表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
雨宮高校の不思議な話。  作者: 敷儀式四季
第一部:<木賊と琴浦>
1/37

第一話:二人は二人。

初めての恋愛小説です。

とりあえず毎日更新の一週間連載をしようと思っています。


この後は分かりませんが、少しずつ増えると思いますー。

 この俺、木賊とくさ常世とこよが、彼女、琴浦ことうら真理亜まりあに出会ったのは、いや正確にはクラス(・ ・ ・)メイト(・ ・ ・)という背景的な考えから女子・ ・として見るようになったのは、文化祭のライブの時だった。

 それまでは本当に彼女が自分のクラスだ、ということすら知らなかった。

 周りの奴に聞いてようやく分かったくらいだから。

 それでもほとんどの奴は知らなかったけど。

 軽音部としては色々なところで有名らしいけど、クラスまではほとんど知られていなかった。

 色々なところというのは、ヴォーカルをやっていることだろうか。

 別にどこぞの軽音部ではないので結構な人数がいるのだが、その中で彼女は高1でヴォーカルをしていた。

 これは彼女の実力だ。

 彼女の声は、歌は、人を惹きつける、魅了する。

 真理亜は大変なものを盗んでいきました。

 壇上で長髪を揺らしながら熱心に歌っていた彼女に、冷ややかでありながらも綺麗な目に、盗まれた。


 ま、あなた(=俺)の心なんですが。


 そこ、笑うなよ?


 つまり、簡単に言うなら、彼女に一目惚れしてしまったと。

 どうしてこんな女子がいたのに気づかなかったのか! っていうくらい。


 そして今日は10月22日(月)

 文化祭から空けて二日後。

 うちの学校は土曜日に文化祭がある学校で、今日は月曜。

 つまり文化祭が終わって初登校。


 今日は心なしか足が軽い。

 今日は心なしか学校に早くつく気がする。



 うきうきな足取りでクラスのドアを開ける。

 さて、彼女は一体どこにいたんだろう。



 ……。


 誰もいねぇー!!



 どうやら心なしかどころか本当に学校に早く着きすぎたようだ。

 誰も居ない。

 時計は7時20分。

 ショートホームルーム(以下SHR)は8時30分。

 軽く一時間前。


 暇だー!

 いや本当にね。

 しょうがないから宿題でもやっていると、その時一人教室に入ってきた。


 その人は俺を一瞬見やると、すぐに自分の席に座った。


 その人こそ、俺の捜し求めていた、琴浦真理亜その人だった。

 彼女は片手に本を持っていて、クラスの窓際の一番後ろの席に座った。


 やばいやばい来たよこれクラスで二人っきりだよ話かけに行かないとでもそんなこと話かけに行かないとでも何話せばいいのわかんねぇんだけど!!


 焦りで思考がしっちゃかめっちゃかになっている木賊。

 琴浦はおもむろに読書を始めだした。

 いやいや話しかけづらいんだけど。

 よく考えれば今までで自発的に俺が女子に話かけに行ったことなんて無いんじゃないか!?


 そう悶々と考えていると、クラスメイトがどんどん教室に入ってきた。

 気がつくと時間も7時50分、早い奴が登校する時間帯だ。

 見ると、男女一緒にクラスに入ってくる姿も見えた。


 文化祭で色づきやがって!

 口には出さないけどね?


 しょうがない、話かけに行くのは次の機会にしよう。

 彼女も女子と話したりするだろうし。


 そんなことを考えていた俺が、彼女の不思議な点に気づいたのは昼休みのことだった。

はい、ここで終了。

今回は木賊と琴浦編、ということですねー。

とりあえず今回のこの部は一週間で終わらせるつもりです。


Skills Crossもよろしくね((キリッ


ちゃっかり番宣をしておきますー。


こっちは超能力とかバンバン出るバトルなので、恋愛方面で来た人は微妙だと思いますー。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ