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青のジェネレーション

作者: 舟入 竜

この話が初めて書いた話なので下手かもしれませんが読んでください。    私は高校生なので、高校生についての話を書きました。

 俺は存在している。

確かに存在している。

ただそれだけが言える。

 俺はどこにでもいるか分からないけど普通の高校1年生だ。

知らない父さんと母さん、一つ上の兄がいる。知らない父さんとは母さんの再婚相手だ。その再婚相手がよく俺たちに暴力を振るってくる。本当にうざったい存在だ。

余分だが、あと汚いアパートにすんでいる。俺の事についてはこれぐらいだ。

 俺はいつもの様に七時三十分に家を出る。母さんは最近冷たい。

前は絶対言ってくれた、どこの家庭でも言う言葉。

 「いってらっしゃい」

この年でこんなこと言うのもマザコンかと思われるかもしれないが、前まで言ってくれていたのに急に言わなくなったら誰だってやな気分になるだろう。あいつのせいなのだろうか。

 電車が来た。それに合わせて一応俺の友達リョージも来た。

「おう!」

「よう!」

たったそれだけのあいさつだ。

あとは何も話さない。リョージは無口なやつで小学校からの友達だ。

 電車の中は静まり返っている。

まわりを見てみるといろいろな人がいるもんだ。

髪を触り続ける女子高生。新聞を読みつづけるサラリーマン。

ブツブツ何かつぶやいているリュックを背負った謎の男。

見ていておもしろい。そういえば、俺朝からほとんど何も喋ってない。

 たくさんの人がぞろぞろ電車の中に入ってくる。

学校が近づいてきたというのに。

「そろそろ降りるぞー」

いきなりリョージが喋る。これがいつもの事だ。降りると言っても人が多すぎて全然進めない。

降りると駅は向かいの女子校の女子でうめつくされていた。

空の色は暗かった。

 学校へ向かう列におれらは入り一緒に歩く。

「リョージ、最近どう?」

俺はいきなり聞いてみた。

「どうって、なにがー?」

リョージはとぼけたような声で言った。

「クラスとか勉強の事とか最近の事だって」

「別にないけどねぇ」会話終了。

ふと、上を見上げてみると思ったことは本当に空の色は暗い。

ただそれだけが言える。 くそ!今日は朝から俺の嫌いな数学だ。

計算はきらいだ。

学校の俺はほとんど誰ともしゃべらない。

でもある程度話すやつはいて、そいつが一応俺のクラスの唯一の友達ユウキだ。学校ではユウキともあまり話さない。


 やっと長い一日が終わった。

めっちゃ長かった。

疲れた。

心の中でいろいろつぶやいていると、いきなり後ろからユウキが話かけてきてこう言った。

「今日さぁ、ゲーセン行かねぇ?めっちゃ暇なんだって!」

俺は少ししかお金がなかったけど、好奇心で

「じゃあ行こうや」

と言った。

なにせ、帰ったらあのくそ親父になにされるかわからない。

それなら、なるべく遅く帰ったほうがいい。

 ゲーセンの中はでかい音と光と他の学生であふれていた。

「何しようかな」ユウキは俺といる時だけよくしゃべる。

「じゃあ俺、鉄拳しよ」

今、結構人気がある格闘ゲームだ。

俺はただ見てるだけ。

「対戦しようや」

とユウキ

「金がない」

「少し借しちゃるって」

俺は百円を借りイスに座った。キャラクターを選び、いざ対戦。

ユウキの圧勝。

ユウキはゲームマニアだ。「お前ザコいなー」

ユウキは調子にのった。

その時、ユウキの肘が後ろにいた不良グループの一人に当たった。

「痛っ!」

とその一人は言った。

これはヤバイ。

そいつは持ってた金を落とした。

チャリーン。

ユウキは殴られた。

俺は逃げようとした。

だが、捕まった。

 自転車置場まで連れていかれ、殴られた。

「ちくしょう、逃げやがって」

ユウキは隣で俺をにらみつけた。

「持っとる金全部だせや」

「えっ・・・」

オレらは固まった。

「はよだせや!」

(こんなやつらに・・・)俺は小さい声でユウキに言った。

「駅まで走って逃げよう」

「お前だけがか?」

ユウキはキレていた。

「さっきはすまん。」

これだけじゃゆるしてもらえないだろう。なにせ、さっきまで金を借してもらっていた友達だったからだ。

「俺についてこい」

俺は走りだした。

「あっ、待てや!」

不良達が追ってくる。

必死でプラットホームまで逃げ、いいタイミングで電車が来た。

 後ろを見てみると、ユウキがいない。

あたりを探すとユウキが一人の不良に殴られていた。俺はすぐ走っていってタックルで不良を吹き飛ばし、来た電車にユウキと乗ろうとした。

「わぁーーー」

悲鳴が聞こえた。

不良の声だ。不良が線路に落ちて電車にひかれたのだ。

人がいっぱい集まって来てこう言った。

「あそこにいる高校生の子が突き落としたのよ!」

 一人のおばさんが言った。

(ヤバい、どうすればいいんだよ。俺の人生はここで終わりだ。)

 気付いたら俺の事じゃないらしい。ユウキだ。

ユウキの方に指が指されていた。

「えっ・・お、俺じゃない!」

よし!俺の人生はまだ終わってない。俺はすぐ走って他の駅へ逃げる。

勝った。

「俺と一緒にいたやつがやったんだ!信じてくれ!」

叫ぶユウキに対しおばさんが

「あんたと落ちた子で喧嘩しとったやないの!」

「俺の友達がやったんだ、名前は・・」

暴れだしたユウキは押さえられた。あたりはざわざわしている。


 俺は隣の駅にいた。

「なんかよ、隣の駅で殺人が起きてさあまりに人が多くてここまできたんだけど・・」

学生二人が話していた

「なんか突き落としたやつが言うには、そいつと一緒にいたやつなんだって、でさ実は俺見たんだよ。本当に突き落としたやつ」

(えっ・・・、こいつ見たのか?)

見間違いだろ。

俺はベンチに座って気分を落ち着かせた。

 誰かが俺に少しずつ近づいてきている。俺は顔を伏せている。

(目の前にいるこいつは誰だ?)

「お前だろ、突き落としたやつって」

顔を上げてみるとさっき話をしていた学生だ。   「黙っといてやるから金くれよ」

ドクン、ドクン、ドクンと心臓が鳴り響いている。

「おい、どうなんだよ!言っちゃうぞー」

(俺はこんなやつにゆすられるのか)

俺の人生がここで大きく狂うなんて・・・・

パトカーのサイレンが近くで鳴っている。


 こんなことってあるのだろうか。

俺の人生って一体なんだったのだろうか。

とにかく、あの不良を殺してしまったことで俺はある勇気が生まれた。

いままで、感じたことのない勇気だ。

そして、こいつらもいつか片付けてやる。

この勇気があればかならず生きていける。

絶対。

いや、たぶん。

俺は存在している。

ただそれだけが言える。

最後まで読んでくれてありがとうございました。  虐待をする親父や、一つ年上の兄などの存在を忘れていたので話がそれてしまいました。突っ込みどころ満載の話ですが本当に読んでくれてありがとうございました。

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― 新着の感想 ―
[一言] 私は文章は書けないので 偉そうに言えませんが(苦笑) もう少し長い話だったら 父の虐待や兄の事、母の事もわかり それにより無気力な日々や主人公の感情により入り込めた気がしました。 主人公の気…
2007/07/04 11:28 宮薗 きりと
[一言] 初めてなのでしょうがないけど、やはり文章としての完成度は低いと思います。ただ観察度というか、電車の中での話は良かったです。話を飛ばしすぎないようにもう少し長くしてもいいのではないでしょうか
[一言] 虐待するお父さんなど、書き忘れたことが分かっていたなら書き直してみたらよかったのでは…という感じが否めないですが、まぁまぁストーリー的にはよかったのかなと思います。話がすぐ飛びがちなのと、時…
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