第十九話 出会う者たち、そしてレオンの覚悟
私達は、爆発の方へと走る。
その道中、街の人達が逃げまどい、倒れている人や息をしていない人も居た。
「くっ!次から次へと」
リュウの言葉が漏れる。
「元凶をなんとかしないと!」
私達は、一番激しいと思われる場所へと向かった。
するとそこには3人の人が居た。
黒フード!?ということは。
「おい!お前たち!何をしているんだ!」
リュウが三人に向かって言う。
すると振り向く三人。
「うん?誰だお前?つえーのか?」
は?
「強いかどうかなんて関係ない!街を破壊するのをやめろ!」
リュウはそう答える。
?!
「シックス!」
レオンは言う。
「誰ですか私の名前を言うのは、あなたの事は知りません。
私達は探しものがあるのです、邪魔しないでください」
シックスはレオンに向かって言う。
「そういうことだ、君たちは・・・・どうやらスリーは倒されてしまったようだね?
なら、僕たちが倒さないといけないみたいだぞ?」
一人の男が赤髪の男に向かって言う。
「ほお?お前ら強いのか!なら!俺と相手してくれよ!
俺の名はファイブ!黒フードの一人だ!」
こいつがファイブ!
ということは
「もしかして隣に居るのがエイトなのか?」
リュウが聞く。
「せいか〜い、僕がエイトさ。
それでこいつはお前の仲間が言ったシックスだ」
エイトは私達に向かって言った。
強い気がする、なんかエイトはふわふわというか気が抜けるような感じ。
ファイブは間違いなく戦闘狂だろう。
シックスは、よく分からないけど見た感じ強そうとは思わないけど。
でも油断はしない!
「うん?そうだ!お前たち三人ずつ居るじゃねぇか、一対一でやったほうがいいんじゃねぇ?
その男もシックスに用があるそうに見えるし」
ファイブはレオンの方を向いて言った。
どうする?リュウ。
分かれるのは危ないけど、全員やられるよりはマシかも。
サクラ、負けるなよ。
うん、絶対勝つ。
「よし、そっちも意見がまとまっているような気がするし誰が俺と戦う?」
ファイブが私達に向かって聞いてきた。
「僕が戦うよ、戦闘狂に女の子を戦わせるわけには行かないからね」
リュウはファイブに向かって言う。
「そうかよ!ならついてこい!」
ファイブは移動した。
「サクラ、勝てよ」
そう言ったリュウはファイブの後を追った。
「なら、僕の相手は女の子の君でいいのかな?」
エイトが私に向かって聞く。
「ええ、サクラよ。
悪いけど、負けるわけには行かないからね」
私はエイトに向かって言う。
「ふふふ、楽しめそうだな」
エイトは移動した。
「レオンさん、妹さんの事頑張ってください。
私も、エイトと戦いながら祈っていますから」
私もエイトの後を追うのだった。
・・・・・。
残された、シックスとレオン。
「貴方が私の相手をしてくれるのね。
名前は?」
シックスが聞いてきた。
「レオン、レオン・ハートだ。
なぁ、シックス忘れたのか俺のことを」
レオンはシックスに向かって言う。
「だからさっき言ったでしょ?私は貴方は知らないって。
何なの?
もう、面倒だから直ぐに終わらせるけど恨まないでね?」
シックスは短剣を構える。
俺と居たときはあんな武器なんて持つなんて思わなかった。
くそ!あの時俺にもっと力があれば。
「俺はお前を救う!
必ず思い出させる!何度だって!」
レオンは武器を構える。
「ごちゃごちゃうるさい!死ね!はあ!」
?!
止めた!
レオンは高速な攻撃を剣で止める。
「お前の事はよく分かっている、動きとか行動とか!
スラッシュ!!!」
ジャキン!
切れた!・・・?!
なんと剣でシックスの腕を切ったはずなのに再生している。
「なんだと!?こいつ!スリーが言っていたように不死身なのか!」
?!がはぁ!
「痛いでしょ?苦しいでしょ?なら早く死になさいよ」
短剣が腹に刺さる。
「くっ!負けるか!うおー!!クロスエッジ!!」
くっ!
こいつ!なんで動けるの!腹に刺したはず、
レオンの腹からは血が垂れる。
なんでこいつ、立ってられるの!普通倒れるでしょ!
「でも!これで終わりよ!メガフレア!!!」
!?
「フッ、結局また俺はあの技で・・」
ドカーン!!!
「ハハハ!やった!ゴミムシを倒せた!
これでファーストから1杯報酬がもらえる!」
え?
シックスは驚き短剣が地面に落ちる。
なんと、メガフレアが爆発したところに立っているレオンの姿を見たのだ。
「何が!あ、ありえない!私の魔法は強いはず!」
「やるんだ!アイスブリザード!!!
おまけに、サンダーボルト!これで死んじゃえー!!!」
シックスはありったけの魔力を込めてレオンに攻撃をする。
レオンはただ立っている。
そして、ドカーン!!!!
直撃し大きな爆発を起こす!!!
その頃。
「今のは!?レオンさんの方!」
?!
「よそ見厳禁だよ?」
エイトが斬りつける。
「くっ!」
・・・・・・・・・・・・・・・
「はぁ、はぁ!これなら死んだかしら?バカよね、避けもしないなんて。
男ってホント間抜けなやつしかいないわ」
え?
シックスは息を飲んだ。
「嘘?ありえない!こんな事」
そこには短剣が刺さったままのレオンが立っていた。
「はぁ、はぁ!終わりだ!アッパー!!!」
レオンは高速な移動でシックスの近くまで来て、思いっきり腹パンをした。
「がはぁ!!!あ、あ」
シックスは倒れる。
「はぁ、はぁ、うぐっ!短剣を抜いて!そしてヒール!」
レオンは回復魔法をかける。
レオンの前には倒れるシックス。
「クソ!俺は、2度もお前を救えなかった。
せめて、俺に見せてくれよあの頃の笑顔を」
レオンはシックスを抱きかかえる。
「ドリームイット」
レオンは優しくシックスの頭に手を乗せる。
?!
優しい記憶が流れる。
「シックス、俺はお前を見捨てない。
生き返らせる!この命をかけて!グランドヒール!!!」
レオンは自分に残る魔力を全て開放しシックスを生き返らせる。
がはぁ!
まだ・だ!俺は・ここ・で終われ・・ない!
「目を覚ませ!俺の愛する妹!」
すると急に地面から植物が生え
二人を包む。
「ああ、今度は救えた・・・。
よか・・た」
レオンはシックスを抱いたまま倒れる。
「うぅ!・・・?!お兄ちゃん!」
目を覚ますシックス。
聞こえない動いてない!心臓が。
「お兄ちゃんーー!!!」
シックスはレオンの上でワンワンと泣いた。
すると、一つの芽がレオンの体に出た。
「え?」
すると傷が消えていく。
なぜだろうか、私も眠くなって。
「おに・・・ちゃ・ん」
バタリ。
植物が二人を包み、天へ登る。
・・・・・・・・・・・・。
「ここは?」
目を覚ますレオン。
腹の上で眠るシックス。
「おい、シックス!」
レオンはシックスを起こす。
「むにゃむにゃ」
寝言を言っている。
救えたのか、良かった。
レオンは辺りを見渡す、そこは雲の上だった。
「何が起きたんだ?
訳が分からん」
するとレオンの前に一人の天使が来た。
「貴方達は今、生と死の狭間にいます。
貴方達は生きたいですか?」
天使が聞いてきた。
「当たり前だ!それにサクラ達を助けないと行けないし」
「妹さんも同じ気持ちですし、地上へと返しますか。
では、悔いのない生き方をしてください。
我々は天界の者、私の名はピルム。
もし、会うことがあれば」
そして俺の意識は途切れた。
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