事は、誰にも言っていない。


このような力のため、かなりアンダーグラウンドで商売をしているが、繁盛とは言わずとも生活していく分には苦労はなかった。




話を戻すが、今日の客について音夢は心配していた。音夢が取り扱うのは基本的には苗字ではなく下の名前である。

なぜなら周囲に及ぼす影響が大きいからだ。例えば、家族の一人が他の家族と全く関係の無い苗字だというのは明らかに奇妙である。

しかも、周囲の人間はきちんと認識してしまえるのがさらに始末が悪い。

認識できなければ、明確におかしいと思えるのだが、認識出来る分、苗字が異なるが家族が成立してしまい、当人達も妙な気分になる事が多いのだ。

ここまで言えば自明だが、今日の客は現在の苗字を売り、新たな苗字を買っていった。


『まぁ、人生いろいろあるんだろなぁ…』


買い取った苗字を木製の札に記しながら音夢は呟いた。事情を知りたいとも思ったが、この世界では深入りは禁物と先生からも釘をさされていた事もあり、苗字を購入する場合の注意点を説明するにとどまり、いつも通り淡々と仕事をこなし、その日は店じまいをした。


いかがでしたでしょうか?


文章が拙く分かりにくいところばかりだと思います(T ^ T)


いろいろと教えて頂ければ幸いです。


また、ネコの着物屋についてはカケラも情報が出てきませんでした。そちらを期待してくださった方には大変申し訳ないです。


投稿がいつになるかは分かりませんが、次回で少しだけ登場するかもしれません。


出来るだけ早く書きたいと思いますので、よろしくお願い致します。

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