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黒髪と金髪

※前半部分の詳細が省かれています。

 (作者が内容を忘れたせいです。期待された方、ごめんなさい)

解説及び本日の出来事振り返り終了。

「よーく理解できましたか?」

「できました。黒髪の貴女が天使で、金髪の彼女が悪魔なんですね?」

「わざわざ疑問形にする必要なし」

天使な彼女は長い黒髪に赤い瞳。服装も瞳に合わせた赤基調のビジュアル系。

悪魔な彼女は長い金髪に青い瞳。服装は白基調のふわふわロリータ系。

「信じてないみたいですね」

「信じられるか!そんな話っ」

動揺しているオレに対して、落ち着き払った金髪の悪魔は、再び茶を啜った。

そして、彼女の口からは「煎茶より玉露。煎茶より玉露」という独り言が聞こえてきた。

何の呪文?そもそも我が家に煎茶ってあっただろうか?

「事実なのに……」

最初の勢いを失ったらしい天使は円卓に伏したまま、のの字を書いている。

「事実だから、に訂正してください」

不貞腐れた天使に、悪魔が正論で返し、空気がぴりり。

一食触発かと思いきや、いきなり天使は起き上がった。

「ま、いいや。それより飯!」

「は?」

「ごはん。あんたもまだ食べてないんでしょ?ついででいいから作って。なんでもいいから」

先程までと一転、天使は言葉の語尾にハートマークをつけてきた。

「えっと……それは、夕飯食わせろという意味で?」

「当たり前だろ。コイツの分はなくてもいいから」

やはり、はーとまーくがついている。

「なぜですか?私だって、昼食抜きで来たんですよ?」

「二食ぐらい抜いたって平気だろ」

「どういう意味ですか?」

喧嘩しそうな勢いで睨み合う二人。

天使と悪魔の仲悪さは本当だったんだ。と、つい感心してしまった。

だが、二人の会話で新たな疑問が生じる。

「いつから、ここに?」

「「お昼前」」

「だから、昼抜き?」

「「そうでーす」」

がくっ。

項垂れるオレ。

勝手にやって来て、家入るし。とりあえず話は聞いたけど、飯要求されるし。

会ってちょっとしか経ってないけど、もう嫌かも。

態度でかいし、図々しいし。

ていうか、何食べるんだ?

ま、いいか。適当で。


が、それがまたよろしくなかったらしく……文句が出るどころか、ブーイングの嵐だった。

そんな感じの何だかんだで一日目は終了した。


お読みいただきありがとうございました。


前回からの更新が随分遅くなってしまいました。

今月も、あと一話あげられるかどうか。

そんな状況ですので、次回の更新は未定です。



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