天使と悪魔の旅立ち
毎日どたばたな日々を送っています。
平穏な日々を下さい。
至急、できれば、明日にでも。
せめて、年内希望!!
そんなことを考えていたある日。
今日は、やけに大人しいな。
料理がスムーズに仕上がりを迎えられそうだ。
気分よく夕飯の支度をしていたら、もぞもぞと背後に忍び寄る影達の気配を感じた。
数分後。
「帰る?」
「手紙が届いたんだ。早く帰って来いって書いてあった」
「私も同じです。急なことで……申し訳ありません」
ふたりが静かな理由は、それぞれに届いた手紙が原因だったようだ。
「そっか……」
声のトーンを少し抑えてみた。
が。
「嬉しそうだな」
オレの態度に疑問を持ったのか、天使に睨まれる。
その視線が突き刺さるほど、背中に感じる。
が。
「そんなこと、あるよ?」
本音が出ました。
やっと解放される!!
その喜びで、胸がいっぱいです。
顔には出せないが、心からそう叫びたいっ!
だが、ここは切り替えが大事だ。
「オレと会う前に住んでた大切な場所から届いたんだろう。連絡がきたからには、なるべく早く戻ったほうがいいよ」
オレのためにも。
とは言わず。寂しげに見えるような笑顔を向けて送り出す姿勢を見せる。
すると、悪魔が心配気に、らしくないことを言った。
「御一人で大丈夫ですか?悪人は撃退できますか?」
「大丈夫だよ。心配ない」
帰る前の日。
最後の一日とあって、オレも断ることができなかった。
もう二度とお会いする機会は来ないだろうから、名残惜しさとか、未練とか残されても困る。別れる寸前まで付き合うのが筋だろうと腹を括った。
そして、その想像をも遥かに超えるレベルで彼女達に連れまわされた。
それから、しばらくして、彼女達は帰っていった。
更新遅くなりました。
まだ続きます。