うろ覚えでやってしまえ! 内田美奈子さん
あいうえお順で行こうかと思っていたのだけどお風呂で垢が~垢垢~とかって何となく口ずさんでいてふと「赤々丸」って漫画読んだなぁって思い出したのですよ。シュールなSFで私には理解不可能な漫画でしたが。その作者さんが内田美奈子さん。
出会いはたぶんプチフラワーの「あなたたちの悩み」って学園漫画だったと思うんだけど。“ブラインド”って大判のコックスに入ってたわ。内容はもうほぼ忘れていますがおしゃれでシニカルなような短編。主人公は女の子。絵にやられましたね。何だろうかわいいんですよ女の子が。今風の萌え系の可愛さじゃなく綺麗な絵なんだけどかわいいの。男の子や男の人なんかは情けない面もありつつかっこいい感じ。で、例のごとく色々探しましてソノラマのデュオコックスかなんかあの辺で「百万人の数学変格活用」を。連作短編。多分文筆家の男性が主人公の話だったかも。「DAY IN DAY OUT」? は短編集ね。逆だ! こっちが文筆家と離婚したんだかどうだかな奥さんや彼らを取り巻く色々のエピソードだったか。「百万人の~」は、超能力があった気がするけど、忘れてるなぁ。「ナイフと封筒」もなんか短編集だったなぁ。
好きだった割には忘れてるのよね。
で、まぁ。「赤々丸」の訳のわからなさに負けそうになりつつ全5巻読みましたが、その頃にはもうダメってなりました。結構私の知らない雑誌とかで活躍されていたようですが、香川なんかちょっとマイナーというかマニアックな雑誌とかになっちゃうと目を離した隙に判らなくなるところなもので。まぁ、当時はなかなか見つけられなくてね、根気ももうなくなりましたね
赤井くんが未来にタイムトリップして二人に分裂して? それぞれ赤々丸、白々丸なんて名のってね猫陣営に入って犬陣営と戦う話だっけ? 二足歩行で人間と同じ能力のある犬と猫よ。とにかくラストがなぁわかんなかったような記憶があるのよ。
タイムマシンなんてアナログの腕時計型なんだけど、二十四回逆に回してやっと一日過去に行ける設定ができるってなんと言うか悠長な。
シュールなSFがお好きな方には合うかもしれない。
『うどん キツネつきの』とかが理解できる方ならおそらく。わたしはわかんなかったわこれ。