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あまりにも薄すぎる存在

新しい女の子が現れました。

が。

またまた登場人物?の名前がまた出てません。


もともと悩んではいたが、悩みが三倍増。

それは三人目が現れたからだ。



前回。わけのわからない連中にどういうわけか追われた結果。

無意識にこんな願いを思い浮かべていた。

「誰か助けて!この際、天使でも悪魔でもいいから、お願いします!!」

それがいけなかった。

そのせいで、よくわからないうちに、天使と悪魔の女の子二人と同居することになった。

いや、待て。そのせいなのか?

オレの心の叫びを無視して、今回は……



天使と悪魔がやってきて数日が経ったある日。

清々しいほどに晴れ渡ったその日、オレはいつものように帰宅した。

幽霊とか居ないよな?

と思いつつも、ここ最近耳にした、このアパートの噂には少しびくついていた。

「あそこ、出るらしいよ。だから、安いし、誰も借りないんだって」

それで、あんなに歓迎されたのか?

確かに、俺以外の住人はほとんど見たことないけど。

オレがアパートから出た瞬間、通りすがりの奥様方に逃げられたりもしたけど。

いるはずないよな。

「はははっって、いるし」

部屋の扉を閉め、また、開けた。

目の前に立ってる。さっきと同じ位置だ。

うん。立って……?

「足ついてる?!」

黒髪に桃色のリボン。桜模様の上衣に紫袴。おまけに白足袋に下駄履いてる。

ご挨拶のつもりなのか、一礼して、にっこり笑って溶けるように消えた。



その日以来、静かな登場が続いている。

それはもう静かで、誰も気づかないくらいだ。

喋らないし。何考えているかわからないし。何言っても頷くだけだし。

そして、密かに書いてた日記もいつの間にか読まれていたけど。

彼女との会話は筆談。感情や雰囲気は空気の重さで計る。

透けているが、害は無い。

何より嬉しいのは、金がかからないこと。

食費なし。その他経費かからず。大変お得だ。

唯一オレを(金銭的に)楽にできる存在だ。

もし、とり憑かれても肩こりになる程度で済む。

常に不幸だから、これ以上不運は巡ってこないのさ!

ビバ!不幸体質!なんて、喜んでいられたらいいんだけどね……。

お読みいただきありがとうございました。

そろそろ、名前を出さねばと思うのですが、タイミングが掴めません。

登場人物が揃う頃には、出てくると思います。


次回の更新は、来月を予定しています。

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