最終話 私は世界を見る
ザクラとの戦い後数日が過ぎた。
私は草原で寝転がり空を見つめていた。
リュウ、私ねリュウと過ごした時間とても楽しかったよ。
色んな事があったね、辛いことも悲しいこともリュウが居てくれたから乗り越えられたと思うんだ。
リュウ、私ね色んな大陸に行ってみようと思うんだ、だからさここに戻ってくるまで見守っていてね。
大好きだよ、私の愛しいあなた。
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「サクラさん、元気ないね」
チカが言う。
「私達が元気にしよ?色んな所に連れて行ってあげるの」
ミツバは言う。
「こ~ら、二人共駄目だよ」
すると二人の頭にげんこつを入れるシックス。
「痛、なんで」
チカが聞く。
「大切な人が居なくなっちゃた時は少しそっとしてあげたほうがいいよ。
時間が解決してくれるときもあるから、二人は家に戻ってて」
シックスは二人に言う。
「は~い」
二人はおしゃべりしながら家へと向かった。
「サクラさん」
シックスが声をかける。
「うん、どうしたのシックスちゃん。
そんな悲しそうな顔をしないで、笑ってよ」
私はシックスに向かって答える。
「辛い時は、言ってください」
?!
「最愛な夫を失う、仲間を失う、サクラさんには辛いことが多すぎます。
そんな時は私に言ってください、私はリュウさんのようには出来ませんけどそれでも私はサクラさんの為?!」
私はシックスに抱きつく。
「じゃあ少しだけこのままでいてほしい。
お、お願い」
私は涙ながらに言う。
「はい」
シックスは答える。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
それを遠くから見つめる者が。
「悲しいわね、仲間を失うのって」
ナインが言う。
「そうだな、こんな事誰が予想なんてしていたのか。
それよりもナイン、ライカは?」
テンが聞く。
「学園でお勉強中よ、あの子にはこんな経験させたくないから。
汚れるのは大人だけでいい」
ナインはそう答える。
「ふっ、ナインらしくない答えだな」
「もう、は、はずかしいじゃん!」
顔を赤らめるナイン。
「よ、二人共」
二人の目の前に現れるフォー。
「フォーどこに行っていたの?」
ナインが聞く。
「ちょっとな、それよりもお前らは楽しそうだな。
一杯付き合え」
フォーが言う。
「いいよ、私で良ければ」
「おお!酒か!今日はとことん飲むぞ〜!」
テンは大はしゃぎ。
爺さん、無理はすんなよな。
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迷いの森
風の音が聞こえる、優しい風が吹いているな。
セブン、自然を大切にしてくれよ。
俺もここで道迷う冒険者たちを助けたりしている。
災厄はいつどこでまた起きるか分からない、だからさ、セブン俺は期待してるぜ。
強い男になってここに戻ってくることを。
ファイブはそう思い空を見上げる。
今日はいい天気だ、植物たちも元気に育っている。
散歩でもしようか。
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数日後
「行くの?」
シックスが聞く。
「うん、私は世界を見てみたいから。
着いてくる?」
私はシックスに向かって聞く。
「いいわ、私は二人の事を見ないといけないしね。
もし、これが貴方の最後なら言わせてほしい」
シックスは近づく。
「え、何?」
「無事に帰ってきて」
シックスは泣きそうな声で言う。
私はシックスの顔を見て答える。
「当たり前じゃん、ここは私にとって最高の場所なんだから。
待ってくれている人が居るなら私は必ず戻る」
私はそう答える。
「行ってらっしゃい、サクラ」
「行ってきます、シックス」
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数年後
「今日もいい天気ね」
シックスはチカ達の服を干していた。
?
こちらに来る人が。
近づく者の顔が見え涙が溢れる。
ふふ、返ってくるのが速いのよ。
私の大好きなサクラ。
みんな帰りを待っていたわ、貴方の夫もお兄ちゃんもミオリさんもね。
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